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高校生
第44話 修学旅行3日目の朝
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修学旅行3日目の今日は昨日のように寝坊することなく起きることができた。
できた……というか当たり前なのだが。
昨日はとても楽しかった。
計画通りではないが、アニメグッズ専門店を全店舗回ることができ、ついでに欲しかったフィギュアやその他のグッズも買うことができた。
だからと言ってはなんだが、荷物の量が半端ない。
美月も俺と同じく、爆買いしたせいで部屋の3分の1が荷物で埋まっている。
「これ……どうすんだよ」
朝起きて出た最初の言葉がこれだ。
それほどまでに量が多いということだ。
まあ、考えても仕方がないので、この話は終わりにして、制服に着替えた俺と美月は顔などを洗い、朝食を食べにホテル内のレストランへと向かった。
ホテル内のレストランへ着くと、昨日の朝とは違い、俺たちの学校の生徒で席が埋め尽くされていた。
席の様子を見る限りでは、どうやら席順は自由らしい。
俺と美月はどこに座るかキョロキョロしていると、向こう側から声をかけられた。
「おーい!隼人こっちこっち!」
声の主は六花だ。
その席を見ると、他に奈々、瑠璃、亜美が座っており、残る席は……あと1つ!
そのことを美月も気づいたのか、どちらかともなく、その席に向かって猛ダッシュ!
そしてその席に座ったのは…………
「おいゴラァ!!!何走ってんだボケェ!!!」
席に辿り着く前に学年主任である通称ゴリラ先生にものすごく怒鳴られました。……あはは。ついてないな!もぉー!
結局、それから30分間ずっとそのゴリラ先生に説教され、朝食を食べそびれたのだった。まる。
「長っかったな」
「隼人が走るからだよ」
「お前が言えることかよ…」
自分のことを棚に上げて言うな!
説教が終わったあと、レストランに向かうと当たり前のように誰もいなかった。
「売店行くか……」
そして、俺と美月は昨日と同じく、パンと飲み物を購入して自分の部屋に戻った。
……というか、今日は生徒全員でディスティニーランドに行くんじゃなかったか?
「おい!美月急げ!」
「え、なんで?」
「いいから!バスの時間に間に合わないぞ!」
気がつけば、午前8時50分になっていた。
バスの出発時刻が午前9時だから、あと10分しかない。
俺は美月にそのことを伝えると、2人して慌ててチェックアウトの準備をした。
「なんとか間に合ったな…」
俺と美月はなんとか出発時刻1分前にバスに乗り込むことができた。
どこに座ろうか席を探していると、ちょうど亜美の隣が空いていた。
「亜美、ここに座ってもいいか?」
「え?!あ、うん……い、いいよ」
亜美は一瞬驚いた表情をしたあと何かぎこちない感じで承諾してくれた。
「ありがと!じゃあ、美月は一番後ろにでも座ってろ」
「何か僕の扱い酷くない?!」
「…………」
美月とはこれ以上話すと面倒くさいので無視した。
そして、美月がどこかに行ったあと、俺は亜美に大事な話をした。
「亜美、大事な話があるんだけどいい?」
「うん……」
「今日のディスティニーランド……2人だけで行動しない?」
「それ大事な話なの?」
「まあ、俺にとってはね」
俺の計画では3日目のディスティニーランドで今の少しぎこちない関係を元に戻す。
その計画は、亜美には話していないものの、少し不思議そうな顔で俺を見てきた。
「六花ちゃんと一緒に行動すると思ってたのになんで私と?」
「それはその……とりあえず、亜美と一緒に行動したいんだ!ダメか?」
「い、いや!全然いいよ!」
何か亜美が少し元気になったように思ったが気のせいだろうか。
でもまぁ、一緒に行動することが決まっただけでも今の時点では計画通りだ。
このまま計画通りにことが進んでいけばいいのだが、現実はそうは甘くない。
このときの俺は明日の亜美との関係を知る由もなかった。
できた……というか当たり前なのだが。
昨日はとても楽しかった。
計画通りではないが、アニメグッズ専門店を全店舗回ることができ、ついでに欲しかったフィギュアやその他のグッズも買うことができた。
だからと言ってはなんだが、荷物の量が半端ない。
美月も俺と同じく、爆買いしたせいで部屋の3分の1が荷物で埋まっている。
「これ……どうすんだよ」
朝起きて出た最初の言葉がこれだ。
それほどまでに量が多いということだ。
まあ、考えても仕方がないので、この話は終わりにして、制服に着替えた俺と美月は顔などを洗い、朝食を食べにホテル内のレストランへと向かった。
ホテル内のレストランへ着くと、昨日の朝とは違い、俺たちの学校の生徒で席が埋め尽くされていた。
席の様子を見る限りでは、どうやら席順は自由らしい。
俺と美月はどこに座るかキョロキョロしていると、向こう側から声をかけられた。
「おーい!隼人こっちこっち!」
声の主は六花だ。
その席を見ると、他に奈々、瑠璃、亜美が座っており、残る席は……あと1つ!
そのことを美月も気づいたのか、どちらかともなく、その席に向かって猛ダッシュ!
そしてその席に座ったのは…………
「おいゴラァ!!!何走ってんだボケェ!!!」
席に辿り着く前に学年主任である通称ゴリラ先生にものすごく怒鳴られました。……あはは。ついてないな!もぉー!
結局、それから30分間ずっとそのゴリラ先生に説教され、朝食を食べそびれたのだった。まる。
「長っかったな」
「隼人が走るからだよ」
「お前が言えることかよ…」
自分のことを棚に上げて言うな!
説教が終わったあと、レストランに向かうと当たり前のように誰もいなかった。
「売店行くか……」
そして、俺と美月は昨日と同じく、パンと飲み物を購入して自分の部屋に戻った。
……というか、今日は生徒全員でディスティニーランドに行くんじゃなかったか?
「おい!美月急げ!」
「え、なんで?」
「いいから!バスの時間に間に合わないぞ!」
気がつけば、午前8時50分になっていた。
バスの出発時刻が午前9時だから、あと10分しかない。
俺は美月にそのことを伝えると、2人して慌ててチェックアウトの準備をした。
「なんとか間に合ったな…」
俺と美月はなんとか出発時刻1分前にバスに乗り込むことができた。
どこに座ろうか席を探していると、ちょうど亜美の隣が空いていた。
「亜美、ここに座ってもいいか?」
「え?!あ、うん……い、いいよ」
亜美は一瞬驚いた表情をしたあと何かぎこちない感じで承諾してくれた。
「ありがと!じゃあ、美月は一番後ろにでも座ってろ」
「何か僕の扱い酷くない?!」
「…………」
美月とはこれ以上話すと面倒くさいので無視した。
そして、美月がどこかに行ったあと、俺は亜美に大事な話をした。
「亜美、大事な話があるんだけどいい?」
「うん……」
「今日のディスティニーランド……2人だけで行動しない?」
「それ大事な話なの?」
「まあ、俺にとってはね」
俺の計画では3日目のディスティニーランドで今の少しぎこちない関係を元に戻す。
その計画は、亜美には話していないものの、少し不思議そうな顔で俺を見てきた。
「六花ちゃんと一緒に行動すると思ってたのになんで私と?」
「それはその……とりあえず、亜美と一緒に行動したいんだ!ダメか?」
「い、いや!全然いいよ!」
何か亜美が少し元気になったように思ったが気のせいだろうか。
でもまぁ、一緒に行動することが決まっただけでも今の時点では計画通りだ。
このまま計画通りにことが進んでいけばいいのだが、現実はそうは甘くない。
このときの俺は明日の亜美との関係を知る由もなかった。
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