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78 闇の中にうごめく赤い目
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数体いる土ぽよぽよを木の棒でなぐるジャン君。
子供の力では核に届いてなくて、その木の棒は跳ね返る。
「ジャン貸しなさいっ!」
ミックがジャンから木の棒を奪うと槍の様に土ぽよに突き刺した。
中に見える核が破壊されて一体の土ぽよが液体となり崩れる。
「父上、カトリーヌが!」
私も、確認できた。
大量の土ぽよの向こう側に、小さい子がぐったりと壁に寄りかかっている。
頭の上に大きな獣耳がついているのがみえるので、問題のカトリーヌね。
「くう、数が多い。ジャン、亜人は諦めろ」
「馬鹿、ここまで来て諦めろってトラウマ残るわよ」
「馬鹿とはなんだ馬鹿とは! ろくに戦いもせずに口だけの女がっ!」
「えー、こんな無力な女に戦わせる気!?」
悪態はついたけど、戦力外なのは自分でも形見が狭い。
何か武器は無いものか……。
腰につけている貴重品ポーチには、お金の他には――。
本物か未定の賢者の石。
テラボムLV3。
呪いの藁人形いや、身代わり君。
うん、どれも使えない。
こんなんだったらカイン辺りに剣術でも習えばよかった。
いや、まてよ? 核を壊せばいいんだし、私は辺りを見回して何か無いかを探す。
バールのようなものが落ちていた。
何故ここにあったのか、なぜバールではなくバールのようなものなのか全部このさいは置いておこう。
ってか、良く見ると壁際に他にも木箱や工具類が入ったのが見えた。
「おお、庶民の女! いい武器じゃないか。洞窟発掘の時の資材だろう」
「なるほど」
私はミックの横にいる土ぽよぽよの核目掛けて、バールのようなものをフルスイングする。核が外に飛び出しながら粉々に砕けた。
「庶民の女はやはり教養がないな」
これでも貴族なんですけどー! と叫びたいけど、面倒になるから辞めておこう。
別にお知り合いになりたいわけじゃないしー。
「ってか数多くない?」
三人体制で土ぽよぽよを殲滅しているけど、倒しても倒してもきりがない。
「ダンジョンとはそんなもんだ」
「納得いかないけど、これじゃ、あそこで倒れている子助けれないんだけど」
「ちちうえ! 僕がいきます」
え、ちょっと待ってと呼び止める前にジャン君が走った。
土ぽよぽよを、上手くすり抜けて女の子の横にたどり着いた。直ぐに……あっ触ろうか迷って赤い顔で胸を触ったわね。
呼吸しているのを確認したんだろうけど、その行為を見ていると尊い。
私にもあんな時期が…………あんな時期が…………。
「おっとっ」
考えことをしていたら土ぽよぽよが近くに寄ってきてた。
バールのような物をフルスイングで核を打ち抜く。
私達に恐れをなくしてか、土ぽよぽよの群れが洞窟の奥へと消えていった。
「終わったのか……?」
「どうかしら。それよりも、二人を安全な場所に」
ジャン君とカトリーヌに辺りを警戒しながら、かけ寄る。ジャン君は怪我は見当たらないけど、カトリーヌのほうは、衣服が少し解けている。
頭の先端に大きな獣耳がついているのが可愛らしい。
私達が一息ついていると、洞窟の奥から何かの音が聞こえてきた。
ザッ。
ザッザッ。
ザッザッザッ。
「ねぇ何か音が早くなっているんだけど」
「やはり、そう思うか……。くっ新たな魔物の可能性が高い逃げるぞ!」
私は倒れているカトリーヌを背負い、ミックはジャン君を抱きかかえる。
今来た道を全力で走ると、後ろの音も走る音に切り替わった。
音の大きさから言って、小さくは無い。
ロープが垂れ下がっているのが見える、ミックはジャン君を先に登らせ、ジャン君が上の階に着いたのを確認して登り始めた。
「庶民の女! お前も早く登るんだ」
「当然!」
あれ……ちょっと待て私。
私の背中には静かな呼吸で瞳を閉じているカトリーヌを背負っている。
目の前には垂れ下がったロープ。
手は使えない。
「ちょっと、どうやって登るのよ!」
「ちちうえ、僕がもう一度下に――」
「馬鹿者、魔物に追いつかれ――」
二人の叫びと同時に私の肩に、手のような感触が置かれた。
手に持っていたバールのような物を、不安定ながら振り回すと弾き飛ばされた。
終わった。
私は目を閉じて黙祷をする。
私の人生終わったわ、綺麗で上品なエルン・カミュラーヌは、魔物に食われて終わるのね。そうよ、どうせ死ぬならテラボムを爆発させて一矢報いてからってのもあるわね。
「何をそんなに走っているがわからんが、助かった礼を言う。しかし鉄の棒が当たりそうだったで吹き飛ばした、剣術に憧れるのは悪くは無いが、もっと周りを見て振り回したほうがいいだろう」
はい? 聞きなれた声がして目を開けた。
獣人のコテツが私をみている。
「魔物は?」
「魔物? 土ぽよぽよと、洞窟こうもり、白オオトカゲなら遭遇したが全て倒したが……。まさか、スケルトン級の魔物が沸いたのか!?」
「いやいや」
「コテツおじさん!」
上からジャン君が叫ぶと、コテツも上を向いて手を上げた。
あーそうね、そうなのね。
「別の穴から入り娘を探していたら、突然土ぽよぽよの群れが現れてな。
それを排除したら、お前達がカトリーヌを背負っているのが遠目に見えて走ってきた」
「ですよねー、たっく声ぐらい出しなさいよ」
「すまなかった、つい嬉しくてな。領主よ!」
コテツは穴を見上げてミックを見上げると方膝を付いた。
「此度、あれほど依頼しても聞かなかった娘の捜索を、自ら探してくれた事に大変感謝する」
「お、おう。よきにはからえ。庶民の女よ、ジャンの護衛ご苦労であった、後で依頼金を渡そう」
なるほど。
ようは、いらん事は金をやるから黙ってろって事ね。
「エルン・カミュラーヌ、しっかりとお請けしましたわ」
「エルン・カミュラーヌ……? カミュラーヌ……まさかっグラン王国のカミュラーヌ家の問題娘か!?」
「問題かどうかしりませんけど、カミュラーヌ家のエルンと申します、挨拶が後れて申し訳ありませんでしたわ、ミック・インフィ様」
ミックの顔が青ざめているけど、そんなのは知らない。
ただ、金で解決するつもりならこっちだって名のるわよ。
貴族の口は高いんだからね。
何はともあれ無事解決した。
ホッとした瞬間目眩が襲った、いや、目眩ではなく小さな振動から始まった地震が私達を襲った。
子供の力では核に届いてなくて、その木の棒は跳ね返る。
「ジャン貸しなさいっ!」
ミックがジャンから木の棒を奪うと槍の様に土ぽよに突き刺した。
中に見える核が破壊されて一体の土ぽよが液体となり崩れる。
「父上、カトリーヌが!」
私も、確認できた。
大量の土ぽよの向こう側に、小さい子がぐったりと壁に寄りかかっている。
頭の上に大きな獣耳がついているのがみえるので、問題のカトリーヌね。
「くう、数が多い。ジャン、亜人は諦めろ」
「馬鹿、ここまで来て諦めろってトラウマ残るわよ」
「馬鹿とはなんだ馬鹿とは! ろくに戦いもせずに口だけの女がっ!」
「えー、こんな無力な女に戦わせる気!?」
悪態はついたけど、戦力外なのは自分でも形見が狭い。
何か武器は無いものか……。
腰につけている貴重品ポーチには、お金の他には――。
本物か未定の賢者の石。
テラボムLV3。
呪いの藁人形いや、身代わり君。
うん、どれも使えない。
こんなんだったらカイン辺りに剣術でも習えばよかった。
いや、まてよ? 核を壊せばいいんだし、私は辺りを見回して何か無いかを探す。
バールのようなものが落ちていた。
何故ここにあったのか、なぜバールではなくバールのようなものなのか全部このさいは置いておこう。
ってか、良く見ると壁際に他にも木箱や工具類が入ったのが見えた。
「おお、庶民の女! いい武器じゃないか。洞窟発掘の時の資材だろう」
「なるほど」
私はミックの横にいる土ぽよぽよの核目掛けて、バールのようなものをフルスイングする。核が外に飛び出しながら粉々に砕けた。
「庶民の女はやはり教養がないな」
これでも貴族なんですけどー! と叫びたいけど、面倒になるから辞めておこう。
別にお知り合いになりたいわけじゃないしー。
「ってか数多くない?」
三人体制で土ぽよぽよを殲滅しているけど、倒しても倒してもきりがない。
「ダンジョンとはそんなもんだ」
「納得いかないけど、これじゃ、あそこで倒れている子助けれないんだけど」
「ちちうえ! 僕がいきます」
え、ちょっと待ってと呼び止める前にジャン君が走った。
土ぽよぽよを、上手くすり抜けて女の子の横にたどり着いた。直ぐに……あっ触ろうか迷って赤い顔で胸を触ったわね。
呼吸しているのを確認したんだろうけど、その行為を見ていると尊い。
私にもあんな時期が…………あんな時期が…………。
「おっとっ」
考えことをしていたら土ぽよぽよが近くに寄ってきてた。
バールのような物をフルスイングで核を打ち抜く。
私達に恐れをなくしてか、土ぽよぽよの群れが洞窟の奥へと消えていった。
「終わったのか……?」
「どうかしら。それよりも、二人を安全な場所に」
ジャン君とカトリーヌに辺りを警戒しながら、かけ寄る。ジャン君は怪我は見当たらないけど、カトリーヌのほうは、衣服が少し解けている。
頭の先端に大きな獣耳がついているのが可愛らしい。
私達が一息ついていると、洞窟の奥から何かの音が聞こえてきた。
ザッ。
ザッザッ。
ザッザッザッ。
「ねぇ何か音が早くなっているんだけど」
「やはり、そう思うか……。くっ新たな魔物の可能性が高い逃げるぞ!」
私は倒れているカトリーヌを背負い、ミックはジャン君を抱きかかえる。
今来た道を全力で走ると、後ろの音も走る音に切り替わった。
音の大きさから言って、小さくは無い。
ロープが垂れ下がっているのが見える、ミックはジャン君を先に登らせ、ジャン君が上の階に着いたのを確認して登り始めた。
「庶民の女! お前も早く登るんだ」
「当然!」
あれ……ちょっと待て私。
私の背中には静かな呼吸で瞳を閉じているカトリーヌを背負っている。
目の前には垂れ下がったロープ。
手は使えない。
「ちょっと、どうやって登るのよ!」
「ちちうえ、僕がもう一度下に――」
「馬鹿者、魔物に追いつかれ――」
二人の叫びと同時に私の肩に、手のような感触が置かれた。
手に持っていたバールのような物を、不安定ながら振り回すと弾き飛ばされた。
終わった。
私は目を閉じて黙祷をする。
私の人生終わったわ、綺麗で上品なエルン・カミュラーヌは、魔物に食われて終わるのね。そうよ、どうせ死ぬならテラボムを爆発させて一矢報いてからってのもあるわね。
「何をそんなに走っているがわからんが、助かった礼を言う。しかし鉄の棒が当たりそうだったで吹き飛ばした、剣術に憧れるのは悪くは無いが、もっと周りを見て振り回したほうがいいだろう」
はい? 聞きなれた声がして目を開けた。
獣人のコテツが私をみている。
「魔物は?」
「魔物? 土ぽよぽよと、洞窟こうもり、白オオトカゲなら遭遇したが全て倒したが……。まさか、スケルトン級の魔物が沸いたのか!?」
「いやいや」
「コテツおじさん!」
上からジャン君が叫ぶと、コテツも上を向いて手を上げた。
あーそうね、そうなのね。
「別の穴から入り娘を探していたら、突然土ぽよぽよの群れが現れてな。
それを排除したら、お前達がカトリーヌを背負っているのが遠目に見えて走ってきた」
「ですよねー、たっく声ぐらい出しなさいよ」
「すまなかった、つい嬉しくてな。領主よ!」
コテツは穴を見上げてミックを見上げると方膝を付いた。
「此度、あれほど依頼しても聞かなかった娘の捜索を、自ら探してくれた事に大変感謝する」
「お、おう。よきにはからえ。庶民の女よ、ジャンの護衛ご苦労であった、後で依頼金を渡そう」
なるほど。
ようは、いらん事は金をやるから黙ってろって事ね。
「エルン・カミュラーヌ、しっかりとお請けしましたわ」
「エルン・カミュラーヌ……? カミュラーヌ……まさかっグラン王国のカミュラーヌ家の問題娘か!?」
「問題かどうかしりませんけど、カミュラーヌ家のエルンと申します、挨拶が後れて申し訳ありませんでしたわ、ミック・インフィ様」
ミックの顔が青ざめているけど、そんなのは知らない。
ただ、金で解決するつもりならこっちだって名のるわよ。
貴族の口は高いんだからね。
何はともあれ無事解決した。
ホッとした瞬間目眩が襲った、いや、目眩ではなく小さな振動から始まった地震が私達を襲った。
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