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3年生編で~す

えぴそ~ど・8

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 瑚暖は琴芽ちゃんの家にやってきました。咲来くんの家でもあるので椎名家にやって来ましただね。

 クリスマスパーティーに招待されたけど瑚暖だけなんだよね。家族水入らずで楽しむところにお邪魔しちゃっていいのかな。

 「こんにちわ~」

 「河嶋先輩ー。上がって遠慮せずに早く上がってください」

 元気な琴芽ちゃんに急かされながらお邪魔です。

 「瑚暖ちゃん、こんにちわ。まだ準備中だから、その辺で寛いでいてね」

 咲来くんは軽めな挨拶を交わすと、瑚暖をリビングへ案内してキッチンへ去って行ってしまった。一人でリビングに取り残されても困るものだね~。

 あ、菓子を渡すの忘れてた。咲来くんか琴芽ちゃんに渡さなきゃだね。

 キッチンへ行こうとした時でした・・・視線が、ものすごい視線を感じるよ。 
 視線を感じる方へ振り返ると、恐らく咲来くんたちのお母さんだよね。ドアを少し開けて隙間からじっと見られているよ。挨拶をしておかなきゃ。

 「こんにちわ。初めまして河嶋瑚暖です」

 「あなた、咲来の彼女なのよね」

 「ですね~」

 「お料理は得意?」

 「あまり料理はしないですね~」

 会話中も視線をまったく外さないので何か緊張しちゃうね~。

 「これ、つまらないものですがどうぞ」

 「あら、ありがとう。礼儀正しいのね」

 ニコニコ笑顔でお互いその場で身動きが取れない・・・。
 
 「ごめんなさいね、私が咲来と琴芽の母です。ゆっくり寛ぎましょう」

 「はい」

 困ったもので何もすることが無いのです。椎名ママさんと一緒にリビングでテレビを見るしかありませんでした。

 「瑚暖ちゃんは咲来のどこが好きなの?」

 「どこが・・・」

 急に言われても困るものだね~。何となくって答えたら怒っちゃうのかな~。

 「恥ずかしいわよね~、そんなこと聞いてごめんなさいね。あなたたちって結婚とか考えてる?」

 「結婚は考えてます~」

 「あらやだ、私の娘になる気ね。私ね、あなたとなら上手くやっていけそうだわ」

 一歩的に話をしているので、瑚暖は話すというよりも相槌を打つだけだよ~。

 その後、咲来くんや琴芽ちゃんが頑張って用意した料理をみんなでいただきました。
 クリスマスパーティーなんだけど、途中から違う方向へ流れて行ったよ。

 「今日は咲来と瑚暖ちゃんの婚約祝いだ~」

 椎名パパの発言により、椎名ママが大興奮し始めました。急に椎名ママの部屋に連れ出され、なぜか着物を着させられたよ。再び戻ると全員が着物を着ていました。

 ・・・なんか変じゃないかな?

 「めでたい、めでたい」

 椎名パパはいつのまにお酒を飲み始め、食卓には先ほどまであったチキンが無くなり、鯛がある。 ・・・いつの間に鯛。

 椎名パパ、椎名ママ、そして咲来くん、琴芽ちゃんは何も違和感を感じていないかのようにすごく当たり前のように祝いの場を楽しんでいる。

 ・・・て、クリスマスパーティーはどうした?

 

 


 
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