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21 秘密の夜にご用心
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目の前に人の顔がある。
叫び声がでそうになって息を吸い込んでいる。
まずいっ。
僕は、とっさに後ろへ回り込んで、手で、相手の口を塞ぐ。
「静かにっ、落ち着いて僕は何もしない」
実際は、口に手をあてているので、何もしてないわけじゃないけど。
僕の鼻に甘すっぱい匂いが混ざる。
女性って事は、聖騎士の隊員だろう。
頭がゆっくりと上下動き、僕の手を上から触ってきた。
落ち着いたかな……。
僕は影に向かって、ジェスチャーで移動しようと、提案した。
影は頷き、少しはなれた場所を指差した。
暗いけど誰かは判別出来た。
コーネリアだ。
少し離れた場所に着いた僕は、小声で質問をする。
「えっと、何でテント前に」
「あの、夜の見張りです。
私達見習い組は、交代で夜間を見守りしてます」
なるほど。
しかし、もう一つの疑問を質問してみた。
「でも、顔近すぎだよね……。
覗きこむというか、いや、まったく気付かなかった」
「えっ、あのっ、ナナが。
あ、ナナって言うのは、同じ見習いの子で、私の隣によくいる――」
ああ、昼間に僕を睨んでいた子だ。
「喋った事はないけど、よく一緒にいる子だよね」
「はいっ! そのナナがですね、どうしてもマリエル隊長のテントの中を調べて欲しいと頼まれまして……、もし万が一間違いがあったら全員を起こすのよ! と。
その、ごめんなさい」
間違いと言うのは、間違いの事だろう。
思わず同じ言葉が二度浮かぶ。
「はぁ……。
ないから、僕はあくまで重要参考人として護衛をされている。
それは僕よりも、君達聖騎士のほうがわかっているだろうに」
「す、すみません」
コーネリアが謝る。
僕は直ぐに、弁明する。
「っ、ごめん。
僕が上から言うような立場じゃない」
「いえ、隊長は常日頃から、市民の声をちゃんと聞くようにと、言っています」
「そう」
「二人で何やってるのよ」
「「っ!!」」
僕とコーネリアは心臓が止まるかと思った。
暗闇からマリエルが現れたからだ。
「す、すみませんっ!」
「いや、だから。
何をしてるかと聞いてるわけで……、まだ夜明け前よ」
「ご、ごめんマリエル。
起こしたかな、夜風にあたりたくて」
完全に寝ていたはずだ。
でも、当然のように僕達の横にいる。
「ううん。
それは別に良いんだけど、二人とも寝ないと明日つらいわよ」
「もう直ぐ戻るよ」
「ならいいけど。
気を使ってテントの外で起きて無くてもいいし。
それだったら、私とファーが外で起きてるけど」
う……、ばれてるし。
それはそれで、逆に悪い。
重要参考人で護衛も兼ねている。
でも、だからと言って、僕自身は偉い人でもなんでもない。
そこまでしてもらう訳には。
「それに、ヴェルが襲ってくるわけじゃないんでしょ?」
「当たり前です」
これは即答できる。
マリエルの声が少し暗い。
「……即答されると少し傷つくけど。
ま、だったら早めに戻ってきてね」
マリエルは僕達から離れていく。
がさっと音が聞こえた所、テントに戻ったのだろう。
ふう……。
どっと疲れた。
落ち着きを取り戻したのか、コーネリアが僕に話しかけてきた。
「あれですね。
ヴェルさんって思ったよりも普通の方なんですね」
「どういう意味で」
「いえ、あの何時も何か塞ぎ込んでいるというか、暗いというか、黙ってますので」
「よく言われるよ。
別に僕自身はそんな事無いと思っているんだけどね」
夜空を見るのに上をみる。木が生い茂り殆ど見えなかった。
「僕はもう少し此処にいる。
本当に夜風に当りたい気分なんだ」
「では、一周してきますので、その時に戻りましょう」
静かに瞳を閉じる。
左手がひんやりして気持ちい、無意識に黒篭手を触っていた。
耳に風音が薄っすらと聞こえた。
目を開いて辺りを見回す。
やはり風を切る音が、今度は複数聞こえる。
笛の音が森に響いた。
いくつもの風の音が僕らを襲ってくる。
僕の近くに飛んできた物を見た。
石付きロープだ。
石付きロープ、それは名前の通りで、形状としては手ごろな石や重りに、ロープの両端を巻きつけ適度に回し相手にぶつける。
作り方も扱いも簡単であるが、その能力は恐ろしく高い。
遠心力を使う武器なので足に当たれば足に絡まり、捕縛もする。
剣や巻き付いても攻撃力を下げる。
体に当たっても骨が折れたりもする。
さらに厄介なのが、全てが石ではなく小型の刃物を混ぜて使うのも盗賊の戦法である。
実際に僕の近くには刃物付きが刺さっている。
暗闇の中に、マリエルの声がこだまする。
「聖騎士第七部隊。
無駄な抵抗は辞めなさいっ!」
それで辞めるほど、人間が出来ていない。
出来ていないから襲ってくる。
ファーの声も聞こえてきた。
「傷を負ったものは後ろ。
敵は扇場にきます、恐らく石付きです。
刃や弓にも気をつけてっ」
ファーの命令の後に敵側の攻撃が怯む。
石付きロープが飛んできたほうが明るくなる。
火矢だ。
敵の位置はこれで丸わかりになるが、飛んでくる火やで僕らの場所も丸見えになる。
コーネリアが僕の前に走ってくる。
「ヴェルさん、大丈夫ですか」
「なんとかね。
気をつけて、周りにに伏兵がいる可能性が高い」
あの火矢を打っているのは、おとりだろう。
一点を明るくする事で闇の部分が濃くなる。
僕の横ではコーネリアが少し震えながら、剣を構えている。
真横から、石付きロープが飛んでくる。
三方向からの同時攻撃。
火にてらされたコーネリアへと攻撃が飛んでくる。
僕の中で何かか動く。
辺りの景色がスローモーションに見えた。
僕はコーネリアに覆い被さると地面に倒れた。
背中に刃物が刺さる感触。
火矢か刃付きのロープ。
「いつつつ……。
大丈夫二人とも」
あちこちから血を出しているマリエルが、駆け寄ってきた。
攻撃が止まった。
笛の音が三方向から鳴り響く。
敵の撤退の合図だ。
火矢などは全部捨てて一斉に逃げる。
バラバラに逃げる以上追いかけるのも危険だ。
小さい声が聞こえてくる。
「……が……みつ……れ……。
私が、道を見つけなれば……。
皆が怪我をする事もなかった……。
追いかけます!」
コーネリアが立ち上がり走り出す。
マリエルが直ぐに大声でとめた。
「まって、追いかけないでっ!」
「大丈夫ですからっ!」
コーネリアが一人走っていった。
叫び声がでそうになって息を吸い込んでいる。
まずいっ。
僕は、とっさに後ろへ回り込んで、手で、相手の口を塞ぐ。
「静かにっ、落ち着いて僕は何もしない」
実際は、口に手をあてているので、何もしてないわけじゃないけど。
僕の鼻に甘すっぱい匂いが混ざる。
女性って事は、聖騎士の隊員だろう。
頭がゆっくりと上下動き、僕の手を上から触ってきた。
落ち着いたかな……。
僕は影に向かって、ジェスチャーで移動しようと、提案した。
影は頷き、少しはなれた場所を指差した。
暗いけど誰かは判別出来た。
コーネリアだ。
少し離れた場所に着いた僕は、小声で質問をする。
「えっと、何でテント前に」
「あの、夜の見張りです。
私達見習い組は、交代で夜間を見守りしてます」
なるほど。
しかし、もう一つの疑問を質問してみた。
「でも、顔近すぎだよね……。
覗きこむというか、いや、まったく気付かなかった」
「えっ、あのっ、ナナが。
あ、ナナって言うのは、同じ見習いの子で、私の隣によくいる――」
ああ、昼間に僕を睨んでいた子だ。
「喋った事はないけど、よく一緒にいる子だよね」
「はいっ! そのナナがですね、どうしてもマリエル隊長のテントの中を調べて欲しいと頼まれまして……、もし万が一間違いがあったら全員を起こすのよ! と。
その、ごめんなさい」
間違いと言うのは、間違いの事だろう。
思わず同じ言葉が二度浮かぶ。
「はぁ……。
ないから、僕はあくまで重要参考人として護衛をされている。
それは僕よりも、君達聖騎士のほうがわかっているだろうに」
「す、すみません」
コーネリアが謝る。
僕は直ぐに、弁明する。
「っ、ごめん。
僕が上から言うような立場じゃない」
「いえ、隊長は常日頃から、市民の声をちゃんと聞くようにと、言っています」
「そう」
「二人で何やってるのよ」
「「っ!!」」
僕とコーネリアは心臓が止まるかと思った。
暗闇からマリエルが現れたからだ。
「す、すみませんっ!」
「いや、だから。
何をしてるかと聞いてるわけで……、まだ夜明け前よ」
「ご、ごめんマリエル。
起こしたかな、夜風にあたりたくて」
完全に寝ていたはずだ。
でも、当然のように僕達の横にいる。
「ううん。
それは別に良いんだけど、二人とも寝ないと明日つらいわよ」
「もう直ぐ戻るよ」
「ならいいけど。
気を使ってテントの外で起きて無くてもいいし。
それだったら、私とファーが外で起きてるけど」
う……、ばれてるし。
それはそれで、逆に悪い。
重要参考人で護衛も兼ねている。
でも、だからと言って、僕自身は偉い人でもなんでもない。
そこまでしてもらう訳には。
「それに、ヴェルが襲ってくるわけじゃないんでしょ?」
「当たり前です」
これは即答できる。
マリエルの声が少し暗い。
「……即答されると少し傷つくけど。
ま、だったら早めに戻ってきてね」
マリエルは僕達から離れていく。
がさっと音が聞こえた所、テントに戻ったのだろう。
ふう……。
どっと疲れた。
落ち着きを取り戻したのか、コーネリアが僕に話しかけてきた。
「あれですね。
ヴェルさんって思ったよりも普通の方なんですね」
「どういう意味で」
「いえ、あの何時も何か塞ぎ込んでいるというか、暗いというか、黙ってますので」
「よく言われるよ。
別に僕自身はそんな事無いと思っているんだけどね」
夜空を見るのに上をみる。木が生い茂り殆ど見えなかった。
「僕はもう少し此処にいる。
本当に夜風に当りたい気分なんだ」
「では、一周してきますので、その時に戻りましょう」
静かに瞳を閉じる。
左手がひんやりして気持ちい、無意識に黒篭手を触っていた。
耳に風音が薄っすらと聞こえた。
目を開いて辺りを見回す。
やはり風を切る音が、今度は複数聞こえる。
笛の音が森に響いた。
いくつもの風の音が僕らを襲ってくる。
僕の近くに飛んできた物を見た。
石付きロープだ。
石付きロープ、それは名前の通りで、形状としては手ごろな石や重りに、ロープの両端を巻きつけ適度に回し相手にぶつける。
作り方も扱いも簡単であるが、その能力は恐ろしく高い。
遠心力を使う武器なので足に当たれば足に絡まり、捕縛もする。
剣や巻き付いても攻撃力を下げる。
体に当たっても骨が折れたりもする。
さらに厄介なのが、全てが石ではなく小型の刃物を混ぜて使うのも盗賊の戦法である。
実際に僕の近くには刃物付きが刺さっている。
暗闇の中に、マリエルの声がこだまする。
「聖騎士第七部隊。
無駄な抵抗は辞めなさいっ!」
それで辞めるほど、人間が出来ていない。
出来ていないから襲ってくる。
ファーの声も聞こえてきた。
「傷を負ったものは後ろ。
敵は扇場にきます、恐らく石付きです。
刃や弓にも気をつけてっ」
ファーの命令の後に敵側の攻撃が怯む。
石付きロープが飛んできたほうが明るくなる。
火矢だ。
敵の位置はこれで丸わかりになるが、飛んでくる火やで僕らの場所も丸見えになる。
コーネリアが僕の前に走ってくる。
「ヴェルさん、大丈夫ですか」
「なんとかね。
気をつけて、周りにに伏兵がいる可能性が高い」
あの火矢を打っているのは、おとりだろう。
一点を明るくする事で闇の部分が濃くなる。
僕の横ではコーネリアが少し震えながら、剣を構えている。
真横から、石付きロープが飛んでくる。
三方向からの同時攻撃。
火にてらされたコーネリアへと攻撃が飛んでくる。
僕の中で何かか動く。
辺りの景色がスローモーションに見えた。
僕はコーネリアに覆い被さると地面に倒れた。
背中に刃物が刺さる感触。
火矢か刃付きのロープ。
「いつつつ……。
大丈夫二人とも」
あちこちから血を出しているマリエルが、駆け寄ってきた。
攻撃が止まった。
笛の音が三方向から鳴り響く。
敵の撤退の合図だ。
火矢などは全部捨てて一斉に逃げる。
バラバラに逃げる以上追いかけるのも危険だ。
小さい声が聞こえてくる。
「……が……みつ……れ……。
私が、道を見つけなれば……。
皆が怪我をする事もなかった……。
追いかけます!」
コーネリアが立ち上がり走り出す。
マリエルが直ぐに大声でとめた。
「まって、追いかけないでっ!」
「大丈夫ですからっ!」
コーネリアが一人走っていった。
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