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15話
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「お嬢~昼飯行くぞ~。」
授業が終わり、昼食を知らせるチャイムが鳴って、おとなしくアリアが待っていれば足で扉を開けたヴィノスが気だるげにアリアに声をかけた。本来ならば、アリアも主として、そういった下品な行動をとるヴィノスを𠮟るべきなのだが、いかんせんヴィノスはアリアに忠誠心など抱いていない。だからこそ、自由なヴィノスはアリアの言葉などどこ吹く風、都合の悪いことになれば聞くことすらしないのだ。
「今日はアムネジア様と昼食をとる予定だから、いつものようには食べられないわよ。」
「えぇ~俺お預け食らうのかよ。別によくね?一緒に食ってたって。」
「私が気にしなくてもアムネジア様は気になさるかもしれないわ。」
アリアの様子に、何を言っても無駄だと判断したのか、ヴィノスは盛大に舌打ちをした後、静かになる。けれど、まるで今何か思い出しました、という風を装って、そしていつものように、金色の瞳を三日月にゆがめてアリアに話しかけ始めた。
「そういえばお嬢。今日の朝は散々な目にあったらしいなぁ。」
「……あら、何のことかしら。」
「とぼけんなよぉ。俺の最底辺クラスにもその噂は届いてたぜ。かの有名なクラレンス家ご令嬢に、庶民の成り上がり新入生が、喧嘩を売ったそうじゃねぇか。」
ヴィノスの言葉に、思わずアリアの足が止まる。そして、冷たいまなざしのまま、アリアはヴィノスをにらみつけた。その氷のような様子とは裏腹に、アリアの脳内は大きく混乱していた。いったいどこからそんな望ましくもない噂が立ったのだろうか。そもそも、朝のあの出来事は、どれだけ悪意のある説明をしたとしても、令嬢達とリリーの喧嘩を仲裁したアリア、くらいで収まるはずだ。どこからどう見ても、あの時アリアはリリーを庇ったのだから。
「ヴィノス。いったいそのふざけた噂はどこから?随分と間違った情報が詰まっているみたいだけれど。」
「あ、何。やっぱちげぇの?」
「その顔、わかっていて言ったの?やっぱりあなたって随分といい性格をしているのね。」
「お嬢ほどじゃねぇよ。」
けらけら笑うヴィノスにあきれた視線をアリアが送る。おかしな話である。尾ひれがついた噂だとしても、いったいどうしてアリアがリリーに喧嘩を売られたという事態になるのか。噂の変遷を調べようにも、現場であったアリアのクラスと、ヴィノスのクラスは正反対の場所に位置していて、あまりに不明瞭すぎる。無言でアリアが冷や汗を流していると、朝にも見た黒髪がアリアを見つけた瞬間に走ってきた。
「あ、ああぁ、アリア様!これは一体どういうことですの!」
「…アムネジア様。それはこちらのセリフですわ。急に詰め寄ってこられては、私も少々驚きますわ。」
「今はそんな冗談を言っている場合では……ここでは人目が多すぎますわね。人の少ない席を取らせてあります。ひとまずそちらに移動して、食事もかねてお話を聞かせてくださいませ。」
ぱたぱたと、アリアに詰め寄りながら騒ぎ立てているアムネジアは、その自分の様子が人の目を集めることに気が付いた瞬間、子猫のように小さくなって自分が用意させた席にアリアとともに向かった。まるで当然のようにアリアの隣に立つヴィノスに、一度気まずそうな視線を送ったが、歓迎パーティの一件で、アリアがヴィノスにいったいどういう扱いをしているのかは多少理解しているのか、何も言わなかった。
「で、アムネジア様が聞きたいこととは?」
「はぐらかさないでくださいまし!今日の朝の件ですわ。私のクラスでも話題になっておりましてよ。」
「ですから、その内容が聞きたいのです。どうやら、ヴィノスから聞いたところによると、私の身に起きた件と随分と内容が違ったようでしたので。」
アリアがそういうと、アムネジアは一瞬ぽかんとしながらも、話を説明し始めた。内容は、どちらかというとアリア寄りで、朝に起きた事件のことは大きくは改変されていない。ただ、アリアはリリーと令嬢が王太子の取り合いをしていたところを仲裁した、といったような話の内容になっているらしい。アムネジアのお付が他クラスに流れている朝の件の話を調べても、令嬢とリリーのもめ事があった、という話はあれど、王太子がリリー側についたといった部分はなかったことにされ、なんなら喧嘩の原因は王太子の取り合いのように湾曲して伝えられていた。
「すぐ隣のクラスで流れた話でさえ、王太子はその場に居合わせただけで、女生徒とリリー様の喧嘩をアリア様が仲裁した。という状態。でもアリア様本人の話の内容は、その時点でずいぶん違いますわよね。」
「お言葉ながら、クラレンス様のクラスの生徒にも同様に質問しましたが、逆にそちらはもう終わったことだと言って、何も語ろうとはしませんでした。」
「それおかしくね?じゃあ一体、だれがその話を広めたんだよ。お嬢のクラスは最高位クラス。底辺の俺の方までその話が回ってくるなんて、普通じゃありえねぇぜ?」
国一番を誇るこの学園は、一学年だけでもその生徒数は膨大だ。貴族の子息子女はもちろん、成績が良ければ身分を問わずに生徒として迎え入れる制度もある。そのせいか、アリアのクラスは貴族や王族を中心に固まっているが、ヴィノスのクラスまで行けば、商人の子供だったり、特待を受けてはいなくても、成績で滑り込んできた平民など、その身分は様々だ。だからこそ、そこには各々の中に根付いた身分によって情報の行き来や人間関係は限られてくる。どのクラスからも情報を持ってこれるとするならばそれこそ、アムネジアのお付のような、貴族のお付としてついてきている使用人たちだけである。
「ま、仕方ねぇんじゃね。さすがに平民の女を婚約者がいる前で王太子が庇ってましたーなんて話、口が裂けても言えねぇよな。」
「で、でも、それじゃあまるで…」
アムネジアはそれを言おうとして、やめた。王太子を守るために、はたまたどこかの誰かがその場を引っ掻き回すために、脚色した話をわざと他クラスに流した。そして最終的にはアリアに喧嘩を売ったというリリーが生まれた。そこからその話を聞いた者たちが想像するのは、庶民の特待生と、婚約者である侯爵令嬢の、王太子の取り合いである。
前回と違う点といえば、さしずめ、アリア“が”リリーに喧嘩を売ったのではなく、リリー“が”アリアに喧嘩を売っている点だろう。どちらにしろ、今回にそんな事実はないわけで、そしてアリアは、自分の命のためにとった行動が、何の意味もなしていないことに気が付いて、その場で意識を失いたくなった。
授業が終わり、昼食を知らせるチャイムが鳴って、おとなしくアリアが待っていれば足で扉を開けたヴィノスが気だるげにアリアに声をかけた。本来ならば、アリアも主として、そういった下品な行動をとるヴィノスを𠮟るべきなのだが、いかんせんヴィノスはアリアに忠誠心など抱いていない。だからこそ、自由なヴィノスはアリアの言葉などどこ吹く風、都合の悪いことになれば聞くことすらしないのだ。
「今日はアムネジア様と昼食をとる予定だから、いつものようには食べられないわよ。」
「えぇ~俺お預け食らうのかよ。別によくね?一緒に食ってたって。」
「私が気にしなくてもアムネジア様は気になさるかもしれないわ。」
アリアの様子に、何を言っても無駄だと判断したのか、ヴィノスは盛大に舌打ちをした後、静かになる。けれど、まるで今何か思い出しました、という風を装って、そしていつものように、金色の瞳を三日月にゆがめてアリアに話しかけ始めた。
「そういえばお嬢。今日の朝は散々な目にあったらしいなぁ。」
「……あら、何のことかしら。」
「とぼけんなよぉ。俺の最底辺クラスにもその噂は届いてたぜ。かの有名なクラレンス家ご令嬢に、庶民の成り上がり新入生が、喧嘩を売ったそうじゃねぇか。」
ヴィノスの言葉に、思わずアリアの足が止まる。そして、冷たいまなざしのまま、アリアはヴィノスをにらみつけた。その氷のような様子とは裏腹に、アリアの脳内は大きく混乱していた。いったいどこからそんな望ましくもない噂が立ったのだろうか。そもそも、朝のあの出来事は、どれだけ悪意のある説明をしたとしても、令嬢達とリリーの喧嘩を仲裁したアリア、くらいで収まるはずだ。どこからどう見ても、あの時アリアはリリーを庇ったのだから。
「ヴィノス。いったいそのふざけた噂はどこから?随分と間違った情報が詰まっているみたいだけれど。」
「あ、何。やっぱちげぇの?」
「その顔、わかっていて言ったの?やっぱりあなたって随分といい性格をしているのね。」
「お嬢ほどじゃねぇよ。」
けらけら笑うヴィノスにあきれた視線をアリアが送る。おかしな話である。尾ひれがついた噂だとしても、いったいどうしてアリアがリリーに喧嘩を売られたという事態になるのか。噂の変遷を調べようにも、現場であったアリアのクラスと、ヴィノスのクラスは正反対の場所に位置していて、あまりに不明瞭すぎる。無言でアリアが冷や汗を流していると、朝にも見た黒髪がアリアを見つけた瞬間に走ってきた。
「あ、ああぁ、アリア様!これは一体どういうことですの!」
「…アムネジア様。それはこちらのセリフですわ。急に詰め寄ってこられては、私も少々驚きますわ。」
「今はそんな冗談を言っている場合では……ここでは人目が多すぎますわね。人の少ない席を取らせてあります。ひとまずそちらに移動して、食事もかねてお話を聞かせてくださいませ。」
ぱたぱたと、アリアに詰め寄りながら騒ぎ立てているアムネジアは、その自分の様子が人の目を集めることに気が付いた瞬間、子猫のように小さくなって自分が用意させた席にアリアとともに向かった。まるで当然のようにアリアの隣に立つヴィノスに、一度気まずそうな視線を送ったが、歓迎パーティの一件で、アリアがヴィノスにいったいどういう扱いをしているのかは多少理解しているのか、何も言わなかった。
「で、アムネジア様が聞きたいこととは?」
「はぐらかさないでくださいまし!今日の朝の件ですわ。私のクラスでも話題になっておりましてよ。」
「ですから、その内容が聞きたいのです。どうやら、ヴィノスから聞いたところによると、私の身に起きた件と随分と内容が違ったようでしたので。」
アリアがそういうと、アムネジアは一瞬ぽかんとしながらも、話を説明し始めた。内容は、どちらかというとアリア寄りで、朝に起きた事件のことは大きくは改変されていない。ただ、アリアはリリーと令嬢が王太子の取り合いをしていたところを仲裁した、といったような話の内容になっているらしい。アムネジアのお付が他クラスに流れている朝の件の話を調べても、令嬢とリリーのもめ事があった、という話はあれど、王太子がリリー側についたといった部分はなかったことにされ、なんなら喧嘩の原因は王太子の取り合いのように湾曲して伝えられていた。
「すぐ隣のクラスで流れた話でさえ、王太子はその場に居合わせただけで、女生徒とリリー様の喧嘩をアリア様が仲裁した。という状態。でもアリア様本人の話の内容は、その時点でずいぶん違いますわよね。」
「お言葉ながら、クラレンス様のクラスの生徒にも同様に質問しましたが、逆にそちらはもう終わったことだと言って、何も語ろうとはしませんでした。」
「それおかしくね?じゃあ一体、だれがその話を広めたんだよ。お嬢のクラスは最高位クラス。底辺の俺の方までその話が回ってくるなんて、普通じゃありえねぇぜ?」
国一番を誇るこの学園は、一学年だけでもその生徒数は膨大だ。貴族の子息子女はもちろん、成績が良ければ身分を問わずに生徒として迎え入れる制度もある。そのせいか、アリアのクラスは貴族や王族を中心に固まっているが、ヴィノスのクラスまで行けば、商人の子供だったり、特待を受けてはいなくても、成績で滑り込んできた平民など、その身分は様々だ。だからこそ、そこには各々の中に根付いた身分によって情報の行き来や人間関係は限られてくる。どのクラスからも情報を持ってこれるとするならばそれこそ、アムネジアのお付のような、貴族のお付としてついてきている使用人たちだけである。
「ま、仕方ねぇんじゃね。さすがに平民の女を婚約者がいる前で王太子が庇ってましたーなんて話、口が裂けても言えねぇよな。」
「で、でも、それじゃあまるで…」
アムネジアはそれを言おうとして、やめた。王太子を守るために、はたまたどこかの誰かがその場を引っ掻き回すために、脚色した話をわざと他クラスに流した。そして最終的にはアリアに喧嘩を売ったというリリーが生まれた。そこからその話を聞いた者たちが想像するのは、庶民の特待生と、婚約者である侯爵令嬢の、王太子の取り合いである。
前回と違う点といえば、さしずめ、アリア“が”リリーに喧嘩を売ったのではなく、リリー“が”アリアに喧嘩を売っている点だろう。どちらにしろ、今回にそんな事実はないわけで、そしてアリアは、自分の命のためにとった行動が、何の意味もなしていないことに気が付いて、その場で意識を失いたくなった。
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