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第二十話 対決
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「えりちゃんおはよう」
「おはようございます」
「朝ごはん食べたら行こうかあ」
佐山は、えりを学校まで送った。
「今日は大変な1日になるけどお願いね」
「こんなことになって、えりちゃんの身になれば人を信じれなくなっているかもしれないけど、私達を信じてね」
「大丈夫です。頑張ります」
えりは、学校に入ると時間を止め、山口先生のロッカーに手紙を入れ、時間を戻すと、教室に向かった。
授業は、淡々と終わった。
えりは、決意をし、屋上に向かった。
しばらく屋上で待っていると、屋上の扉が開いた。
「山本さん。こんにちは」
「私に何かお話があるのかしら?」
「山口先生。私思い出したんです」
「え!何を?私は何も関係ないわよ」
「しらじらしいこといわないでください」
「なんだっていうの?」
「先生。私が事故にあった時に、公園にいましたよね」
「そう?いなかったわよ」
「私の父と共にね」
「ベンチでキスして、色々してましたよね」
「それから私のお母さんがお父さんを奪ったとか」
「そして私を突き落としましたよね」
「そんなことないわよ」
「まだとぼけるのね」
「慶子ちゃんが亡くなる前、慶子ちゃんからも話を聞きました」
「慶子ちゃん?何も関係してないけど」
「じゃあ昨日私のお父さんと一緒でしたよね」
「見たんですよ」
「知らないわね」
「ここまでしらばっくれるんですね」
「いいです。警察に話します」
えりが、扉に向かおうとした瞬間、山口は、えりに襲いかかり、えりの手を持ち、振り回しながら、建物の端に引きずり込んだ。
「あなた達親子は、どこまでも私と浩二の仲を引き裂こうなんて。させないわよ」
「あなたも今度こそ、慶子を追っていきなさい」
山口は、えりを大きく建物の端から外へ投げ飛ばした。
えりの体が、建物から落下する。
「山口先生。これまでね。話は聞かせていただきました」
佐山が建物の影から現れ、素早く山口を取り押さえた。
「もう遅いわよ。あなたは私を逮捕する代わりに山本さんを犠牲にしたのよ。警察がそんなことしてもいいの?」
「マスコミに叩かれるでしょうね」
「そうかしら」
「もう来るかしら」
屋上の扉が開き、山川とえりが現れた。
「なぜ?」
「あなたが知る必要はないわ」
「罪を償いなさい。まずは、山本さんの殺人未遂で逮捕します」
山口は、佐山に連れられ、駆けつけたパトカーに乗せられた。
なぜ?えりは助かったか?
それは、山川刑事の能力を思い出せば!!
その日、えりの父も重要参考にとして連行された。
えりは、本人の意思も尊重され、保護施設に収容されることになった。
数日後
「えりちゃん!」
「佐山さん!お久しぶりです」
「元気かな?」
「はい。色々とありがとうございました」
「よかったわ」
「今日はどうされたんですか?」
「今日はね・・・」
「えりちゃんにある提案をしにきたの」
「えりちゃん。突然だけど!えりちゃんに私達のチームに入ってほしいの」
「まだ年齢がという話もあると思うのね」
「そこで、その年齢に達するまでは、海外の高校、大学に行ってもらおうと思っているの」
「いい話ですが、英語もそこまではですし、ましてそんなお金はないですよ」
「大丈夫よ。英語は、これから半年間学んでもらうし、お金は、全額私の父が持ちます」
「そんなあ」
「えりちゃんは、それだけ投資する価値のある人だと父も判断してのことよ」
「と言っても見返りを課すつもりもないわ」
「さっきいった我々のチームへの勧誘もできればの話でもあるし」
「人のためになる仕事として魅力的ですし、何より、佐山刑事のチームでこれからもやりたいと思ってましたので是非と思っています」
「じゃあ決まりね」
「え!」
「えりちゃんも望んでるのであれば何も問題ないわ」
「あはは」
「じゃあお世話になります」
「まずは、英語ですね」
「じゃあ私の実家にいこう。お父さんを紹介するわ」
「はい!」
「えりちゃんよろしくね」
「はい!よろしくお願いします」
えりも加わり、新生特殊刑事課の活躍が、7年後から始まるのだった。
ちなみに、なぜ田中先生が山口先生の命令を聞いていたか?
田中先生は、ホストにハマり、山口先生から多額の借金をしていたからだった。
今後の予定
ショート:アメリカで活躍するえり
続編:えりが帰国した7年後からからの特殊刑事課シリーズ
乞うご期待
「おはようございます」
「朝ごはん食べたら行こうかあ」
佐山は、えりを学校まで送った。
「今日は大変な1日になるけどお願いね」
「こんなことになって、えりちゃんの身になれば人を信じれなくなっているかもしれないけど、私達を信じてね」
「大丈夫です。頑張ります」
えりは、学校に入ると時間を止め、山口先生のロッカーに手紙を入れ、時間を戻すと、教室に向かった。
授業は、淡々と終わった。
えりは、決意をし、屋上に向かった。
しばらく屋上で待っていると、屋上の扉が開いた。
「山本さん。こんにちは」
「私に何かお話があるのかしら?」
「山口先生。私思い出したんです」
「え!何を?私は何も関係ないわよ」
「しらじらしいこといわないでください」
「なんだっていうの?」
「先生。私が事故にあった時に、公園にいましたよね」
「そう?いなかったわよ」
「私の父と共にね」
「ベンチでキスして、色々してましたよね」
「それから私のお母さんがお父さんを奪ったとか」
「そして私を突き落としましたよね」
「そんなことないわよ」
「まだとぼけるのね」
「慶子ちゃんが亡くなる前、慶子ちゃんからも話を聞きました」
「慶子ちゃん?何も関係してないけど」
「じゃあ昨日私のお父さんと一緒でしたよね」
「見たんですよ」
「知らないわね」
「ここまでしらばっくれるんですね」
「いいです。警察に話します」
えりが、扉に向かおうとした瞬間、山口は、えりに襲いかかり、えりの手を持ち、振り回しながら、建物の端に引きずり込んだ。
「あなた達親子は、どこまでも私と浩二の仲を引き裂こうなんて。させないわよ」
「あなたも今度こそ、慶子を追っていきなさい」
山口は、えりを大きく建物の端から外へ投げ飛ばした。
えりの体が、建物から落下する。
「山口先生。これまでね。話は聞かせていただきました」
佐山が建物の影から現れ、素早く山口を取り押さえた。
「もう遅いわよ。あなたは私を逮捕する代わりに山本さんを犠牲にしたのよ。警察がそんなことしてもいいの?」
「マスコミに叩かれるでしょうね」
「そうかしら」
「もう来るかしら」
屋上の扉が開き、山川とえりが現れた。
「なぜ?」
「あなたが知る必要はないわ」
「罪を償いなさい。まずは、山本さんの殺人未遂で逮捕します」
山口は、佐山に連れられ、駆けつけたパトカーに乗せられた。
なぜ?えりは助かったか?
それは、山川刑事の能力を思い出せば!!
その日、えりの父も重要参考にとして連行された。
えりは、本人の意思も尊重され、保護施設に収容されることになった。
数日後
「えりちゃん!」
「佐山さん!お久しぶりです」
「元気かな?」
「はい。色々とありがとうございました」
「よかったわ」
「今日はどうされたんですか?」
「今日はね・・・」
「えりちゃんにある提案をしにきたの」
「えりちゃん。突然だけど!えりちゃんに私達のチームに入ってほしいの」
「まだ年齢がという話もあると思うのね」
「そこで、その年齢に達するまでは、海外の高校、大学に行ってもらおうと思っているの」
「いい話ですが、英語もそこまではですし、ましてそんなお金はないですよ」
「大丈夫よ。英語は、これから半年間学んでもらうし、お金は、全額私の父が持ちます」
「そんなあ」
「えりちゃんは、それだけ投資する価値のある人だと父も判断してのことよ」
「と言っても見返りを課すつもりもないわ」
「さっきいった我々のチームへの勧誘もできればの話でもあるし」
「人のためになる仕事として魅力的ですし、何より、佐山刑事のチームでこれからもやりたいと思ってましたので是非と思っています」
「じゃあ決まりね」
「え!」
「えりちゃんも望んでるのであれば何も問題ないわ」
「あはは」
「じゃあお世話になります」
「まずは、英語ですね」
「じゃあ私の実家にいこう。お父さんを紹介するわ」
「はい!」
「えりちゃんよろしくね」
「はい!よろしくお願いします」
えりも加わり、新生特殊刑事課の活躍が、7年後から始まるのだった。
ちなみに、なぜ田中先生が山口先生の命令を聞いていたか?
田中先生は、ホストにハマり、山口先生から多額の借金をしていたからだった。
今後の予定
ショート:アメリカで活躍するえり
続編:えりが帰国した7年後からからの特殊刑事課シリーズ
乞うご期待
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