乙女ゲームの世界に転生したけど推しのルートじゃなかった件

第6話 乱されて、溶かされて

　水嶋くんは、背後から私を抱きしめるようにしながら、私の秘所に硬くなった彼自身を押し当て、ぐりぐりと擦り付け続けている。
　すっかり濡れそぼって、熱くなってしまっているそこは、水嶋くんの腰が動く度にゴリゴリとクリトリスが刺激され、ぐちゅぐちゅと言ういやらしい水音を立てる。
　私は痺れるような甘い刺激と共に、羞恥心でも気が遠くなってしまう…！
　こんなのダメ！こんなのはダメ！！って理性ではわかっているはずなのに、身体はどうしようもなく熱く火照ってしまい、もっと気持ち良くなりたいとか早く楽になりたいと言う感情から逃げられなくなってしまう。
　自分の秘所の奥がヒクヒクと疼くようなもどかしい感覚と、水嶋くんの硬いモノが自分のナカへと挿入はいってきてしまったら…、自分は一体どうなってしまうんだろう？と言うイケない好奇心に、無意識に身体は小さくぶるりと身震いしてしまう。
　そして、大変なのは秘所だけでなかった。水嶋くんは私の胸もずっと虐め続けているのだ。
　親指と人差し指の指先で挟むようにして、私の硬くなった乳首をコリコリと擦りつける度に、きゅうっと強く抓る度に、私の口からは快感に抗えない情けない声があがってしまう。

「…あっ…あぁっ…！！！……ひにゃっ…ンッ…ぅ…！」

　快感に身悶える私の頬や瞼に、水嶋くんは唇を寄せてくるとそっと優しいキスを落としてくる。
　私の胸を弄る手つきも、秘所を擦り上げる下半身の動きにも容赦がないのに、私を見る眼差しとキスだけは酷く優しくて…。私はどれが本当の水嶋くんなのかわからなくて頭が混乱する。
　ただでさえ熱に浮かされたような状態のせいか、こんなことをされているのにも関わらず、その甘い視線とキスに、うっかり身も心も溶かされてしまうように錯覚してしまう…。

「ふぁっ……あっ、あぁっ…！」

「…ん…。あぁ…もう…限界だ…萌黄…入れるぞ…」

　何処か余裕のなさそうな、切なげな声に私ははっと我に返る。
　気が付けば、これまではただ擦りつけているだけだった水嶋くんのモノ…その先っぽが私の入り口へと宛がわれ、そのまま入り口をこじ開けようとするかのようにぐりぐりと押し当てられているのだ。

「っ、あ、だめっ…やっ……ッッッ！！！」

　戸惑い、震える声を絞り出す私の言葉なんて関係なかった。水嶋くんが入れるとそう発言した次の瞬間には、水嶋くんは私の秘所へと宛がった彼自身を一気にズブズブと最奥まで突き入れてしまった！

「ひぅっ…？！！！！！…んっ…んんっ………ぁっ…！！！！！」

　私の全身に強い衝撃と圧迫感を与えながら、私のナカを彼のモノが貫く感覚に、私はもうそれだけで意識が飛んでしまいそうになった。

「ふあっ…！！！あぁっ…！！！！！」

　恐らく絶頂してしまったんだと思う。ビクビクっと身体が弓なりに反りかえってしまったのがわかった。
　呼吸の仕方すらわからなくなってしまい、まともに息が出来ないし、目の前には小さな星が浮かんでいるかのようにチカチカしている。

「萌黄っ、萌黄…！！！！！」

　一度絶頂を迎えてしまった私の身体は酷く敏感になってしまっていたのだけれど、水嶋くんは追い打ちをかけるみたいに私の名前を呼びながら激しく腰を打ち付け続ける。

「あっ…！？…やっ…まっ…てっ…！……あんっ…！！！！やっ…！！！！」

　自分のナカをぐちゃぐちゃに掻き回されて、強く突き上げられて、私は頭が真っ白になってしまう。
　私の身体は、彼に突き上げられる度に、もうずっと痙攣したようにビクビクっと震え、跳ね上がっているのに、水嶋くんは少しも動きを止めてはくれないのだ。

「…待っ…てぇっ！…おねがいっ…やぁっ…あんっ…！だめぇっ…！」

「…ダメだ。…止めない…。お前が俺のものになるって誓うまで、絶対に止めない」

「…っ、そ…んなっ……ひあぁっ！！」

　パンッパンッ！！！！と激しい音と共に何度も何度も腰を打ち付けられ、その度に硬くて熱いままの水嶋くん自身が私のナカに出入りを繰り返す。
　私の耳に聞こえてくるのは、もう私と水嶋くんが繋がっている部分から聞こえてくる激しい水音と、水嶋くんの熱を帯びた吐息だけ。
　私はもう言葉を発することすら出来なくて、ただただ恥ずかしい喘ぎ声を溢れさせることしか出来なくなっていた…。