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あたしの彼は、
、
しおりを挟む…いや、うん。
なんとなくそんな気はしてたけどね。
付き合ってすぐに、よーしヤッちゃうか!みたいになるタイプじゃ絶対ないし、榛名くん。
よくよく考えたらそんな風に豹変されたらビックリどころじゃないし。
むしろ人間不信になっちゃうレベルで怖いし。
そんな事を考えていると、さらりと髪を掬うように撫でられた。
知らないうちに落ちていた視線を上げると、少し眉を下げて申し訳なさそうな表情を浮かべる榛名くんと目が合う。
「テストでバタバタしたせいで、すっかり忘れてて……ごめん」
小さな声でポツリポツリと言葉を紡ぐ榛名くんは、まるで捨てられた子犬みたいな愛くるしい瞳であたしを上目がちに捉える。
…クッッッソ可愛いな、おい。
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