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第十三話 分析
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えり達は、車に乗り込んだ。
「じゃあいこう」
「警察署ですか?」
「えりちゃんをそんなところに連れて行けないわよ。えりちゃんも嫌でしょう」
「うん」
「先輩のご実家は、かなりの実業家なのよ。だから先輩の秘密基地にいくんですよね」
「山川ちゃん余計なこといわないの」
佐山は、しばらく車を走らせ、とあるホテルの車寄せに車を停めた。
「佐山刑事ここって。一流ホテルじゃないですか」
「まあ気にしないで」
佐山は、ホテルに入った。
ホテルのコンシェルジュが佐山に近寄ってきた。
「佐山様。お帰りなさいませ。お荷物をお持ちします」
「気にしないで。今日は徹夜になりそうだから、食事を部屋までお願いします」
「何になさいますか?」
「えりちゃん何食べたい?肉?魚?遠慮しないでね」
「じゃあお肉がいいかなあ」
「和食、洋食、中華とか希望ある?」
「それはなんでもいいです」
「じゃあ。中華でお願い」
「かしこまりました」
「あ!今日はお酒はなしね」
「かしこまりました」
「じゃあえりちゃんいこう!」
「えりちゃんここの食事おいしいのよ」
「そうなんですね。楽しみです」
「えりちゃん。こっちね」
3人はエレベーターに乗り込んだ。
「チン」
エレベーターが到着した。
「え!最上階なんですか」
「えりちゃん。先輩のとこすごいでしょ」
「はい。びっくりです」
「おかえり」
「兄さん来てくれてたのね。ありがとう。こちらがえりさん!私の兄の直です」
「絆!準備はしておいたよ」
「ありがとう」
「えりさんこっちの部屋にきて」
佐山刑事に先導されながら部屋に入った。
「え!すごい!」
「ここは、最新の情報処理システムが構築されてるの」
「捜査支援AIシステムもあるのよ。びっくりでしょ。我々の特殊捜査課もえりのお父様が創設に寄与されたのよ」
「すごい方なんですね」
「絆!情報データをもらえるかな」
「えりちゃんデータ、PC、スマホ、手帳もらえるかな」
えりは、佐山に全てを渡した。
「兄さんこれ」
「わかった」
「一応、3人のフリーメールのIDとパスワードもメモってきました」
「えりちゃんすごいね。さすが」
「えりちゃん!お兄さんかっこいいでしょ。30にして、MITのAIシステム、ハーバードの犯罪心理学、プロファイリングを主席卒業
してるのよ。私狙ってるからえりちゃんダメよ」
「山川!あんたえりちゃんに何言ってるのよ」
「少し、データ分析をするから待とう」
「えりちゃんケーキでも食べようか」
4人は、ミーティングルームに移動した。
佐山は、フロントにケーキとコーヒーをオーダーした。
「えりちゃん大変だったね。絆から概要は聞いたよ。あと、えりちゃん何か能力あるんだよね。絆に聞いても本人からだと。差し支えなければ教えてもらえるかな?嫌なら構わないだけども」
「兄さん。そんないい方したらえりちゃんいうしかなくなるじゃん。全く天才頭バカなんだから。興味持つとすぐこれだから。まあこんな兄さんだけど信じても大丈夫だよ」
「あはは。大丈夫ですよ。根っからの研究者なんですね。なんか親近感あります」
「俺ってそんなキャラなの?ショックだなあ」
「私の透視能力、山川ちゃんの念動能力に関しても大変だったじゃない!」
「まあそうだなあ。確かに」
「私の能力は、時間停止能力です」
「え!すごい。進めたり、巻き戻したりはできるの?」
「それはできないですね」
「であっても破格の能力だよ」
「すごいなあ」
「えりちゃんそうだったの?すごい」
「絆の部隊に、えりちゃん入ったらすごいよ」
「しかもえりちゃん賢いのよ」
「お前と全然違うな!」
「ピンポーン」
「ケーキ来たかな。山川ちゃん受け取ってきて」
「はいはーい」
山川がケーキとコーヒーを各自に配った。
「じゃあ。少し私のシステムを説明しておくね」
「メールの文面、書面、やり取りから、人間関係図、つまりどういう関わりがあるかを分析してくれます。これ利用し、犯罪者を見出します」
「そうなんですね。すごいなあ」
「さあ!ケーキを食べよう」
そのあと、分析が終わるまで、雑談をしながらケーキを食べた。
「じゃあいこう」
「警察署ですか?」
「えりちゃんをそんなところに連れて行けないわよ。えりちゃんも嫌でしょう」
「うん」
「先輩のご実家は、かなりの実業家なのよ。だから先輩の秘密基地にいくんですよね」
「山川ちゃん余計なこといわないの」
佐山は、しばらく車を走らせ、とあるホテルの車寄せに車を停めた。
「佐山刑事ここって。一流ホテルじゃないですか」
「まあ気にしないで」
佐山は、ホテルに入った。
ホテルのコンシェルジュが佐山に近寄ってきた。
「佐山様。お帰りなさいませ。お荷物をお持ちします」
「気にしないで。今日は徹夜になりそうだから、食事を部屋までお願いします」
「何になさいますか?」
「えりちゃん何食べたい?肉?魚?遠慮しないでね」
「じゃあお肉がいいかなあ」
「和食、洋食、中華とか希望ある?」
「それはなんでもいいです」
「じゃあ。中華でお願い」
「かしこまりました」
「あ!今日はお酒はなしね」
「かしこまりました」
「じゃあえりちゃんいこう!」
「えりちゃんここの食事おいしいのよ」
「そうなんですね。楽しみです」
「えりちゃん。こっちね」
3人はエレベーターに乗り込んだ。
「チン」
エレベーターが到着した。
「え!最上階なんですか」
「えりちゃん。先輩のとこすごいでしょ」
「はい。びっくりです」
「おかえり」
「兄さん来てくれてたのね。ありがとう。こちらがえりさん!私の兄の直です」
「絆!準備はしておいたよ」
「ありがとう」
「えりさんこっちの部屋にきて」
佐山刑事に先導されながら部屋に入った。
「え!すごい!」
「ここは、最新の情報処理システムが構築されてるの」
「捜査支援AIシステムもあるのよ。びっくりでしょ。我々の特殊捜査課もえりのお父様が創設に寄与されたのよ」
「すごい方なんですね」
「絆!情報データをもらえるかな」
「えりちゃんデータ、PC、スマホ、手帳もらえるかな」
えりは、佐山に全てを渡した。
「兄さんこれ」
「わかった」
「一応、3人のフリーメールのIDとパスワードもメモってきました」
「えりちゃんすごいね。さすが」
「えりちゃん!お兄さんかっこいいでしょ。30にして、MITのAIシステム、ハーバードの犯罪心理学、プロファイリングを主席卒業
してるのよ。私狙ってるからえりちゃんダメよ」
「山川!あんたえりちゃんに何言ってるのよ」
「少し、データ分析をするから待とう」
「えりちゃんケーキでも食べようか」
4人は、ミーティングルームに移動した。
佐山は、フロントにケーキとコーヒーをオーダーした。
「えりちゃん大変だったね。絆から概要は聞いたよ。あと、えりちゃん何か能力あるんだよね。絆に聞いても本人からだと。差し支えなければ教えてもらえるかな?嫌なら構わないだけども」
「兄さん。そんないい方したらえりちゃんいうしかなくなるじゃん。全く天才頭バカなんだから。興味持つとすぐこれだから。まあこんな兄さんだけど信じても大丈夫だよ」
「あはは。大丈夫ですよ。根っからの研究者なんですね。なんか親近感あります」
「俺ってそんなキャラなの?ショックだなあ」
「私の透視能力、山川ちゃんの念動能力に関しても大変だったじゃない!」
「まあそうだなあ。確かに」
「私の能力は、時間停止能力です」
「え!すごい。進めたり、巻き戻したりはできるの?」
「それはできないですね」
「であっても破格の能力だよ」
「すごいなあ」
「えりちゃんそうだったの?すごい」
「絆の部隊に、えりちゃん入ったらすごいよ」
「しかもえりちゃん賢いのよ」
「お前と全然違うな!」
「ピンポーン」
「ケーキ来たかな。山川ちゃん受け取ってきて」
「はいはーい」
山川がケーキとコーヒーを各自に配った。
「じゃあ。少し私のシステムを説明しておくね」
「メールの文面、書面、やり取りから、人間関係図、つまりどういう関わりがあるかを分析してくれます。これ利用し、犯罪者を見出します」
「そうなんですね。すごいなあ」
「さあ!ケーキを食べよう」
そのあと、分析が終わるまで、雑談をしながらケーキを食べた。
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