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レッテルの下には、
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しおりを挟む「…っちょ、」
「ユカが言ってたよ。“どうもって頭下げただけで目すら合わせてこないし、感じ悪すぎ”だって」
慌てたような声を遮って、畳みかけるように言葉を続けた。
「“にこりとも笑わないし愛想もないし、まるでアンドロイドみたい”」
「……、」
ユカが言っていた言葉をそのまんま口にすれば、あたしに組み敷かれた“子犬”はグッと眉間に皺を寄せて、不機嫌そうな表情を浮かべながらその薄い唇をゆっくりと動かした。
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