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2年生編で~す

えぴそ~ど・2

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 羽良ちゃんに注意されたけど、うっかり一年一組の教室へ行ってしまうこと多々。てへへ。
 休憩時間になるごとに羽良ちゃんは耳元でガミガミと注意してきました~さすがに疲れちゃった。
 
 放課後に俳句部へ向かう途中、寿絵ちゃんに呼び止められました。

 「河嶋さん、あなた部活は俳句部だったわよね?」

 「うん。そうだよ~」

 「お願いがあるんだけど、俳句部を辞めて美術部に入ってくれないかしら」

 瑚暖は確かに絵は得意だけど、本格的に絵を描こうとは考えてないんだよ~。それにみんなと一緒がいいから断ろうかな。

 「正直、だらだらと過ごすだけの部よね。お菓子やジュースを飲んで時間をつぶしているだけなら部として意味が無いような気がするの」

 あわわ、何も言えないよ~。正論だから。

 「実は美術部も人員不足で困ってるのよ」

 「寿絵ちゃんが美術部の顧問なんだね~?」

 「まあ、そうです。ちゃんと部で活動して欲しいのよ」

 莉子ちゃんが聞いたらまた絡まれちゃいそうだね~。

 「でも、みんなと一緒がいいから俳句部に残りたいな~」

 「もしもですよ、俳句部から美術部にみんなが移れば入部してくれるわよね?」

 この強引な感じ・・・どこか莉子ちゃんを想像させるよ~。さすが先輩後輩だね。

 翌日、羽良ちゃんと姫梨ちゃんが瑚暖に美術部へ入部するよう誘ってきました。
 ・・・て、寿絵ちゃん。手回しが早いね~。

 「でも、莉子ちゃんはどうなるの?」

 「佐々木先生?大丈夫よ」

 大丈夫と羽良ちゃんは言うと机に入部届を置いた。
 ・・・寿絵ちゃんは羽良ちゃんと姫梨ちゃんをどうやって誘ったのかな。何でこんなに積極的に美術部に入りたいって思うようになってるのかな。

 まあ、みんな美術部に入るなら瑚暖も入ろっと。

 翌日、美術部に行くと寿絵ちゃん、羽良ちゃん、姫梨ちゃんだけでなく莉子ちゃんも居ました。

 「莉子ちゃんも美術部なの?」

 「ええ、私も高皆先生と校長に頼んで美術部の顧問になりました。みんな楽しくお絵描きしましょうね」

 結局、ほとんど変わらないだね。

 「佐々木先生、そんな悠長な事を言っている場合ではありませんよ」

 寿絵ちゃんは席から立ち上がると、眼光鋭い目つきで莉子ちゃんを睨んでいます。

 「五人いないと部として成立しません。ですので、何が何でもあと二人入れなければいけません」

 「でも、俳句部は四人でも部として活動してたよ~」

 「いいえ、それは佐々木先生が勝手に作っていただけで部としては認められていません。ただの俳句同好会でしかありません」

 ・・・あ、同好会だったんだ~。




 
 
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