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第六話 そろそろ隕石から地球を救うか?
後編
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実際のところ私達の目からでは、本当に地球に隕石が向かってきているのかなんて分からない。あくまで変態神の言葉を信じているだけなので。
これで、実際には何も無かったらタダじゃ置かないわ。
「どこで、どの様にして隕石を破壊すればいいんでしょうか?」
英恵は丁寧な口調で変態神に問う。
「ワシが合図をしたら、ワシの指さす方へ『神様のスマホ』を向けてビームを発射させれば大丈夫じゃ」
「結構、簡単なんですね」
そんな簡単なことなら、私じゃなくてもっと他の人を頼っても良かったんじゃないのと思うわ。今までの無駄な時間と疲労、ストレス...。
私達は見渡しの良い高層ビルの屋上に移動し、来るべき時を待った。
刻一刻と進む時計の秒針、私達は時間を持て余していた。
「いつ来るわけ。隕石」
「もうすぐじゃ」
「私、塾の時間なんですけど。まだ続くんですかこれ?」
「塾があるのなら帰った方がいいかもね」
「む、来た」
終始無言だった変態神は眼光鋭く見開くとともに声を張り上げた。
「あっちの方角に向かって放つのじゃ」
私と英恵は『神様のスマホ』を変態神の指し示す方向へ向けてビームを発射させた。
何かが遠くで破壊されたような感じは全くしなかったが、変態神は満足そうにしている。
「ねえ?隕石を破壊できたの?」
「うむ、お前たちのおかげで無事に隕石を破壊することが出来た。これでワシも心置きなく帰ることが出来る」
正直、地球を救ったという実感が湧かない。なんか、この変態神が妄想してただけなんじゃないかとも思えてきて無性に腹が立ってきた。
「お前、本当に隕石が地球に来てたのか?本当は嘘ついて私に近づいてきたんじゃないの?」
「・・・」
ここは否定するべきところじゃないの。否定しないということは本当に隕石なんか向かっていなくて私近づくことが目的だったのか。
込み上げる怒りが、右拳に集まっていく。
「止すのじゃ。冷静になるのじゃ」
「問答無用。お前を私の拳で天国まで送り返してやるよー」
渾身の右ストレートを変態神にお見舞いしてやった。空へまっすぐ突き進み変態神は星へと姿を変えていきました。
遠くから僅かに声が聞こえたような気がしたけど、どうでもいいわ。
「英恵、今日のことは忘れなさい。いいわね」
「え、ええ」
私たちは平穏な日常を手に入れた。そもそも地球に隕石が来ていたのか分からない時点で脅かされていた分けなじゃいけどね。だけど、あの変態神が居なくなっただけでも私的には平穏な日々がやって来たことに変わりが無い。
これで、実際には何も無かったらタダじゃ置かないわ。
「どこで、どの様にして隕石を破壊すればいいんでしょうか?」
英恵は丁寧な口調で変態神に問う。
「ワシが合図をしたら、ワシの指さす方へ『神様のスマホ』を向けてビームを発射させれば大丈夫じゃ」
「結構、簡単なんですね」
そんな簡単なことなら、私じゃなくてもっと他の人を頼っても良かったんじゃないのと思うわ。今までの無駄な時間と疲労、ストレス...。
私達は見渡しの良い高層ビルの屋上に移動し、来るべき時を待った。
刻一刻と進む時計の秒針、私達は時間を持て余していた。
「いつ来るわけ。隕石」
「もうすぐじゃ」
「私、塾の時間なんですけど。まだ続くんですかこれ?」
「塾があるのなら帰った方がいいかもね」
「む、来た」
終始無言だった変態神は眼光鋭く見開くとともに声を張り上げた。
「あっちの方角に向かって放つのじゃ」
私と英恵は『神様のスマホ』を変態神の指し示す方向へ向けてビームを発射させた。
何かが遠くで破壊されたような感じは全くしなかったが、変態神は満足そうにしている。
「ねえ?隕石を破壊できたの?」
「うむ、お前たちのおかげで無事に隕石を破壊することが出来た。これでワシも心置きなく帰ることが出来る」
正直、地球を救ったという実感が湧かない。なんか、この変態神が妄想してただけなんじゃないかとも思えてきて無性に腹が立ってきた。
「お前、本当に隕石が地球に来てたのか?本当は嘘ついて私に近づいてきたんじゃないの?」
「・・・」
ここは否定するべきところじゃないの。否定しないということは本当に隕石なんか向かっていなくて私近づくことが目的だったのか。
込み上げる怒りが、右拳に集まっていく。
「止すのじゃ。冷静になるのじゃ」
「問答無用。お前を私の拳で天国まで送り返してやるよー」
渾身の右ストレートを変態神にお見舞いしてやった。空へまっすぐ突き進み変態神は星へと姿を変えていきました。
遠くから僅かに声が聞こえたような気がしたけど、どうでもいいわ。
「英恵、今日のことは忘れなさい。いいわね」
「え、ええ」
私たちは平穏な日常を手に入れた。そもそも地球に隕石が来ていたのか分からない時点で脅かされていた分けなじゃいけどね。だけど、あの変態神が居なくなっただけでも私的には平穏な日々がやって来たことに変わりが無い。
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