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第六話 そろそろ隕石から地球を救うか?
中編
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一人では隕石から地球は救えないという事で、私は仕方が無く一緒に隕石を破壊してくれる仲間探しをする事に。
友達の神奈川英恵(かながわ・ふさえ)の家に来た。
「珍しいね?どうしたの」
「あのさ~これから一週間くらい暇?」
「特に用はないけど...」
ここはやっぱり変態神が仲間探しするべきじゃないか?どうやって説明したらいいか結構悩むわ。
「あのさ、私と地球を救わない?」
「地球を救う?」
英恵は頭に大きなクエスチョンマークを吹きだして私の顔をマジマジ見てくる。なんかアホな人間を見るような目で見られている気がするわ。
「アニメ?」
「そういう訳じゃないけど、そうね。これ見てよ」
私は『神様のスマホ』を取り出し、非現実的な力を見せれば多少なりとも理解しやすくなるだろうと思いアプリを発動した。
「どう?」
「・・・足が、タイヤになってるわね。それで?」
想像以上に反応が悪いわね。普通は足がタイヤに代わっていたら驚く場面でしょうが。
このまま話をしていても埒が明かないので私は英恵の手を引っ張って自宅まで連れてきた。
「連れてきたわよ。変態野郎」
「帰宅早々、言葉使いが悪い奴じゃの~。どれどれ」
「ちょっと、やだ。飛鳥、あんたおじいちゃんと一緒の部屋で過ごしてるの?」
「勘違いしないで、こいつは私のおじいちゃんなんかじゃないわ」
「それはそれで問題発言のようなきがするけど...」
変態神は静かに英恵を見つめている。こうして横から見ていると気持ち悪さが際立つ光景ね。マジマジ見ていた変態神は少しずつ英恵との間合いを詰め、両手を微妙に動かしながら...。
危険な行動と判断した私は側頭部に蹴りをお見舞いして置いた。
「う、む。ご、合格じゃ...」
床に倒れ込みながら、変態神はもう一台『神様のスマホ』を取り出して英恵に渡して力尽きた。
「結局、なんなの?」
私は取りあえず地球がピンチであることを説明した。
「大変なのね?私たち二人で隕石は破壊できるの?」
「私も特には分からないのよね。まあ、この『神様のスマホ』があれば何とかなるんじゃない」
「へえ~。エネルギーは無いのね?」
「・・・」
また、幸せパワーGETして来いってことか。
・・・いい事思いついたわ。
私は優しく変態神を起こした。
「神様。日頃の感謝を込めて一緒にお風呂に入ろう」
「・・・な、何じゃと?それは本当か」
「ええ。先に私はお風呂で待ってるから、呼んだら来てね」
「うむ」
変態丸出しの顔で頷いているわ。一気に幸せパワーGET出来るかしら。
湯けむりが漂う浴室に変態神はゆっくり鼻の下を伸ばしながら入ってきた。
「飛鳥よ。何と言うサービスをしてくれたんじゃ。ワシは嬉しいぞよ」
みずみずしい肌に変態神は触れ...。
『神様のスマホ』から音が鳴り響いた。
「ピッコーン。幸せパワーGET」
よっしゃー。楽して幸せパワーGET。
「なんじゃ、飛鳥にしては肌がしわしわしている気がするの?」
「何じゃー。お前は。ひょっとしてアタシの裸を見に来たのか」
「ぬぬ、この年老いた老人は誰じゃ?」
「それは私の婆ちゃんよ。良かったじゃない、あんたが好きな女性の裸が見れて」
「何たる奴じゃ。神を騙すような真似を...」
変態神は顔を赤らめながら婆ちゃんと一緒に湯船に浸かりながら汗を流す...ってお前、結局は女なら誰でもいいんじゃないの?
友達の神奈川英恵(かながわ・ふさえ)の家に来た。
「珍しいね?どうしたの」
「あのさ~これから一週間くらい暇?」
「特に用はないけど...」
ここはやっぱり変態神が仲間探しするべきじゃないか?どうやって説明したらいいか結構悩むわ。
「あのさ、私と地球を救わない?」
「地球を救う?」
英恵は頭に大きなクエスチョンマークを吹きだして私の顔をマジマジ見てくる。なんかアホな人間を見るような目で見られている気がするわ。
「アニメ?」
「そういう訳じゃないけど、そうね。これ見てよ」
私は『神様のスマホ』を取り出し、非現実的な力を見せれば多少なりとも理解しやすくなるだろうと思いアプリを発動した。
「どう?」
「・・・足が、タイヤになってるわね。それで?」
想像以上に反応が悪いわね。普通は足がタイヤに代わっていたら驚く場面でしょうが。
このまま話をしていても埒が明かないので私は英恵の手を引っ張って自宅まで連れてきた。
「連れてきたわよ。変態野郎」
「帰宅早々、言葉使いが悪い奴じゃの~。どれどれ」
「ちょっと、やだ。飛鳥、あんたおじいちゃんと一緒の部屋で過ごしてるの?」
「勘違いしないで、こいつは私のおじいちゃんなんかじゃないわ」
「それはそれで問題発言のようなきがするけど...」
変態神は静かに英恵を見つめている。こうして横から見ていると気持ち悪さが際立つ光景ね。マジマジ見ていた変態神は少しずつ英恵との間合いを詰め、両手を微妙に動かしながら...。
危険な行動と判断した私は側頭部に蹴りをお見舞いして置いた。
「う、む。ご、合格じゃ...」
床に倒れ込みながら、変態神はもう一台『神様のスマホ』を取り出して英恵に渡して力尽きた。
「結局、なんなの?」
私は取りあえず地球がピンチであることを説明した。
「大変なのね?私たち二人で隕石は破壊できるの?」
「私も特には分からないのよね。まあ、この『神様のスマホ』があれば何とかなるんじゃない」
「へえ~。エネルギーは無いのね?」
「・・・」
また、幸せパワーGETして来いってことか。
・・・いい事思いついたわ。
私は優しく変態神を起こした。
「神様。日頃の感謝を込めて一緒にお風呂に入ろう」
「・・・な、何じゃと?それは本当か」
「ええ。先に私はお風呂で待ってるから、呼んだら来てね」
「うむ」
変態丸出しの顔で頷いているわ。一気に幸せパワーGET出来るかしら。
湯けむりが漂う浴室に変態神はゆっくり鼻の下を伸ばしながら入ってきた。
「飛鳥よ。何と言うサービスをしてくれたんじゃ。ワシは嬉しいぞよ」
みずみずしい肌に変態神は触れ...。
『神様のスマホ』から音が鳴り響いた。
「ピッコーン。幸せパワーGET」
よっしゃー。楽して幸せパワーGET。
「なんじゃ、飛鳥にしては肌がしわしわしている気がするの?」
「何じゃー。お前は。ひょっとしてアタシの裸を見に来たのか」
「ぬぬ、この年老いた老人は誰じゃ?」
「それは私の婆ちゃんよ。良かったじゃない、あんたが好きな女性の裸が見れて」
「何たる奴じゃ。神を騙すような真似を...」
変態神は顔を赤らめながら婆ちゃんと一緒に湯船に浸かりながら汗を流す...ってお前、結局は女なら誰でもいいんじゃないの?
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