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194 仲良くわければ争いはおきないのです
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服を乾かした後ナナと私で頼まれた材料を集め……くっしょん。
「エルンさん、やっぱり直ぐに帰ったほうがいいです、残りの貝ならわたしがあつめますのでっ」
「貝集めるだけっ……しょん。残り二十枚ぐらいだし」
既に着替え終わったナナが私を心配してくれる。
さすがに泳ぐだけあってナナは用意がいいわね。鼻をかもうにもハンカチを取り出すとまだ湿っている。
横から出されたナナのハンカチを使って鼻をかむ。
「悪いわね、新品で返すわ」
「いえ、安物ですので……それは大丈夫なんですけど。やっぱり帰りましょう」
「大丈夫よ? 寒さもおさまって今は暑いぐらい」
「…………エルンさんちょっと失礼します。熱はあっつ……」
私を屈ませると手で熱を測ってきた。
「やーねーそんなわけ無い、へいっくしょん」
ナナが何かを考えて真正面に回りこむ。
「ちょっと動かないでくださいね」
「別にいいけど、何? いや顔近いんですけど」
ナナの顔と私の顔が近くになり、ナナの両手が私の首にかかる。
え、これってキスって奴? 女の子同士なんだけどなー…………。
「取れました。お借りします」
「ん?」
ナナは一歩私と距離をとった。
キスではなくてナナの手には賢者の石がぶら下がっているのが見えた。
突然一歩も動けなくなる。
「寒い寒い寒い」
背中から頭にかけて悪寒が走って、頭がふらふらしてきた。
世界が回り、太陽が二重に見える。
いやなにこれ、死にそうなんだけど……。
「エ、エルンさん! す、すぐに石を戻します!」
ナナが震える私にしがみ付いて、首にネックレスをつける。
少しであるが悪寒が治まってきた。
でも、具合は悪い……。
「はぁはぁはぁ、なにこれ……」
「賢者の石の力でおそらく熱を熱と思って無いだけだったんじゃないかと思いまして……わたしが外したばっかりに。ごめんなさい! えと、ここからなら学園が近いから担ぎます」
「いや無理でしょ」
あ、だめだ本格的に目眩が酷い。
「拙者がもつでござるよ」
どこかで聞いた事のあるような声とともに、私の【両胸】だけが持ち上げられる。
「ふー重いでござるね。ナナ殿は足を持ってくだされば、二人で学園まで持っていくでござる」
「なななななな、何してるんですかー!」
ナナは突然体を一回転させると私の胸を揉んでいたコタロウは数メートル吹っ飛んだ。
ナナの手には警棒らしきものが握られている。
見事な回し蹴り、もとい、回し警棒だ。
「わ、わわたわたしでさえ。触ったこと無いんですっ!」
「そりゃそうでしょう……」
「ち、違うんですエルンさん。触りたいとか触りたくないとかじゃなくてですね」
いいパンチでござる。とパンチじゃないでしょって突っ込みたいけどコタロウが起き上がって戻って来た。
「では拙者は右乳を掴むので、ナナ殿は左乳を頼むでござる。二人で学園までいくでござる」
「えっえっ!? わ、わたしも触って……いいんですかっ」
「緊急時でござるよ。早くするでござるよ」
ナナが左胸を下から触って、コタロウが右胸を触る時に私は最後の力を振り絞って顔面に蹴りを入れた。
「なわけないっあ、もうだめ倒れる……」
◇◇◇
目が覚めると天井が見えた。
窓からさす光は星空になっており周りを確認する、薬品を扱う棚や白い仕切り板などが見える事から学園だろう。と、いうのかわかった。
服は着替えており前開きのガウンっぽい寝巻きを着ていた。
「着替えてあるわね……やば、暗くなったらノエに怒られるわね……あっダメだ力入らない」
起き上がろうとして、そのままベッドに体を預けた。
白い仕切り板から人の顔が出て、思わず悲鳴を上げそうになった。
だって顔半分で死人みたいな表情で私を見つめてくるのよ、何か漏れそうになるわよ。
「ナ、ナナ?」
「エルンさーん。よかった……」
「ぐっふ、突然抱きつくと苦しいしいんだけど……っくしょん。あと風邪うつるわよ?」
「エルンさんの風邪なら大歓迎です!」
「とりあえず状況をお願い」
「はいっ――」
倒れた私を誰が運ぶが口論になり、その間に私の顔がどんどん土気色に変わったと。
その時に近くの流木に私を乗せ、落ちているツタで体を縛って学園まで運んだ。と、教えてくれた。
そこからは、受付の人からディーオ、保険医に話しが言って即入院となった。
着替えと見張りはナナがしてくれて、コタロウは私の家に連絡をしにいって帰宅した。
「――って感じです」
「なるほど、迷惑かけたわね。そもそもコタロウは何であんな所にいたのよ……」
「本人は釣りと言っていましたけど……不思議な事に釣竿がなかったです」
「ちょっと聞きたいけど、ナナって何所で着替えたの?」
ナナは、なんでそんな事を聞くのだろう? という顔をしている。
「浜辺ですけど?」
「ありがと」
コタロウは死刑ね、覗きよねきっと。
ナナには黙っておいたほうがよさそう。
「あっディーオ先生連れてきましょうか?」
「あれ、ディーオいるの?」
「はい、仕事してるらしいので何かあれば知らせて欲しいと別室に」
知らせてもらおうと思ったけど、アレもアレで仮眠するだろうし呼ばなくていいわ。とナナに言う。
「もう少し寝るわ」
「あの、ほんっとうにごめんなさい……最近迷惑ばっかりかけて……その」
「はいはい、気にしてないわよ。私のほうこそ――」
ナナの人生壊しているんだし。と言いそうになった。
今頃は人生勝ち組だっただろうに。
「なんでしょう?」
「えーっと、最近付き合い悪くなってゴメンって事よ」
「大丈夫です! では何かあれば隣のベッドに居ますので!」
仕切りの先にナナが消えていく。
私は欠伸をした後に毛布をかけるのだが、そっと胸元の賢者の石を手に取った。
しっかし石のおかげで助かったと言うか、瀕死になったと言うか。
もしかしてこれってヤバイアイテムなのかしら。
最終目標だからヤバイのは知っているけど、その効果ってのは謎が多いのよね。だって作って学園に叩きつけてEDだし。
もしかして王様って賢者の石でとんでもない事したいとか?
「エルンさん、やっぱり直ぐに帰ったほうがいいです、残りの貝ならわたしがあつめますのでっ」
「貝集めるだけっ……しょん。残り二十枚ぐらいだし」
既に着替え終わったナナが私を心配してくれる。
さすがに泳ぐだけあってナナは用意がいいわね。鼻をかもうにもハンカチを取り出すとまだ湿っている。
横から出されたナナのハンカチを使って鼻をかむ。
「悪いわね、新品で返すわ」
「いえ、安物ですので……それは大丈夫なんですけど。やっぱり帰りましょう」
「大丈夫よ? 寒さもおさまって今は暑いぐらい」
「…………エルンさんちょっと失礼します。熱はあっつ……」
私を屈ませると手で熱を測ってきた。
「やーねーそんなわけ無い、へいっくしょん」
ナナが何かを考えて真正面に回りこむ。
「ちょっと動かないでくださいね」
「別にいいけど、何? いや顔近いんですけど」
ナナの顔と私の顔が近くになり、ナナの両手が私の首にかかる。
え、これってキスって奴? 女の子同士なんだけどなー…………。
「取れました。お借りします」
「ん?」
ナナは一歩私と距離をとった。
キスではなくてナナの手には賢者の石がぶら下がっているのが見えた。
突然一歩も動けなくなる。
「寒い寒い寒い」
背中から頭にかけて悪寒が走って、頭がふらふらしてきた。
世界が回り、太陽が二重に見える。
いやなにこれ、死にそうなんだけど……。
「エ、エルンさん! す、すぐに石を戻します!」
ナナが震える私にしがみ付いて、首にネックレスをつける。
少しであるが悪寒が治まってきた。
でも、具合は悪い……。
「はぁはぁはぁ、なにこれ……」
「賢者の石の力でおそらく熱を熱と思って無いだけだったんじゃないかと思いまして……わたしが外したばっかりに。ごめんなさい! えと、ここからなら学園が近いから担ぎます」
「いや無理でしょ」
あ、だめだ本格的に目眩が酷い。
「拙者がもつでござるよ」
どこかで聞いた事のあるような声とともに、私の【両胸】だけが持ち上げられる。
「ふー重いでござるね。ナナ殿は足を持ってくだされば、二人で学園まで持っていくでござる」
「なななななな、何してるんですかー!」
ナナは突然体を一回転させると私の胸を揉んでいたコタロウは数メートル吹っ飛んだ。
ナナの手には警棒らしきものが握られている。
見事な回し蹴り、もとい、回し警棒だ。
「わ、わわたわたしでさえ。触ったこと無いんですっ!」
「そりゃそうでしょう……」
「ち、違うんですエルンさん。触りたいとか触りたくないとかじゃなくてですね」
いいパンチでござる。とパンチじゃないでしょって突っ込みたいけどコタロウが起き上がって戻って来た。
「では拙者は右乳を掴むので、ナナ殿は左乳を頼むでござる。二人で学園までいくでござる」
「えっえっ!? わ、わたしも触って……いいんですかっ」
「緊急時でござるよ。早くするでござるよ」
ナナが左胸を下から触って、コタロウが右胸を触る時に私は最後の力を振り絞って顔面に蹴りを入れた。
「なわけないっあ、もうだめ倒れる……」
◇◇◇
目が覚めると天井が見えた。
窓からさす光は星空になっており周りを確認する、薬品を扱う棚や白い仕切り板などが見える事から学園だろう。と、いうのかわかった。
服は着替えており前開きのガウンっぽい寝巻きを着ていた。
「着替えてあるわね……やば、暗くなったらノエに怒られるわね……あっダメだ力入らない」
起き上がろうとして、そのままベッドに体を預けた。
白い仕切り板から人の顔が出て、思わず悲鳴を上げそうになった。
だって顔半分で死人みたいな表情で私を見つめてくるのよ、何か漏れそうになるわよ。
「ナ、ナナ?」
「エルンさーん。よかった……」
「ぐっふ、突然抱きつくと苦しいしいんだけど……っくしょん。あと風邪うつるわよ?」
「エルンさんの風邪なら大歓迎です!」
「とりあえず状況をお願い」
「はいっ――」
倒れた私を誰が運ぶが口論になり、その間に私の顔がどんどん土気色に変わったと。
その時に近くの流木に私を乗せ、落ちているツタで体を縛って学園まで運んだ。と、教えてくれた。
そこからは、受付の人からディーオ、保険医に話しが言って即入院となった。
着替えと見張りはナナがしてくれて、コタロウは私の家に連絡をしにいって帰宅した。
「――って感じです」
「なるほど、迷惑かけたわね。そもそもコタロウは何であんな所にいたのよ……」
「本人は釣りと言っていましたけど……不思議な事に釣竿がなかったです」
「ちょっと聞きたいけど、ナナって何所で着替えたの?」
ナナは、なんでそんな事を聞くのだろう? という顔をしている。
「浜辺ですけど?」
「ありがと」
コタロウは死刑ね、覗きよねきっと。
ナナには黙っておいたほうがよさそう。
「あっディーオ先生連れてきましょうか?」
「あれ、ディーオいるの?」
「はい、仕事してるらしいので何かあれば知らせて欲しいと別室に」
知らせてもらおうと思ったけど、アレもアレで仮眠するだろうし呼ばなくていいわ。とナナに言う。
「もう少し寝るわ」
「あの、ほんっとうにごめんなさい……最近迷惑ばっかりかけて……その」
「はいはい、気にしてないわよ。私のほうこそ――」
ナナの人生壊しているんだし。と言いそうになった。
今頃は人生勝ち組だっただろうに。
「なんでしょう?」
「えーっと、最近付き合い悪くなってゴメンって事よ」
「大丈夫です! では何かあれば隣のベッドに居ますので!」
仕切りの先にナナが消えていく。
私は欠伸をした後に毛布をかけるのだが、そっと胸元の賢者の石を手に取った。
しっかし石のおかげで助かったと言うか、瀕死になったと言うか。
もしかしてこれってヤバイアイテムなのかしら。
最終目標だからヤバイのは知っているけど、その効果ってのは謎が多いのよね。だって作って学園に叩きつけてEDだし。
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