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68話
しおりを挟む カトリーヌとクラレンスが結託して実行に移されたその作戦は、驚く程に順調に進んだ。その順調差に、さすがの二人も顔を見合わせてまじかと声を漏らすほどに。
「なにあれ、怖いぐらいメロメロじゃん。クラレンス惚れ薬とか渡した?」
「渡してない。王太子がチョロいんだろ。」
「……いや、伯爵令嬢の方もすごいよ。だからこそあてがったってのもあるけど、行く先々に偶然装って出没してるもん。しかも結構しっかりバレないように。」
自分たちの教室のある4階の窓から顔を出し、中庭の様子を上から眺める。人目もはばからずに中庭のベンチに座り、仲睦まじげに何かを話す姿は、一見すれば恋人と言いきってしまえるだろう。
「いいんじゃないか?もとより王太子はポンコツだ。それ故に優秀なヴァイゼがあてがわれたが、彼女の狡猾さはヴァイゼの代わりには程遠くともあれのフォローくらいはできるだろう。」
「うわー、聞かれたら速攻首飛ぶねそれ。あとその理論で行くとまるでオリビエがポンコツみたいに聞こえるね、殴っていい?」
「そんなに褒めるな、虫唾が走る。」
表情も変えずに淡々とした、けれど喜劇のような会話に、クラスメイトは笑えなかった。むしろ不良公子と腹黒の薔薇侯爵という誰が着けたかも分からないふざけたあだ名の二人がここ最近教室にいる事実に冷や汗を流し続けていた。
「これで本当にヴァイゼが手に入るのか?」
「入るよ。現に、今では王太子より傍にいるでしょ?もちろん僕もオリビエと一緒にいられてるし!」
嬉しそうに微笑むカトリーヌにクラレンスはそうか、とだけこぼした。二人は計画を始めてからサボりを辞めた。理由は簡単。計画によって傷心になり始めたであろう想い人に付け入るためだ。
「ヴァイゼ、ペアの授業だ、共に組まないか?」
「オリビエちゃん。僕と一緒に組もうよ。あの二人に負けない結果を出すと誓うよ?」
授業が始まれば必ず隣に座り、ペアともなればすぐさま声をかける。そうしてそばに居る時間を増やしていけば、寂しそうに己の婚約者を見る翡翠の目は段々とそこに別の感情を宿し始め、ライバルとして張り合い続けた相手がぽっと出の女に負ける姿に歯噛みしていた彼女だって、より高見に行った相手に追いつこうとまた進み出した。
「どうして、クラレンス様はあそこまでやさしくしてくださるのでしょう?」
「……貴方、前々から思っていたけれど、本当に鈍いですわよね。こう、もう少しあの丸出しな感情に気づいて差しあげて欲しいですわ。」
「なんのことですの?」
何度目かになるヴァイゼとオリビエのティータイム。それを眺めていたカトリーヌは全くだ、と思う。計画を始めて早半年、どうやらクラレンスの想いはヴァイゼにちっとも気づかれていなかった。
一方でカトリーヌの方は違うようで、今も自分たちのティータイムが覗かれているのを理解しているのか、チラチラと不満げにこちらを見るオリビエの表情には少しの期待と恥じらいが見えた。
「どーするの?君の想いは微塵も伝わってないようだよ。」
「……。」
「あ、こらちょっと待ちなよ!」
眉間に皺を寄せ、不機嫌なことを隠しもしないクラレンスはティータイム中の二人へと堂々と近づき、そしてヴァイゼの腕を掴んでその手の中にあったクッキーを一枚奪い去った。
「……甘い。」
「クラレンス様!?」
「ヴァイゼ。悪いが俺は意味もなく人に優しくする趣味はない。早めに気付かないと後で大変な目を見るのはお前だぞ。」
それだけ言って立ち去って言ったクラレンスに、後を追ってきたカトリーヌは頭を抱える。あそこまで露骨に言われてもなおキョトンとした表情をするヴァイゼに、これは前途多難だと苦笑いをする。
「ヴァイゼ!私はお前との婚約を破棄する!!」
それからまた半年後、計画実行から一年が経過したその時に、声高々に宣言されたそれを聞いて、やっとだと言わんばかりにヴァイゼを攫ったのも、それよりも前、知らぬ間にすり替えられていた婚約者の事実を知りオリビエが驚きの声をあげるのも、今や貴族史を学べば誰もが知っている公然の事実だ。
その裏に、王太子に強い恋慕を抱いていた伯爵令嬢を焚き付けた者の存在と、王太子がその伯爵令嬢に想いを向けるように婚約者との関わりを減らしていた者の存在がいた事は、さすがに誰も知らないが。
「ってことがあったわけなんだよー!君には特別に全部教えてあげるよ。」
「……仮にも上司みたいなやつらの腹の黒い略奪話とか、知りたくなかったっす。」
話を聞く前、意気揚々とお菓子を頬張っていたヴィノスの姿は、話し終わった際には既になかった。
ヴィノス好みの甘いお菓子も、ミルクと砂糖がたっぷり入った紅茶も遠ざけ、顔色を青くしてげっそりとした表情で話を聞くその姿は、普段のヴィノスを知るものが見れば、心配に値するほどのそれだろう。
「じゃあ、なんですか……あの気持ち悪い王太子の行動って……」
「すごいよね、僕も流石に知らなかったよ!まさか王妃の執着と国王のポンコツが混ざるとあんな気色悪い下位互換が生まれるなんてね!」
「この人バケモン生み出してることになんの後悔も反省もしてねぇ……もはや被害者のお嬢が可哀想。」
とうとう頭を抱えて見せたヴィノスはもう耐えられないと言わんばかりにカップの中の紅茶を一気飲みし、自分が抱え込んでいたお菓子を皿から掴み取って失礼しますと叫んで部屋から逃げ出した。
「あー……これからオリビエとアムネジアの可愛さを話そうと思ってたのに……」
「勘弁してやれ。あまり虐めすぎるとアリアが怒る。」
「それは困るね。」
乱雑に机の上にちらばったチョコレートを1つつまみ、美味しいと呟いたカトリーヌ侯爵は、話を続けようとカップの紅茶を1口のんだ。
「なにあれ、怖いぐらいメロメロじゃん。クラレンス惚れ薬とか渡した?」
「渡してない。王太子がチョロいんだろ。」
「……いや、伯爵令嬢の方もすごいよ。だからこそあてがったってのもあるけど、行く先々に偶然装って出没してるもん。しかも結構しっかりバレないように。」
自分たちの教室のある4階の窓から顔を出し、中庭の様子を上から眺める。人目もはばからずに中庭のベンチに座り、仲睦まじげに何かを話す姿は、一見すれば恋人と言いきってしまえるだろう。
「いいんじゃないか?もとより王太子はポンコツだ。それ故に優秀なヴァイゼがあてがわれたが、彼女の狡猾さはヴァイゼの代わりには程遠くともあれのフォローくらいはできるだろう。」
「うわー、聞かれたら速攻首飛ぶねそれ。あとその理論で行くとまるでオリビエがポンコツみたいに聞こえるね、殴っていい?」
「そんなに褒めるな、虫唾が走る。」
表情も変えずに淡々とした、けれど喜劇のような会話に、クラスメイトは笑えなかった。むしろ不良公子と腹黒の薔薇侯爵という誰が着けたかも分からないふざけたあだ名の二人がここ最近教室にいる事実に冷や汗を流し続けていた。
「これで本当にヴァイゼが手に入るのか?」
「入るよ。現に、今では王太子より傍にいるでしょ?もちろん僕もオリビエと一緒にいられてるし!」
嬉しそうに微笑むカトリーヌにクラレンスはそうか、とだけこぼした。二人は計画を始めてからサボりを辞めた。理由は簡単。計画によって傷心になり始めたであろう想い人に付け入るためだ。
「ヴァイゼ、ペアの授業だ、共に組まないか?」
「オリビエちゃん。僕と一緒に組もうよ。あの二人に負けない結果を出すと誓うよ?」
授業が始まれば必ず隣に座り、ペアともなればすぐさま声をかける。そうしてそばに居る時間を増やしていけば、寂しそうに己の婚約者を見る翡翠の目は段々とそこに別の感情を宿し始め、ライバルとして張り合い続けた相手がぽっと出の女に負ける姿に歯噛みしていた彼女だって、より高見に行った相手に追いつこうとまた進み出した。
「どうして、クラレンス様はあそこまでやさしくしてくださるのでしょう?」
「……貴方、前々から思っていたけれど、本当に鈍いですわよね。こう、もう少しあの丸出しな感情に気づいて差しあげて欲しいですわ。」
「なんのことですの?」
何度目かになるヴァイゼとオリビエのティータイム。それを眺めていたカトリーヌは全くだ、と思う。計画を始めて早半年、どうやらクラレンスの想いはヴァイゼにちっとも気づかれていなかった。
一方でカトリーヌの方は違うようで、今も自分たちのティータイムが覗かれているのを理解しているのか、チラチラと不満げにこちらを見るオリビエの表情には少しの期待と恥じらいが見えた。
「どーするの?君の想いは微塵も伝わってないようだよ。」
「……。」
「あ、こらちょっと待ちなよ!」
眉間に皺を寄せ、不機嫌なことを隠しもしないクラレンスはティータイム中の二人へと堂々と近づき、そしてヴァイゼの腕を掴んでその手の中にあったクッキーを一枚奪い去った。
「……甘い。」
「クラレンス様!?」
「ヴァイゼ。悪いが俺は意味もなく人に優しくする趣味はない。早めに気付かないと後で大変な目を見るのはお前だぞ。」
それだけ言って立ち去って言ったクラレンスに、後を追ってきたカトリーヌは頭を抱える。あそこまで露骨に言われてもなおキョトンとした表情をするヴァイゼに、これは前途多難だと苦笑いをする。
「ヴァイゼ!私はお前との婚約を破棄する!!」
それからまた半年後、計画実行から一年が経過したその時に、声高々に宣言されたそれを聞いて、やっとだと言わんばかりにヴァイゼを攫ったのも、それよりも前、知らぬ間にすり替えられていた婚約者の事実を知りオリビエが驚きの声をあげるのも、今や貴族史を学べば誰もが知っている公然の事実だ。
その裏に、王太子に強い恋慕を抱いていた伯爵令嬢を焚き付けた者の存在と、王太子がその伯爵令嬢に想いを向けるように婚約者との関わりを減らしていた者の存在がいた事は、さすがに誰も知らないが。
「ってことがあったわけなんだよー!君には特別に全部教えてあげるよ。」
「……仮にも上司みたいなやつらの腹の黒い略奪話とか、知りたくなかったっす。」
話を聞く前、意気揚々とお菓子を頬張っていたヴィノスの姿は、話し終わった際には既になかった。
ヴィノス好みの甘いお菓子も、ミルクと砂糖がたっぷり入った紅茶も遠ざけ、顔色を青くしてげっそりとした表情で話を聞くその姿は、普段のヴィノスを知るものが見れば、心配に値するほどのそれだろう。
「じゃあ、なんですか……あの気持ち悪い王太子の行動って……」
「すごいよね、僕も流石に知らなかったよ!まさか王妃の執着と国王のポンコツが混ざるとあんな気色悪い下位互換が生まれるなんてね!」
「この人バケモン生み出してることになんの後悔も反省もしてねぇ……もはや被害者のお嬢が可哀想。」
とうとう頭を抱えて見せたヴィノスはもう耐えられないと言わんばかりにカップの中の紅茶を一気飲みし、自分が抱え込んでいたお菓子を皿から掴み取って失礼しますと叫んで部屋から逃げ出した。
「あー……これからオリビエとアムネジアの可愛さを話そうと思ってたのに……」
「勘弁してやれ。あまり虐めすぎるとアリアが怒る。」
「それは困るね。」
乱雑に机の上にちらばったチョコレートを1つつまみ、美味しいと呟いたカトリーヌ侯爵は、話を続けようとカップの紅茶を1口のんだ。
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