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1年生編で~す
えぴそ~ど・15
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お正月の過ごし方は、朝は少し遅めの起床、おせち料理やお餅を堪能する。テレビを見たりネットをしたりとだらだらしています。
さすがに二日、三日目になると飽きてきますが、四日目は羽良ちゃんや姫梨ちゃん、ニコと一緒に初詣に来ています。
神社は人混みがスゴイのではぐれないように手を握りながら歩きました。
瑚暖とニコ、羽良ちゃんと姫梨ちゃんのペアです。
「瑚暖、お賽銭には何円入れればいいのかな?」
「気持ちだからね~」
実際、瑚暖もいくらいれたらいいか分からないけどね~。昔から百円と五円を入れてた気がするので、百円と五円を入れました。ニコも同じように百円と五円を入れました。
今年も良い一年でありますようにと祈ったよ~。
人混みをかきわけながら羽良ちゃんと姫梨ちゃんと合流しました~。
「お賽銭までが中々ハードなのよね」
「これもまた初詣の醍醐味なのでしょうか?」
髪を乱しながら、肩で大きく息をする二人。ものすごい疲れた表情をしている何かあったのかな?
帰りにコンビニに寄り肉まんを購入して食べました~。寒い日には肉まんは美味しいね~。
「そう言えば、瑚暖。宿題はちゃんとやってる?」
今はその話をする時では無いのだよ羽良ちゃん。肉まんを楽しむ時間なのです。
「お正月って地味ですよね~」
「何か分かるわ~。比較的、大人たちの方が盛り上がってる気がする」
「子供の楽しみと言えばお年玉くらいだもんね~」
このまま会話を楽しむのも良かったのですが、外は寒いので莉子ちゃんに会いに行くことになりました。
ピンポーン。
「なぜ私の家に?お正月ですよ?」
胸に大きな猿の絵柄がプリントされたピンクのトレーナーを着た莉子ちゃんは、お餅を食べながら対応してくれました。
「莉子ちゃんはお正月に実家に帰らないんだね~」
「先生はね、休みを満喫したいの」
実家でも休みを満喫できそうだけど、ひょっとしたらいっぱい親戚の人が来て休むことが出来ないのかもしれないね~。
「みんな座って、今お茶出すから」
莉子ちゃんは、おしることきな粉餅を出してくれた。おしるこの甘さが口いっぱいに広がるよ~。
「餅ばっかりね。普通はお茶かコーヒーじゃない?」
羽良ちゃんが小さく文句を言っています。わがままですな~。
「先生ね、せっかくだからあなたたちにお年玉をあげようと思うの」
「そ、そんなことしなくて大丈夫ですよ。なんかお年玉貰うために来たみたいじゃないですか」
「あら、お年玉目当てで来たと思ってたわ」
莉子ちゃんの生徒思い出は無い発言を今年早々に聞くことが出来たよ。
時間を忘れるくらいゲームをやったりして楽しみました。後片付けを手伝い、帰り際に莉子ちゃんからお年玉を貰いました。
「楽しい時間を提供してくれてありがとうの気持ちが入っているので断らないでくださいね」
断るに断れず、受け取りました。
貰えば貰えで中身が気になるもので・・・。みんな莉子ちゃんの家から離れた場所でお年玉袋を開けました。
・・・髪の毛。莉子ちゃんの髪の毛だ。
これはお守りにしろと言うことなのかな?みんなに聞こうと振り返ると。
「期待して損したじゃない」
羽良ちゃんもやっぱり子供なんだよね~。お年玉袋開ける時すごく喜んでたもんね~。
「こよりの代用になるでしょうか」
姫梨ちゃん、さすがに髪の毛でこよりの代用は無理だと思うよ~。莉子ちゃんが剛毛なら良かったけどね~。
「あれ?なんかこの髪の毛臭くないかい?」
ニコは何度もにおいをかいている。瑚暖も真似して莉子ちゃんの髪の毛のにおいをかいだらとても臭いでございました。
お風呂の排水溝に溜まった髪の毛を包んだのかな。
・・・て、莉子ちゃん。ある意味これ嫌がらせやがな。
さすがに二日、三日目になると飽きてきますが、四日目は羽良ちゃんや姫梨ちゃん、ニコと一緒に初詣に来ています。
神社は人混みがスゴイのではぐれないように手を握りながら歩きました。
瑚暖とニコ、羽良ちゃんと姫梨ちゃんのペアです。
「瑚暖、お賽銭には何円入れればいいのかな?」
「気持ちだからね~」
実際、瑚暖もいくらいれたらいいか分からないけどね~。昔から百円と五円を入れてた気がするので、百円と五円を入れました。ニコも同じように百円と五円を入れました。
今年も良い一年でありますようにと祈ったよ~。
人混みをかきわけながら羽良ちゃんと姫梨ちゃんと合流しました~。
「お賽銭までが中々ハードなのよね」
「これもまた初詣の醍醐味なのでしょうか?」
髪を乱しながら、肩で大きく息をする二人。ものすごい疲れた表情をしている何かあったのかな?
帰りにコンビニに寄り肉まんを購入して食べました~。寒い日には肉まんは美味しいね~。
「そう言えば、瑚暖。宿題はちゃんとやってる?」
今はその話をする時では無いのだよ羽良ちゃん。肉まんを楽しむ時間なのです。
「お正月って地味ですよね~」
「何か分かるわ~。比較的、大人たちの方が盛り上がってる気がする」
「子供の楽しみと言えばお年玉くらいだもんね~」
このまま会話を楽しむのも良かったのですが、外は寒いので莉子ちゃんに会いに行くことになりました。
ピンポーン。
「なぜ私の家に?お正月ですよ?」
胸に大きな猿の絵柄がプリントされたピンクのトレーナーを着た莉子ちゃんは、お餅を食べながら対応してくれました。
「莉子ちゃんはお正月に実家に帰らないんだね~」
「先生はね、休みを満喫したいの」
実家でも休みを満喫できそうだけど、ひょっとしたらいっぱい親戚の人が来て休むことが出来ないのかもしれないね~。
「みんな座って、今お茶出すから」
莉子ちゃんは、おしることきな粉餅を出してくれた。おしるこの甘さが口いっぱいに広がるよ~。
「餅ばっかりね。普通はお茶かコーヒーじゃない?」
羽良ちゃんが小さく文句を言っています。わがままですな~。
「先生ね、せっかくだからあなたたちにお年玉をあげようと思うの」
「そ、そんなことしなくて大丈夫ですよ。なんかお年玉貰うために来たみたいじゃないですか」
「あら、お年玉目当てで来たと思ってたわ」
莉子ちゃんの生徒思い出は無い発言を今年早々に聞くことが出来たよ。
時間を忘れるくらいゲームをやったりして楽しみました。後片付けを手伝い、帰り際に莉子ちゃんからお年玉を貰いました。
「楽しい時間を提供してくれてありがとうの気持ちが入っているので断らないでくださいね」
断るに断れず、受け取りました。
貰えば貰えで中身が気になるもので・・・。みんな莉子ちゃんの家から離れた場所でお年玉袋を開けました。
・・・髪の毛。莉子ちゃんの髪の毛だ。
これはお守りにしろと言うことなのかな?みんなに聞こうと振り返ると。
「期待して損したじゃない」
羽良ちゃんもやっぱり子供なんだよね~。お年玉袋開ける時すごく喜んでたもんね~。
「こよりの代用になるでしょうか」
姫梨ちゃん、さすがに髪の毛でこよりの代用は無理だと思うよ~。莉子ちゃんが剛毛なら良かったけどね~。
「あれ?なんかこの髪の毛臭くないかい?」
ニコは何度もにおいをかいている。瑚暖も真似して莉子ちゃんの髪の毛のにおいをかいだらとても臭いでございました。
お風呂の排水溝に溜まった髪の毛を包んだのかな。
・・・て、莉子ちゃん。ある意味これ嫌がらせやがな。
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