Libido〈リビドー〉

黒多毒虫

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ネグリジェの女

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 高校1年生のAくんは、ある日、クラスメートのBくんからこんな話を聞いた…。

「なぁなぁA。お前、XY公園に出る幽霊の話知ってるか?」

 こういった怪談話が大の好物なBくんに対し、Aくんは幽霊などといった類は信じない質なので、そんな噂は知りもしなかった。

「いやお前んちの近くなのになんで知らねぇんだよぉ!夜遅くにあの公園に行くと、林の中から女の幽霊が現れて、やって来た人間を食っちまうって噂だぜ!?」

 Aくんは全く興味の無さそうな顔で、Bくんの話を聞いていた。

「でもよぉ~、もしその女幽霊が超可愛かったらどうする?俺だったら絶対エッチしまくるわぁ!!逆に俺が食っちまうって感じ?(笑)おっぱいとか嘗め回したり、あとはやっぱり、濡れ濡れのマンコにチンコを思いっ切りぶち込んだりとかさぁ~…お、やべっ!想像したら勃ってきちまった!あぁ~たまんねぇ~!セックスしてぇ~!!!」

 また始まった…と、Aくんは呆れた様子でBくんを見ていた。Aくんは、セックスの話しはあまり興味を示さなかった。というよりは、女の子の話そのものに興味が無かったのだ。中学時代に女の子達に虐められていた経験もあり、ちょっとした女性恐怖症となっていた。そのため彼女は無く、勿論童貞である。しかし、それはBくんも同様だった。 こんな猥談ばかり話しているBくんでも、Aくんにとってはただ一人の友達なのだ。



 その夜、Aくんは塾を終え、一人自転車で家に帰る途中の事だった。時間は22時過ぎ頃、元々人通りの少ない道ではあったが、その日は不気味なほどに辺りは静まり返っていた。その道中に、Bくんの言っていたXY公園があるのだ。XY公園の前を横切ったAくんは、思わずペダルから足を離した。Bくんが話していた公園の幽霊の事を思い出したからである。別にAくんは幽霊の話を信じてるわけではないが、『そんな噂が立った原因は何なのか』という事には僅かながら興味はあったので、自分で確かめたくなったのだ。ばかばかしいとは思いつつも、Aくんは公園へと入って行く。辺りを見回してはみたが、女どころか人っ子一人いない。夜中なのだから当然だろう。Aくんは、自分の行動をアホらしく思い、その場を立ち去ろうとした…その時だった。林の木陰で何かがふわりと動く気配を感じ、Aくんは振り向いた…。

 木陰に、一人の女が立っていた。Aくんの事をジーッと見ていたその女は、半透明のネグリジェを着ていて、月明かりで身体のラインがシルエットとなって浮かび上がっていた。もしや、あれがBの言っていた幽霊なのかと、Aくんは思った。そして、女はAくんを見つめながら、ゆっくりと近づいてきた。Aくんは恐怖を感じて逃げようとしたが、金縛りにあったかのように身体が固まってしまい、その場に立ち竦んでしまった。Aくんの額から冷汗が滝のように流れ出る。近づくにつれて、女の姿が段々と見えてきた。そして、Aくんは思わず息をのんだ…。女は、この世の者とは思えないほど実に可憐で美しい顔をしていた。淡い月光に照らされ、少し青みがかったグレーの長髪とネグリジェのレースが、夏の生暖かい風で揺れていた。その女の姿はどこか神秘的で、何とも言えぬ妖麗さを漂わせていた。女はAくんの頬にそっと手を触れた。その瞬間にAくんは分かった。女は幽霊ではない…人間だ…。その細く柔らかい手から温もりが伝わってきたのだ。

 女は、蒼く澄み渡った眼をグッと近づけると、Aくんの耳元で、「こっちへ…」と、玲瓏な声で囁いた。女に誘われて、Aくんは草むらの中へと入って行った。

 Aくんを一番太く大きな木の下に連れてきた女は、大木にAくんを押し付けるようにして抱き付いた。ネグリジェ越しに豊満なおっぱいがAくんを包み、激しい接吻が交わされた。女は舌をAくんの舌と絡ませた。Aくんは、今まで味わった事の無い感覚に襲われ、身体全身が痺れたように動けなくなり、まるで女の玩具になったかのようだった。そして、Aくんは思わず股間を膨らませた。女はそれに気付くと、Aくんの膨らんだ股間を手でさすり始めた。だが、Aくんは突然我に返り、もうやめてくれと言わんばかりに、女の手をグッと掴んだ。Aくんの腕はブルブルと震えていた。すると女はニコリと笑い、Aくんの震える腕に優しく触れながら言った。

「…大丈夫、怖くないですよ。私はあなたの味方です…大丈夫…」と、女はAくんを宥めた。Aくんの気を落ち着かせると、再度股間に手をさすり始めた。

「大きくなってきましたね…私のキスで興奮してくれたんですか?…嬉しい…」女は艶めかしい声でそう言うと、しゃがみこんでAくんのベルトをゆっくりと外し、ズボンとパンツを降ろした。パンツを降ろした途端、勃起したAくんのペニスが女の顔にペチリと当たった。

「!…すっごく大きいですね…」

 女は、そそり立ったAくんのペニスを手でシコシコと動かし始めた。女の綺麗な細い指がAくんのペニスに刺激を与えていく…。すると、Aくんの亀頭から先走り汁が出始めた。

「うふっ…おちんちん、濡れてきましたね…」

 女はAくんのペニスをアイスキャンディーのようにペロペロと嘗め始めた。女は亀頭に軽くキスをし、裏筋とカリを舌先で攻める。

「れろれろれろ…ちゅ…ちゅるちゅる…れろれろ…はぁ……あぁむっ」

 女はAくんのペニスの加え込んだ。

「んむ…ぢゅる、ぢゅるる…んぐ、ふぅ…ぢゅるるるる…ふふっ❤」

 女は嬉しそうにフェラチオを始めた。

「むちゅ…ちゅぽっちゅぽっ…んぐ、じゅぷ…じゅぷ…ぢゅるる…んぐ…じゅるるる…じゅぷっ…じゅぷ…ちゅるるる…ちゅぷっ…はぁ…どうれすか?気持ちいいれすか?おちんちん、口の中でビクンビクンしてますよ…んんっ…じゅぶっ…じゅぶ…ぢゅるるるる…じゅぼぼ…❤」

 Aくんは完全に女に身体を委ねていた。脳みそが蕩けそうなほどの快感に、Aくんのペニスは絶頂を迎えようとしていた。

「じゅぶぶ…ぢゅるぅ~…イキそう?…イキそうでしゅか?…いいですよ…私の口の中に…いっぱい出ひて良いでふから…じゅぶぶぶ…出ひて…いっぱい射精ひてくだはい…じゅぶっじゅぶっじゅぶっ…じゅぶぶぶぶ…!」

 女の激しいフェラチオで、Aくんはついに射精した。

「ん゛ぐっ!!…ん゛んんん…う゛ぐぐ…くっ…!!!」

 女の口の中に、Aくんの大量の精液が流し込まれた。

「んん…ぢゅるるるる…ぢゅぢゅぅぅうう…」

 女はAくんの出した精液を吸い取り、そのままゴクリと飲み込んだ。

「…んんっ……ぷはぁ…ふふふ…いっぱい出ましたね…❤」

 しかし、Aくんのペニスは鎮まる事なく、再び大きく勃起した。

「!…君のおちんちん、まだこんなに元気ですよ!うふふ…それじゃぁ…」

 女は立ち上がると、ネグリジェのスカートをまくり上げた。スカートの下から、愛液で濡れたツルツルのパイパンマンコが露わになった。

「私のおまんこ、こんなにぐしょぐしょになっちゃっいました…」そう言うと女は、ネグリジェをゆっくりと脱ぎ捨てた。脱いだ瞬間、女の大きくて柔らかなおっぱいが上下に揺れた。そして、濡れた膣口を2本の指で開いて見せた。そのなんともいやらしく耽美な光景に興奮を覚えたAくんだが、彼にとっては初めての経験だ。過去のトラウマが抜け切れていないため、Aくんはまだ少々怯んだ様子だった。そんなAくんを見つめながら、女はまた優しく囁いた。

「大丈夫…勇気を出してください。あなたなら出来ますよ…もっと、自分に自信を持ちなさい…」

 女は大木に両手をつき、Aくんの方に尻を突き出した。

「お願いです…私の事も…気持ちよくしてください…」

 Aくんは勇気を振り絞り、女の生温かい膣内に、ペニスを奥までゆっくりと挿入した。

「んんっ…!❤」女の感じる声が漏れた。

「そのまま…動かして…❤」

 Aくんはペニスを動かし始めた。

「あぁ…!いい…!上手ですよ…!君のおちんちんが…奥まで…子宮の奥まで…来てますぅ…!あぁあん…!❤」

 Aくんは欲望の赴くままに腰を振り、女の中に何度も何度もペニスを押し込んだ。

「あぁあああ…!す…凄い!ふぁああん…んんぅっ…!はぁあああ…!ああっ…!んんっ…あぁぁ…!❤」

 Aくんが動けば動くほど、女の膣がペニスをぎゅっと締め付けた。きつく締まった膣の壁にカリ首が擦られていく。

「あぁああ…!んん…!はぁあ…いい…気持ちいい…!❤」

 女の喘ぎ声にそそられながら腰を振り続けるAくんは、再び絶頂を迎えようとしていた。

「イ、イッちゃうんですか?いいですよ…!出して!私の中に…あぁっ…いっぱい…いっぱい出してぇ!❤」

 女の激しい喘ぎ声に興奮を搔き立てられたAくんは、絶頂に向ってピストンを一気に速め、膣口に激しく腰を打ち付けた。

「ああっ…!私も…私もイク!…あぁ!も…もうダメ!イクッ!イクッ!もうイッちゃうぅぅ!…イッ…んんぁあああああああああ…!❤」

 Aくんと女は絶頂に達した。そして、女の中に精液が迸った。Aくんはゆっくりとペニスを抜くと、大量に出した精液が膣口から溢れ出てきた。

「はぁ…私の中…君の精液でいっぱいに満たされます…❤」

 精子を出し切ったAくんは、疲れてその場にぐったりと座り込んだ。女はAくんに近づき、包み込むようにぎゅっと抱きしめた。女の温かい温もりに、Aくんの心と身体は癒されていった。

「よく頑張りましたね…えらいですよ…。気持ち良かったですか?」

 Aくんはコクリと頷いた。

「うふふ、良かった…うふふふ…❤」

 

 セックスを終えると、Aくんは自転車に跨り、女に一礼してその場を後にする。女は軽く手を振ってAくんを見送った。公園の入り口を出たAくんは、もう一度女の姿を見ようと振り返った。だが、女の姿はもう何処にもなかった…。



 翌日の夜、Aくんはもう一度女に会いたいと思い、塾が終わると真っ先にXY公園へと向かった。けれど、ネグリジェの女はいなかった。Aくんはそれからも何度となく夜の公園を訪れたが、女はもうAくんの前には二度と現れる事はなかった…。

 結局、あのネグリジェの女が一体何者だったのかは分からずじまいとなった。だが、あの夜に体験した世にも不思議な出来事を、Aくんは一生忘れる事はなかった…。
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