風紀委員はスカウト制

リョウ

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10・美術部潜入

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翌日から僕達はまどかちゃんの様子を観察する事となった。

同じ学年という事で、僕が彼女のクラスへこっそり様子を見に行く事になったのだが、そのクラスに先日知り合った佐々木君がいた。

丁度良いので、彼に声をかけながら教室の様子を窺う事にする。

これも百合彦が友人を作るチャンスをくれたお陰だ。

僕は佐々木君と世間話をしながらまどかちゃんと周りを観察した。特におかしなものは見えない。



「ね、佐々木君、華原まどかちゃんてかわいいよね?」

「なんだ、いきなり? もしかして彼女目当ててこのクラスに来たのか?」

「い、いや目当てとかじゃないけど、でもこう見てるとやっぱり癒されるなーって」

「まあ、確かにそうだな。俺も彼女はかわいいと思うよ」

「そうだよね! やっぱりクラスでもすっごく人気がある感じ?」

「うん、まあそうだな」

「その、ヘンなヤツとかはいないの?」

佐々木君は首を傾げる。



「ヘンな奴?」

「そう、休み時間通ってきたりとか、ストーカーみたいなの」

「いや、そんなヤツはいないな。テレビに出てくるみたいにヘンな奴って、実際現実にはいないよ」

「だよね」

自分の能力から感じ取れる範囲でも、おかしな人間が近くにはいないようだと分かる。

キノコも見えないし、原因はここではなさそうだ。



僕は再びまどかちゃんを見てみた。彼女の周りには相変わらず美しい花が咲いている。

昨日は気付かなかったが、どうやら花は巻きついているのではなく、後ろとか周りに添えられているような感じだった。

そこが前回の松浦さんカップルとは違う。

これはもしかしたら恋愛感情ではないのかもしれないなと思った。



「なに、また華原に見惚れてるの?」

佐々木君に呆れたように言われてしまった。

「ち、違うよ」

否定はしたが、でも見惚れていたのは間違いなかったかもしれない。

このままここに居たら本気で恋に落ちそうな気がするので、僕は自分のクラスに戻る事にする。



「じゃあ戻るけど、良かったら佐々木君もうちのクラス遊びに来てよ。百合彦もいるしさ」

「ああ、うん、そうだな。それにそっちには優等生の松方もいるんだもんな。仲良くなって勉強教えてもらえたら助かりそう」

「良いんじゃないかな? あ、でもそのかわり狂言はバカにしちゃダメだよ」

「狂言?」

「うん、最近僕と貴一君の間で狂言ごっこハヤってるから」

「別にバカにはしないけど、というか君達のクラス、面白そうだな」

僕は笑顔を返してから、自分の教室に戻った。







放課後、風紀委員室に顔を出し昼間の報告をした。



「ふん、目に見えた不信人物はなしか。まあ、俺が調べた限りでもおかしな人物はいなかったしな」

呟いた後で研坂さんは僕を見た。



「今日は彼女は美術部に出ている。アスカとフミヤで仮入部して様子を見に行ってくれ」

「え、フミヤさんを連れていくんですか? そんなデンジャラスな事して良いんですか? もしもまどかちゃんの顔を描く事になったらどうするんですか? あの美しい顔がゾンビみたいになっちゃうんですよ?」

「フミヤには石膏像でも描かせておけ」

「そんな石膏像だって、出来上がった絵を見たらショックで割れてしまいますよ! ってアレ、膝の上にポットが置かれて重いです。いや、そこで出すポタンとか押したら僕の膝の上にお湯が落ちるんですが、フ、フミヤさん!?」

「いや、本当。フミヤでここまで遊べるヤツを初めてみたよ」

何故か水橋さんが感心していた。







そんなこんなで、僕はフミヤさんと美術部の潜入にやってきた。

話は研坂さんがつけておいてくれたようで、僕達はさりげなくその絵画作業に混ぜてもらった。

特に部員の紹介などもなく、僕もフミヤさんもいきなりイーゼルに向かって絵を描く事になった。

先に来ていた他の部員は黙々とまどかちゃんの絵を描いている。

なんというかクールな部活だ。絵を描くってこういう風に、すごい集中するモンなんだなって思った。

とりあえず僕はイラストボードに向かって、借りた絵の具で絵を描き出した。



数分後、アラーム音が鳴り響いた。

するとまどかちゃんが取っていたポーズをやめる。ああ、休憩なんだな。



「どう? 描けた?」

横にいた美術部員の女の子が絵を覗きこんできた。

さっきはみんな冷たいのかなと思っていたが、絵に集中してただけなんだな。

「えっと、すみません、初心者なんで上手くないんですけど……」



そう答える僕の絵を美術部員は覗きこんだ。

「やだ! すごいこれ!」

彼女が叫ぶと他の部員もやってきた。

「こ、これは!?」

「トンパ文字じゃない!?」

「いや、素晴らしい発想力! 人物を文字で表すなんて、ちょっと前衛的!」

な、なんだろう ?褒められているのだろうか? 確かに僕の絵は絵という感じじゃない。

「古代エジプトとかクロマニヨン人の壁画って感じだな」

やっぱり褒められていないのかもしれない。



「えっと、本田君はどんな絵を描いたの? 私、本田君とは前からお話したいなーって思ってたんだ」

僕に対するのとは明らかに違う、乙女な仕草でさっきの彼女がフミヤさんの絵を覗きこんだ。

「ひゃ!」

彼女は悲鳴を上げて倒れた。それを後ろにいた部員が支える。

「なんだよ、何が描いてあったんだ?」

言いながら男子生徒も覗きこんだ。

「くは!」

目をやられてしまったようで、押さえて苦しんでいる。



「な、なんだ? 何が起こっている? ヤツらか? ヤツらが攻めてきたのか? いつに我々美術戦隊ガカレンジャーの出番なのか!?」

美術部部長も面白い人のようだった。だがしかし彼も絵を覗きこんでダメージを受けている。



「ぐがー! こ、これは呪いの絵画か!? 見た瞬間に暗黒世界に引きずり込まれる!」

フミヤさんの絵は破壊力抜群だった。当のフミヤさんはみんなの様子に引きつった顔でフルフルと震えていた。

僕もフミヤさんの絵を覗きこんだ。



「ああ、なんだ、このレベルですか? 僕は見なれているので大丈夫ですよ。今回は脳みその飛びちりが少ないですね。あ、ここに落ちているのは腕ですか? でもダメですよ、こんな地獄絵図描いたら、モデルのまどかちゃんがかわいそうです」

「僕は舞い散る花と、花畑しか描いてない!」

フミヤさんは叫びながら僕の鼻に筆をさした。ああ、筆入れはあっちなのにな、間違えちゃったんだね。



そんな大騒ぎの中、こちらを気にするでもなく、休憩を取るわけでもなく、一人の少年がずっと絵を描いている事に気付いた。

その集中力の高さに驚いた時、気付いた。

「これは……」

彼の周りに、何かオーラのようなモノが出ている。さっきは絵を描くのに夢中になっていたから分からなかった。

その僕の視線にフミヤさんも気付く。

「彼が?」

「はい、なんか関係ありそうな気配です」



僕達は彼の絵を覗きこむように、後ろにまわり込んだ。そして息を呑んだ。

彼の描いているキャンバスには、まどかちゃんの姿が、花と共に描かれていた。

それはそう、今のまどかちゃんの後ろに見える光景と同じだった。

僕はフミヤさんと小声で話す。



「これはどういう事だ? 彼にもあの光景が見えていて、それを絵にしているのか?」

フミヤさんの言葉を聞きながら、彼の描く絵を見た。

彼がまどかちゃんの足元にピンクの絵の具で花を描いた。すると現実のまどかちゃんの足元に花が生まれる。

「逆です、フミヤさん。彼が描くと花が現実世界にも浮かびます」



部活を終えてから僕たちは風紀委員の部屋に戻った。









「彼の事、調べておいたよ」

戻るとすぐに研坂さんが言った。部活の合間にフミヤさんが状況を携帯で報告していたお陰だ。



「美術部1年、宮崎和平。真面目で有望だけどちょっと無口な生徒だそうだ」

「はぁ、確かに真面目な感じでした。フミヤさんの絵を見てもほとんど動揺してなかったし」

「本当か? それは大物じゃないか!?」

水橋さんの言葉に僕は身を乗り出す。

「でしょう!? だってみんなが気絶する中、彼だけは『俺もまだまだ甘いな、こういう、人を闇の世界に引きずりこめるような絵を描けないと』って言ってたもん」

「だからそれ、僕の絵を褒めてないよね!? 僕は天使と花畑をイメージしたんだから」

「どう見ても地獄絵図でした。天使というか、三途の川のお婆さんと子鬼の惨殺死体でした」

「へー、それはまた食後に見なくて良かったねー」

「あ、何人かは吐き気をもよおしてました」

「だろうな」

「だから君達、いい加減話題を戻そうよ、ね、コウ」

珍しくフミヤさんが研坂さんに振った。



「ああ、そうだな。その人類抹殺兵器の話は後日にして、今は依頼の方が先だ」

研坂さんも僕達と似たようなもんだった。





「その宮崎君とやらは、どうやら絵画コンクールの入賞常連者らしいな。他の部員よりもかなり絵に対する真剣度が強い。おそらく将来は画家とかそっち系を目指してるんだろう」

僕は研坂さんの言葉に納得する。あの絵は本当に素晴らしかった。

まどかちゃんの依頼のために、あの絵を見たわけだけど、仕事とか依頼とか関係なく、心を惹きつけるすごい絵だと思った。

その世界に吸い込まれるような、そんな絵。



「君達の報告によると、彼の絵と華原まどかの周りに浮かんだ光景が同じだという事だったな」

「はい」

僕が頷くと、水橋さんが口を開いた。

「じゃあ、アレか、宮崎は素晴らしい絵を描くために、人の生気を奪っているんだな。だからコンクールに入賞が出来るような、そんな絵が描ける。だがそのせいで、まどかちゃんは身体が重苦しく元気がなくなっていく。だから俺達の使命はその悪魔の絵描き、宮崎和平の退治と、そういう事だな!」

「違いますよ!」

「違うな」

僕と研坂さんは同時に否定した。暫しお互いの顔を見つめあう。先に口を開いたのは研坂さんだった。



「違うよ、シュート。彼は純粋に絵を描いているだけだ」

「そうですよ、水橋さんも見たでしょう? まどかちゃんの周りには嫌な気配がなかった。宮崎君は本当に純粋に絵を描いているだけなんだ」

「じゃあ、なんだよ? だいたい純粋だからって害がないとは限んないじゃん」

ちょっと膨れたように、机に手をつきつつ水橋さんは続ける。

「俺の判断はこうだ。彼は絵に対して尋常ならぬ集中力を発揮する。そのエネルギー、執念が被写体に投影されるんだ」

「投影?」

水橋さんが呟いた。



僕は自分の意見を述べる。く。

「さっき彼の絵を見てきたから分かりますよ。強い絵への思いが、そのまままどかちゃんにまとわりついてるんですよ。だからぜんぜん悪意はないんです」

「でもそれって放っておいて良いのか? 彼女、身体が重いって言ってなかったか?」

水橋さんはまだ彼を疑っている。それに対して研坂さんが言う。



「確かに、誰かの思いがくっついているんだ、重くもなるだろう。だが問題視する事の物でもないさ。彼が絵を描き終われば、問題解決だ」

「そうなのか?」

「ああ、俺の予想ではそうだ」

研坂さんの言葉で水橋さんは納得したようだった。



「華原まどかには後で、俺から報告を入れておく。まあ、彼女が納得するならこれで事件解決だ」

僕は事件解決に安堵した。そしてふと気付いた。



「フミヤさん、いつにも増して無口じゃないですか?」

「僕はこれでも傷ついてるんだよ」

どうやら絵の事を気にしていたようだった。





そして数日後。研坂さんの言った通り、宮崎君が絵を描き終わると、まどかちゃんの異変もなくなった。

まどかちゃんもどうやら納得したらしい。



そして更に数日後。



「ちょっと良いかな?」

そう言って風紀委員室に現れたのは、生徒会長の加賀美ヒロミ様だった。

彼女は長い髪をサラリとかきあげながら、研坂さんの前に立つ。



「先日はまどかの為に、いろいろ調べてくれてありがとう。お礼を言うわ」

研坂さんは絶世の美女の前でも、いつもと同じクールな顔をしている。



「でもね、あの子の件が片付いてから、私の周りが何か変なのよね」

加賀美さんは不愉快そうに眉を顰めている。

言われて見て彼女の異変に気付いた。

彼女の背中に白い翼が生えている。



「うわ! 天使だ! リアル天使だ!」

つい叫ぶと、ヒロミ様は僕を見た。



「天使って、私のこと?」

「はい、背中に翼があります」

「翼?」

首を傾げるヒロミ様に、腕を組んだ姿勢で無表情で研坂さんが言う。



「ああ、俺にも見えるよ。白い翼がくっついてる。でもこれはアレだな、宮崎和平の絵だな」

「分かるの?」

「ああ、先日見たばかりだしな。念のため確認もしておうこうか?」

研坂さんはスマホを取りだした。そして高速で文章を打つ。

すぐに返信が入った。

研坂さんは画面を確認すると、僕達にスマホを翳した。

その中には画像送付されてきた、宮崎君の絵があった。



「どうやら次のモデルは君のようだ」

研坂さんに言われると、ヒロミ様はフっと息を吐いた。



「ま、仕方ないわね。暫く我慢しましょう」

「でも、俺、その翼良いと思うな。すっげー綺麗だし、ずっとついてたら良いのに。俺のマイエンジェルちゃん!」

水橋さんの発言にヒロミ様は眉を顰めた。

「気持ち悪い事言わないでくれる」

辛辣なセリフだった。



「私、貴方達みたいなの好みじゃないから」

研坂さんと水橋さんを指差して、ヒロミ様は言った。



「私はね、女の子全般とかわいい男の子が好きなのよ。あんた達みたいなのは、好みじゃないから」

すごい発言を聞いてしまった。

呆然としていると、ヒロミ様が僕に視線を向けた。



「アスカ、私、貴方の事は好きよ。良かったら生徒会室に遊びに来ると良いわ。ウチにはかわいい役員女子がそろっているしね」

「え、お邪魔して良いんですか? じゃあぜひ!」

僕は大喜びで答えた。

ヒロミ様はそれは美しい微笑を浮かべた後で、部屋から去っていった。

僕は浮かれたまま研坂さんに顔を向けた。



「えへへ、誘われちゃいました」

「ああ、そうだな、早速遊びにいけば良い」

おや、めずらしく意地悪なセリフじゃないな、そう思っていたら水橋さんが笑顔で言った。



「遊びに行ったら、女装が待ってるよ」

「え?」

引きつる僕に向かって、水橋さんはニヤニヤと笑う。



「彼女はかわいいモノが好きなんだそうだ、つまり男子は女装が似合いそうなヤツだけって事だ」

「本当ですか!?」

「行って確認してくると良い」

研坂さんに言われ、僕はプルプルと首を振った。



「そうだ、フミヤさんは? フミヤさんはヒロミ様のタイプなんじゃ?」

フミヤさんはテーブルに手をつき微笑んだ。



「僕は微妙らしいよ。この二人程男性らしい外見ではないけれど、だからと言って彼女好みのかわいい見た目でもないからね」

確かにフミヤさんは、かわいいよりはカッコウイイに入る。野性味はないが穏やかで大人びた外見だ。

僕はこっそりフミヤさんに聞く。



「本当に女装ですか? ああやってあの二人は僕を騙してるんじゃないですか? 美女たちに近づけないように」

「僕は君の女装が見てみたいけどね」

ニッコリ笑顔で言われた。



生徒会に近づくのはやめようと思った。

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