私の彼氏はバン・ヘイレン

まつぼう

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バンドリハーサル

懲りない人達

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「お疲れ様!みんな!」
「おつかれ!エディ!今日もガンガン行こうぜ!」

俺達のバンドは"ジャスティス・ヘル"
メンバーはvocalのレディ
baseのジョン、Drumのダディー

ジャンルはHR/HM
ハードロック、ヘビーメタルだ!

作詞作曲は俺だ!

♪地獄の泉で爪を立てーお前の寝息にピットイン
今日はベッドにベッドインーカモンベイベー
愛してるーこんなにお前を恨んでるー♪

この曲は自信作の"地獄の爪"
いいだろ?

「おつかれ!」
「レディ今日もイカシテたぜ!」
「エディのギターも回転してたな(笑)」
「エディのステージングはバンを超えるからな!」

アハハハ!!

「今度のオーディションは間違いないな!」

俺達は来週のオーディションに期待している。
新宿でストリートライブをしていた時に
事務所のマネージャーから声をかけられた。

「俺達の音楽は大衆向けじゃない。わかるヤツ
にはわかるって事なんだよ」

「そうだな。今の日本の音楽はダメだ。
日本人には俺達の才能はわからない」

それなー!!アハハハ!!

「ところでエディ、ゆうちゃん元気なのかよ」
「おお!元気でやってるよ!」
「あんないい子いないんだから大事にしろよ」

ゆうも昔は可愛かったな。
俺のギターを毎晩聞いて拍手してたっけ。
今じゃ何かと小うるさくなったけどな。

同棲して7年もたてば、そうもなるか。

「今日も飲みに行くんだろ?」

"もちろん!!行こうぜ!"
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