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高校生
最終話 俺の家には学校一の美少女がいる!【中編】
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学校に到着すると、卒業生、卒業生の保護者、在校生で混んでいた。
うちの学校はそんなに多くはないと思うが、それでも全校生徒で約1000人。
それプラス卒業生の保護者だから、ざっと見積もって今学校内にいる人は1300人といったところか。
「一旦、荷物を置きに教室に行くか」
「そうだね。それに教室に入るのも最後だしね」
俺と六花はクラスメイトが待っている教室へと荷物を置きに向かった。
教室にたどり着くと、すでに何人かの女子生徒が泣いていた。
さすがに泣くのはまだ早いだろうと思いながら、辺りを見回していると、
「お前もかよ…」
美月もうぇんうぇん泣きわめいていた。
お前男だからあまりなくのはみっともないぞ。
「おはよぉ~…グス」
しゃくりあげるほどか?!
「なんで泣いてるの?」
何となくというか、聞く前からその答えは分かっているが、一応ね。
すると、一瞬美月は泣きやみ、涙と鼻水でぐしゃぐしゃになった顔をあげた。
――うわぁー汚ぇな……
「僕の……僕のみーたんがあぁぁ!」
「は?」
なんだよ、「みーたん」って?
何があったのかちゃんと説明してもらいたい……。
てか、そっちかよ!てっきり、卒業するのが悲しくて泣いてたかと思ったよ!
「みーたんってのはなんだ?」
「……僕の嫁なんだ」
ちょっと何言ってるか分からないなぁ。
何かの弾みでとうとうぶっ壊れたのかしらん。
でも、いつか壊れるとは予想していたけどね!
「水姫、嫁ってなんだ?」
とりあえず本人に直接聞いても話が通じないということが分かったので隣にいる双子の妹である水姫に事情を聞いてみた。
「嫁ってのは……これのことです」
そう言い、水姫はスマホをすらすらと操作して、俺に画面を見せつけた。
その画面に写っていたのは…
「プリキャラ?」
プリキャラとは主に小さい女の子に大人気のアニメで、毎週日曜日の朝に放送されている。
一部ではヲタクにも人気があるとか聞いたことがあったが……
「お前がまさかプリキャラのヲタクだったとは……」
知らなかったよ!
正直言うと、プリキャラのヲタクってイメージ的にヤバいと思う。
だって、プリキャラの変身する子ってだいたい中学1年生の設定じゃない?
もう、ギリギリロリコンだよ!犯罪だよ!
そんなわけでプリキャラのヲタクとはちょっと距離をおきたい。
「隼人……なんで僕をそんな目で見るの?!」
「そんな目ってなんだよ」
今、俺は美月に対してどんな目で見ているのだろうか。
蔑んだ目かな?見下したような目かな?
まぁ、どうでもいいんだけどさ。
「で、結局なんの話だったんだ?」
「僕の嫁である、みーたんが失踪したって話だよ!」
そこまで声を荒らげなくてもいいだろ……。
周りを見ろよ。
お前のこと、冷めた目で見てるぞ。
と、いうことで俺は美月から距離をおいたのだった。
うちの学校はそんなに多くはないと思うが、それでも全校生徒で約1000人。
それプラス卒業生の保護者だから、ざっと見積もって今学校内にいる人は1300人といったところか。
「一旦、荷物を置きに教室に行くか」
「そうだね。それに教室に入るのも最後だしね」
俺と六花はクラスメイトが待っている教室へと荷物を置きに向かった。
教室にたどり着くと、すでに何人かの女子生徒が泣いていた。
さすがに泣くのはまだ早いだろうと思いながら、辺りを見回していると、
「お前もかよ…」
美月もうぇんうぇん泣きわめいていた。
お前男だからあまりなくのはみっともないぞ。
「おはよぉ~…グス」
しゃくりあげるほどか?!
「なんで泣いてるの?」
何となくというか、聞く前からその答えは分かっているが、一応ね。
すると、一瞬美月は泣きやみ、涙と鼻水でぐしゃぐしゃになった顔をあげた。
――うわぁー汚ぇな……
「僕の……僕のみーたんがあぁぁ!」
「は?」
なんだよ、「みーたん」って?
何があったのかちゃんと説明してもらいたい……。
てか、そっちかよ!てっきり、卒業するのが悲しくて泣いてたかと思ったよ!
「みーたんってのはなんだ?」
「……僕の嫁なんだ」
ちょっと何言ってるか分からないなぁ。
何かの弾みでとうとうぶっ壊れたのかしらん。
でも、いつか壊れるとは予想していたけどね!
「水姫、嫁ってなんだ?」
とりあえず本人に直接聞いても話が通じないということが分かったので隣にいる双子の妹である水姫に事情を聞いてみた。
「嫁ってのは……これのことです」
そう言い、水姫はスマホをすらすらと操作して、俺に画面を見せつけた。
その画面に写っていたのは…
「プリキャラ?」
プリキャラとは主に小さい女の子に大人気のアニメで、毎週日曜日の朝に放送されている。
一部ではヲタクにも人気があるとか聞いたことがあったが……
「お前がまさかプリキャラのヲタクだったとは……」
知らなかったよ!
正直言うと、プリキャラのヲタクってイメージ的にヤバいと思う。
だって、プリキャラの変身する子ってだいたい中学1年生の設定じゃない?
もう、ギリギリロリコンだよ!犯罪だよ!
そんなわけでプリキャラのヲタクとはちょっと距離をおきたい。
「隼人……なんで僕をそんな目で見るの?!」
「そんな目ってなんだよ」
今、俺は美月に対してどんな目で見ているのだろうか。
蔑んだ目かな?見下したような目かな?
まぁ、どうでもいいんだけどさ。
「で、結局なんの話だったんだ?」
「僕の嫁である、みーたんが失踪したって話だよ!」
そこまで声を荒らげなくてもいいだろ……。
周りを見ろよ。
お前のこと、冷めた目で見てるぞ。
と、いうことで俺は美月から距離をおいたのだった。
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