すばくんの毎日 ～発達障害の子育てエッセイ～

検査と、支援学校と。

検査と、支援学校と。

   小学校の説明会から2、3週間後。
   再度検査をするように言われて、検査に行ってきました。

   検査内容は子供の受け答え、数字、集中力、生活面、排泄物の自立などが中心でした。

   うちの子供は生活面は問題はありません。
   問題があるとしたら、受け答え、数字、言葉の理解、集中力の殆どでした。
   見た目は普通の子供と変わりません。

   恐らくですが見た目だけで言えばグレーゾーンに近いかと思います。
   ですが中身は違います。
   受け答え、言葉の理解がまだ乏しい面があります。
   検査の結果。
   やはり受け答え、数字、言葉の理解、集中力の全てが引っかかりました。
   しかも精神年齢がこの時は2歳半ぐらい。

   こんな状態の中普通の学校に通わせると言うことは私の中では不安しかありませんでした。

   そこで支援学校の見学を進められ、支援学校の見学に行く事になり、実際に行ってみたら二人の先生に対して子供達は5人程でした。

   私が見学させて貰った授業では、絵本の読み聞かせや、簡単な数字。
   体を使った運動などでした。
   実際に子供たちや先生がうちの子の椅子を用意してくれて、仲間にいれてくれましたが残念なことに緊張して私の後ろから離れませんでした……。
   子供にとっては初めての場所で、人見知りが出てしまっていて、怖いと感じてしまったようでした。

   ですが私から見た感触では支援学校では子供に合わせた支援が手厚くしてもらえる、子供のペースに合わせて貰えるという印象を強く受けました。

   ここなら子供が自分のペースで学校生活を送っていける。
   そして何より、子供が友達を作れるかもしれない。
   そう思ったのです。
   もちろんデイにも親友のお友達はいます。
   だけど子供がこの先過ごしていく中で、学校でも子供に合うお友達が出来れば良いと思っていました。

   それから夜旦那と子供について夫婦で話し合いをしました。
   旦那は、
「子供が元気に学校でちゃんと勉強してくれたら、それでいい」
   と言ってくれました。

   その言葉に対して私は心から本当に嬉しかったのです。

   私は自分に何度も、何度もこれで良いのかと問いかけ、迷いました。
   だけど本当は旦那は子供を普通の学校に行かせたいのではないのか。
   そんな思いが僅かにありました。

   だけど旦那も旦那なりに子供の事を考えてくれていたのです。
   私はそれが心から嬉しくってたまりませんでした。
それから私達は子供を支援学校へと入学させる事にしたのでした。