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6話
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週末になり、ミーシャの商会に向かう。本部はクラレンス領にあるが、もちろん王都にも支部を立てていて、今日はそこにやってきた。
「お嬢様は今回のドレス、どう言ったものがよろしいとかございますか?」
「そうね、私的には今回は落ち着いた雰囲気のものがいいわ。」
「そうですね、お嬢様はとても美しい瞳を持っていらっしゃいますし、それに合わせて布地をグリーンにしてみるなどはどうでしょう。」
そう言ってミーシャの商会のデザイナーが持ってきたのはモスグリーンの美しい布地。落ち着いた色合いだけれど、その布は見るだけで質の良さを感じ取れる。
「そうね……あとは、銀色をどこかに加えたいのだけれど、できるかしら?」
「でしたら、刺繍を施すのはどうでしょう。こういった柄にすれば、とても美しいかと。」
デザイナーは手元のクロッキー帳に簡単にデザインの草案を幾つか出す。どれも派手すぎず、だけどドレスを映えさせる美しい意匠だった。
「素敵ね。これがいいわ。」
「でしたらそのように致しましょう。」
アリアが決めたのは、スカートの裾から蔓が伸びているようなデザインのもの。モスグリーンの生地も相まってきっと美しく映えるだろう。
前回では絶対に選ばなかった色合いにデザイン。それでもたしか、今の女王様はそういった落ち着いたデザインを好んでいた気がする。
「お嬢いいの?いっつも赤とかじゃなかったっけ?」
「えぇいいの。赤は好きだけれど、気分じゃないわ。」
「ふ~ん。」
アリアの話を聞いているのかいないのか。気のない返事を返してすぐにキョロキョロと応接室を眺める。
「これは楽しくなってきましたわ!!ルトリック商会のデザイナーとして、お嬢様の満足のいくドレスを作って見せますわ!!」
後ろに炎を燃やす勢いでやる気を滾らせるデザイナー。アリアはその様子を見て、仕事に対してやる気と熱意を持っているのは、同じなのだなとミーシャと見比べる。すると、その雰囲気が伝わったのか、ミーシャは気恥ずかしそうにうつむいた。
「ミーシャ様!少しご相談が!」
「え、で、でも…」
「行ってらっしゃい。デザイナーが言っているのだから、私は構わないわ。」
「…申し訳ございません。失礼いたします。……行くわよ。」
ミーシャはデザイナーを連れて奥の部屋に連れて行く。ヴィノス以外に敬語を使わないミーシャも新鮮で、物珍しげに眺めてしまう。ミーシャ達が戻ってくる間、商会の人間が、お茶と菓子を持ってくる。
「あら、これは見たことのないものばかりね。」
「はい、こちらは東の国のお茶と菓子でして、まだこの国では流通していないんです。」
「へぇそうなの。」
少し変わった形のティーカップの中には緑色の飲み物が入っており、隣にはやわらかそうな花の形をしたものが乗っている。
「これ、本当に飲み物なのか…?やべぇ色してるけど。」
「あら、意外においしいわよ。」
「はぁ!?お嬢毒見もせず飲んだのか!?」
アリアは元来、自分の大事にしていないことに関しては極端なほどに頓着がない。今回はアリアにとって、ミーシャの家が毒物など出すわけがないという確信から、お茶の色など気にせずに飲んだに過ぎなかったのだ。そしてすぐに、もったいないけれど木でできたケーキフォークのようなものを使って花を半分に割る。すると、中からは黒いものが出てきた。
口に含めば優しい甘みが口いっぱいに広がる。
「とてもおいしいわ。これ、もう販売はしているの?しているのなら、うちでも買いたいわ。」
「ありがとうございます。手続きができ次第、商会のモノが商品をお持ちいたします。」
「…お嬢って怖いもの知らずだよなぁ……うま。」
少し警戒するようにつついてヴィノスも、アリアがおいしそうに食べれば一口口に含み、そしてすぐにパクパクと食べだす。ここにミーシャがいたのならば、逆であると叫んでいたところだろう。
「そういえば、早めに貴方のパーティの為の服も早めに仕立てなきゃいけないわね。」
「え、あれ俺も着るのか?」
「当たり前でしょう?使用人の服ではいかせられないわ。」
ヴィノスは思い切り顔をしかめる。金色の瞳が不満を訴えるようにアリアを睨みつける。ヴィノスは使用人の服すら窮屈と言って緩めていて、毎回パーティ用の礼服も、窮屈そうだとぼやいていた。
「お嬢~俺サボっていい?」
「チップが減ってもいいのなら。」
「冗談だぜお嬢~俺、レイフクとか持ってねぇけど、がんばってパーティに参加するよ。」
見事なほどの手のひら返し。アリアはこれにももう慣れ始めていた。ヴィノスはアリアが思っていた以上に現金な性格だった。チップを盾に脅しをかけると、すぐさま手のひらを反してアリアが進んでほしい方向に意見を変えてくれる。
「お嬢様。もしよろしければ、デザイナーの方にヴィノス様の礼服も作るよう伝えておきましょうか。」
「あら、それはうれしいわ。頼んでもいいかしら?」
「もちろんでございます。」
ミーシャの商会、基ルトリック商会の者は全員商魂たくましかった。アリアが来てから隙があればアリアに店の商品を売り込んでくる。そのどれもが、文句なしにいい商品で、アリアは気に入ったものをどんどん購入してしまった。
「これ、お父様に怒られるかしら…」
「別にいいんじゃねぇの?お嬢以外のお貴族様なんてもっと散財してんだろ。むしろ、もっと使ってもいいんじゃね。俺にとか。」
アリアは静かにお茶を飲む。ヴィノスはなんだか前回と比べて、よくアリアに冗談を言ってくるようになった。確かに前回も冗談や、ふざけたことを言ってくることはあったが、アリアが反応するようになったからなのか、前回の時よりもよく隣にいて、話しかけてくる。
「貴方、性格変わったんじゃない?」
「お嬢程じゃねぇよ。」
ヴィノスはいまだアリアの秘密を解こうとしてくる。確かに話しかけてくることが増えたけれど、おそらくそれはアリアの秘密を暴くためにあらを探しているのだろうし、アリアの傍に居る機会が増えたのも同じだろう。
黒い髪を揺らして、金色の目を三日月に歪ませる。それは前回の死に際に見たものと同じはずなのに随分と違ったように見える。
遠方の国の童話に出てくる女王の愛猫のようにも見えるその笑い方に、最近アリアは戸惑っていた。
ヴィノスは自分を殺す危険人物のはずである。だからこうして、ヴィノスに殺されないように、ヴィノスに不満を与えないよう動いている。しかし、最近では、ヴィノスを本当に従者として信じ始めてしまっているような気がして。
自分のその変化が、アリアは少し恐ろしかった。
「お嬢様は今回のドレス、どう言ったものがよろしいとかございますか?」
「そうね、私的には今回は落ち着いた雰囲気のものがいいわ。」
「そうですね、お嬢様はとても美しい瞳を持っていらっしゃいますし、それに合わせて布地をグリーンにしてみるなどはどうでしょう。」
そう言ってミーシャの商会のデザイナーが持ってきたのはモスグリーンの美しい布地。落ち着いた色合いだけれど、その布は見るだけで質の良さを感じ取れる。
「そうね……あとは、銀色をどこかに加えたいのだけれど、できるかしら?」
「でしたら、刺繍を施すのはどうでしょう。こういった柄にすれば、とても美しいかと。」
デザイナーは手元のクロッキー帳に簡単にデザインの草案を幾つか出す。どれも派手すぎず、だけどドレスを映えさせる美しい意匠だった。
「素敵ね。これがいいわ。」
「でしたらそのように致しましょう。」
アリアが決めたのは、スカートの裾から蔓が伸びているようなデザインのもの。モスグリーンの生地も相まってきっと美しく映えるだろう。
前回では絶対に選ばなかった色合いにデザイン。それでもたしか、今の女王様はそういった落ち着いたデザインを好んでいた気がする。
「お嬢いいの?いっつも赤とかじゃなかったっけ?」
「えぇいいの。赤は好きだけれど、気分じゃないわ。」
「ふ~ん。」
アリアの話を聞いているのかいないのか。気のない返事を返してすぐにキョロキョロと応接室を眺める。
「これは楽しくなってきましたわ!!ルトリック商会のデザイナーとして、お嬢様の満足のいくドレスを作って見せますわ!!」
後ろに炎を燃やす勢いでやる気を滾らせるデザイナー。アリアはその様子を見て、仕事に対してやる気と熱意を持っているのは、同じなのだなとミーシャと見比べる。すると、その雰囲気が伝わったのか、ミーシャは気恥ずかしそうにうつむいた。
「ミーシャ様!少しご相談が!」
「え、で、でも…」
「行ってらっしゃい。デザイナーが言っているのだから、私は構わないわ。」
「…申し訳ございません。失礼いたします。……行くわよ。」
ミーシャはデザイナーを連れて奥の部屋に連れて行く。ヴィノス以外に敬語を使わないミーシャも新鮮で、物珍しげに眺めてしまう。ミーシャ達が戻ってくる間、商会の人間が、お茶と菓子を持ってくる。
「あら、これは見たことのないものばかりね。」
「はい、こちらは東の国のお茶と菓子でして、まだこの国では流通していないんです。」
「へぇそうなの。」
少し変わった形のティーカップの中には緑色の飲み物が入っており、隣にはやわらかそうな花の形をしたものが乗っている。
「これ、本当に飲み物なのか…?やべぇ色してるけど。」
「あら、意外においしいわよ。」
「はぁ!?お嬢毒見もせず飲んだのか!?」
アリアは元来、自分の大事にしていないことに関しては極端なほどに頓着がない。今回はアリアにとって、ミーシャの家が毒物など出すわけがないという確信から、お茶の色など気にせずに飲んだに過ぎなかったのだ。そしてすぐに、もったいないけれど木でできたケーキフォークのようなものを使って花を半分に割る。すると、中からは黒いものが出てきた。
口に含めば優しい甘みが口いっぱいに広がる。
「とてもおいしいわ。これ、もう販売はしているの?しているのなら、うちでも買いたいわ。」
「ありがとうございます。手続きができ次第、商会のモノが商品をお持ちいたします。」
「…お嬢って怖いもの知らずだよなぁ……うま。」
少し警戒するようにつついてヴィノスも、アリアがおいしそうに食べれば一口口に含み、そしてすぐにパクパクと食べだす。ここにミーシャがいたのならば、逆であると叫んでいたところだろう。
「そういえば、早めに貴方のパーティの為の服も早めに仕立てなきゃいけないわね。」
「え、あれ俺も着るのか?」
「当たり前でしょう?使用人の服ではいかせられないわ。」
ヴィノスは思い切り顔をしかめる。金色の瞳が不満を訴えるようにアリアを睨みつける。ヴィノスは使用人の服すら窮屈と言って緩めていて、毎回パーティ用の礼服も、窮屈そうだとぼやいていた。
「お嬢~俺サボっていい?」
「チップが減ってもいいのなら。」
「冗談だぜお嬢~俺、レイフクとか持ってねぇけど、がんばってパーティに参加するよ。」
見事なほどの手のひら返し。アリアはこれにももう慣れ始めていた。ヴィノスはアリアが思っていた以上に現金な性格だった。チップを盾に脅しをかけると、すぐさま手のひらを反してアリアが進んでほしい方向に意見を変えてくれる。
「お嬢様。もしよろしければ、デザイナーの方にヴィノス様の礼服も作るよう伝えておきましょうか。」
「あら、それはうれしいわ。頼んでもいいかしら?」
「もちろんでございます。」
ミーシャの商会、基ルトリック商会の者は全員商魂たくましかった。アリアが来てから隙があればアリアに店の商品を売り込んでくる。そのどれもが、文句なしにいい商品で、アリアは気に入ったものをどんどん購入してしまった。
「これ、お父様に怒られるかしら…」
「別にいいんじゃねぇの?お嬢以外のお貴族様なんてもっと散財してんだろ。むしろ、もっと使ってもいいんじゃね。俺にとか。」
アリアは静かにお茶を飲む。ヴィノスはなんだか前回と比べて、よくアリアに冗談を言ってくるようになった。確かに前回も冗談や、ふざけたことを言ってくることはあったが、アリアが反応するようになったからなのか、前回の時よりもよく隣にいて、話しかけてくる。
「貴方、性格変わったんじゃない?」
「お嬢程じゃねぇよ。」
ヴィノスはいまだアリアの秘密を解こうとしてくる。確かに話しかけてくることが増えたけれど、おそらくそれはアリアの秘密を暴くためにあらを探しているのだろうし、アリアの傍に居る機会が増えたのも同じだろう。
黒い髪を揺らして、金色の目を三日月に歪ませる。それは前回の死に際に見たものと同じはずなのに随分と違ったように見える。
遠方の国の童話に出てくる女王の愛猫のようにも見えるその笑い方に、最近アリアは戸惑っていた。
ヴィノスは自分を殺す危険人物のはずである。だからこうして、ヴィノスに殺されないように、ヴィノスに不満を与えないよう動いている。しかし、最近では、ヴィノスを本当に従者として信じ始めてしまっているような気がして。
自分のその変化が、アリアは少し恐ろしかった。
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