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第16話 帰宅
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馬車に乗った後
オレはメリッサにはゴロウの事はリザードの亜種と説明し
契約時に魔力切れとなり休んでいた為遅くなってしまったと伝えた。
メリッサはゴロウを見て不思議そうな顔をしていたが
無事に契約できたこととケガをせず無事に帰ってきたことを
とても喜んでくれていた。
そして屋敷に戻ると兄のフレットとジョージが待っていて
ゴロウを見るなり「ドラゴン!?」と驚いていたが
バルシュがリザードの亜種だと説明すると
安心したのか2人はゴロウを撫でていた。
その後、バルシュと2人で風呂へと入った。
さすがに森の中で半日ほどいたせいで汚れた体を
しっかりと洗う。
気付かないうちに枝などで擦りむいたのだろう
手足や顔に細かい傷が少し沁みた
その後、バルシュが先に浸かっている湯舟と入った。
「いててて」
と言いながら湯船に入るオレを見て
「傷が出来ているな・・・だが、これくらいのケガで済んでよかった。
夜の森は本当に危険なのだ、それなのに魔物と出くわさずに帰ってこれたのは奇跡に近い。」
その後少しの沈黙の後
「帰りの馬車の中でずっと考えていたのだが、これはゴロウの存在のおかげだったのではないだろうか。
魔物は自分より圧倒的に強いものには近づかない、ゴロウは生まれたばかりの状態で
既に森の魔物が怯えるほどの存在だとすれば今日のことが説明がつく・・・」
最初はオレに話しかけていたのだが、
徐々に自分の中で整理をするように独り言となっていた。
その後もぶつぶつと言っているバルシュが
少し悩んだ末にオレの顔を見て
「少しの間2人でゴロウの事を調べてみないか?」
「いいのですか?父様もご多忙だと思うので1人で調べようと思っていたのですが・・・」
「ゴロウの事はこの国の、いやこの世界の最重要事項となるやもしれない。
とはいえ、何もわからない状態で世に広まれば混乱を招く事は間違いない
だからゴロウは危険でないことをまずは2人で調べてみよう。」
「はい、父様!是非お願いします」
オレは単純にバルシュがオレとゴロウの事をここまで考えてくれていることがうれしかった。
「とはいえ、今日は疲れただろう夕食をとったら今日はゆっくり休みなさい。」
「はい、父様」
ほろから上がり部屋に戻るとゴロウが部屋を浮遊していた。
オレは驚きながらも、想定内だったので軽く聞いてみる
「ゴロウ飛べるの?」
「うん、とべた。」
そういうとオレの肩の上に乗ってきた。
ゴロウは何か気が付いたようで聞いてきた。
「あれ? ケガしてるの?」
「まぁ でも 擦り傷だよ」
「ちょっと動かないでね」
とゴロウはそう言うと オレは鮮やかな緑の光に包まれた。
暖かいその光は全身からキズのある箇所に集まっている。
たちまち擦り傷は無くなり赤みも引いている。
その間ものの5秒ほどの出来事だった。
「ゴロウ怪我を直せるの?」
「うん!そうみたい。うまくいって良かった」
これは想定外だった。
オレはメリッサにはゴロウの事はリザードの亜種と説明し
契約時に魔力切れとなり休んでいた為遅くなってしまったと伝えた。
メリッサはゴロウを見て不思議そうな顔をしていたが
無事に契約できたこととケガをせず無事に帰ってきたことを
とても喜んでくれていた。
そして屋敷に戻ると兄のフレットとジョージが待っていて
ゴロウを見るなり「ドラゴン!?」と驚いていたが
バルシュがリザードの亜種だと説明すると
安心したのか2人はゴロウを撫でていた。
その後、バルシュと2人で風呂へと入った。
さすがに森の中で半日ほどいたせいで汚れた体を
しっかりと洗う。
気付かないうちに枝などで擦りむいたのだろう
手足や顔に細かい傷が少し沁みた
その後、バルシュが先に浸かっている湯舟と入った。
「いててて」
と言いながら湯船に入るオレを見て
「傷が出来ているな・・・だが、これくらいのケガで済んでよかった。
夜の森は本当に危険なのだ、それなのに魔物と出くわさずに帰ってこれたのは奇跡に近い。」
その後少しの沈黙の後
「帰りの馬車の中でずっと考えていたのだが、これはゴロウの存在のおかげだったのではないだろうか。
魔物は自分より圧倒的に強いものには近づかない、ゴロウは生まれたばかりの状態で
既に森の魔物が怯えるほどの存在だとすれば今日のことが説明がつく・・・」
最初はオレに話しかけていたのだが、
徐々に自分の中で整理をするように独り言となっていた。
その後もぶつぶつと言っているバルシュが
少し悩んだ末にオレの顔を見て
「少しの間2人でゴロウの事を調べてみないか?」
「いいのですか?父様もご多忙だと思うので1人で調べようと思っていたのですが・・・」
「ゴロウの事はこの国の、いやこの世界の最重要事項となるやもしれない。
とはいえ、何もわからない状態で世に広まれば混乱を招く事は間違いない
だからゴロウは危険でないことをまずは2人で調べてみよう。」
「はい、父様!是非お願いします」
オレは単純にバルシュがオレとゴロウの事をここまで考えてくれていることがうれしかった。
「とはいえ、今日は疲れただろう夕食をとったら今日はゆっくり休みなさい。」
「はい、父様」
ほろから上がり部屋に戻るとゴロウが部屋を浮遊していた。
オレは驚きながらも、想定内だったので軽く聞いてみる
「ゴロウ飛べるの?」
「うん、とべた。」
そういうとオレの肩の上に乗ってきた。
ゴロウは何か気が付いたようで聞いてきた。
「あれ? ケガしてるの?」
「まぁ でも 擦り傷だよ」
「ちょっと動かないでね」
とゴロウはそう言うと オレは鮮やかな緑の光に包まれた。
暖かいその光は全身からキズのある箇所に集まっている。
たちまち擦り傷は無くなり赤みも引いている。
その間ものの5秒ほどの出来事だった。
「ゴロウ怪我を直せるの?」
「うん!そうみたい。うまくいって良かった」
これは想定外だった。
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