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『ヒール170』
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『ヒール170』
もの凄い音の方にサリオスの姿が。
確か竜神様はサリオスに勝ったと言っていたから、サリオスから来るという発想が俺に無かった。
竜神様に向かっているところか
ら、俺に攻撃しているのではなくて良かった。
竜神様とサリオスを両方を相手するのは無理だよな。
ひとりでも危険なので。
それにムジカとジェンティルまでお揃いだったのは最悪か。
サリオスひとりでもヤバいのに、二人も。
町に現れたサリオスは、
「トレイル。お前は竜神様に会っても意味ないんだよ。なぜなら俺のために竜人の剣はある」
「バカかっ! まだバカなこと言っている!」
「勇者に対してバカとは失礼な。エルフの女よ、訂正しろ」
「うるせーバカっ!」
パピアナはサリオスに暴言を履いた。
訂正など考えてもいないのがパピアナらしい。
「なぜここに来た。竜神様とは戦って負けたのだろ?」
俺は確認したくて聞いたら、
「負けただと……嘘嘘、そんなわけないだろ。勇者のオレは決して負けない。竜神様が言ったのなら何かの間違いだ。神殿での戦いなら逃げたのでなくて、神殿を守るために移動したのだ」
「移動?」
まるで意味がわからない理由だな。
もう少し詳しく聞くか、無視する方が良いか。
「移動だ。あのまま理由なく神様と戦い続けてみろ、神殿は壊されてしまい、竜人族が悲しむのは明白だ。そこで俺は勇者らしく、竜人族のために神殿から移動したのだ。全ては竜人族のためにな」
「サリオスが竜神様を寝ていたのを起こしたのだろ。それが原因なんだろ。起こさなければ良かったんだよ」
サリオスの意味不明な理由を聞いて正直にがっかりした。
これがあの勇者なのかと。
勇者らしい負けを認めるのかと思ったら違った。
だから俺はサリオスに自分の考えを、ぶつけてみたところ、
「あははは、トレイルは俺から学んでいないな。勇者パーティーにいたのだろ、僅かな期間にしろ。森の王にいたのにわからないのか?」
わからないよ。
全くサリオスが何を言っているかが。
たぶん誰もわからないと思う。
シシリエンヌもポカンとしているし。
ミヤマは怪しんでいるようにも見える。
「わからない。教えてくれ」
「森の王は俺こと勇者がいるパーティーだ。それは魔王、魔族から
世界を救うのが使命つけられているのはトレイルも知っているだろう。勇者ゆえに俺は世界を守り救うために必要なのが竜人の剣なのさ。そのためなら全ては犠牲になる。許されるのだよ。竜神様を剣にする。今日は必ず剣にする」
「どうやって剣にするんだよ。勝てないぞサリオスでも、そうだろ?」
常に自信満々であるのは相変わらず。
ある意味うらやましいな。
「バカを言うな。オレに勝てないわけないだろ。選ばれた勇者だ」
「私も忘れないでよねトレイル。サリオスだけじゃなくてよ」
「忘れるかよ。俺は殺されかけたのだ。忘れたいくらいだ」
ジェンティルを忘れる方法を誰か教えて欲しいものだ。
「あはははは。忘れさせやしないわよ」
「トレイル、大剣士もいるんだぜ」
「デブだろ。森の王のデブ」
「誰がデブだ、黙れエルフ」
ムジカにデブと言えるパピアナ。
俺にはとても言えない言葉である。
聞いていても、身震いする。
すでに剣を持っているし、俺は一度戦っているので、余計に拒否したい。
俺の心配とは関係なくサリオスは戦いする気だ。
敵は竜神様と決めているのは、この城がある町に来ているのを知ったのだろう。
または俺が馬車に乗るのを見て、後ろから来たのかもしれないな。
それなら気づくべきだったかな。
サリオスは俺の知っているサリオスのモードになっている。
明らかに魔力もびんびんに出しているし、近寄りがたい。
竜神様はと言うとサリオスに負けずに魔力を出していて、とんでもない所になりつつある。
神様と森の王が戦いを始めるのは、最悪の場所だな。
できるだけならこの場から消えたいが、俺も竜神様には神殿に帰って欲しいので、無視は出来ないのが辛い。
ほんと最悪だな。
「サリオスが戦い出すの。私達は見てる?」
「一緒に戦うとか嫌だよ」
ローズはサリオスと一緒に戦うのは嫌な顔をした。
俺も嫌だし、シシリエンヌとミヤマも同じだった。
みんなから嫌われるサリオスだな。
逆にこのサリオスを知って、好きな人がいるのかと聞きたい。
このサリオスが好きな人は、異常だろうよ。
「竜神様もサリオスの方に振り返った。城を攻撃するのをやめたわ」
「竜神様とサリオスが接近してるよ、もう止めるのは無理」
竜神様に向かっているサリオス。
俺が竜神様と接する前に、サリオスが行った。
「おい竜神様、降りてこいよ。それともドラゴンがないと戦えないか?」
「ふふふ、偉そうなのは変わらないのだな。前回神殿で私から逃げたのに、よく言えるな?」
「オレは勇者だ。逃げたのでなく、神殿を守ったのだ。あのまま戦い続けていたら、神殿が壊れていた。理由があってのこと。オレの剣は受け切れるかな。竜神様!」
「魔法でなく剣か。どうぞ来なさい!」
ついにサリオスが剣を向けて始まる。
もう俺には止めるすべはない。
ここはサリオスが戦うのを見てるしかないな。
サリオスの剣はドラゴンに向かう。
ジェンティルとムジカは、まだ静観してる。
サリオスが先に戦い、後から参戦するのかな?
「ブレードソード!」
サリオスのブレードソードだ。
恐ろしく切れる剣術。
ダンジョンでも強い魔物を切って切って切りまくるのが鮮烈だった。
ドラゴンの足に剣が当たる。
「ドラゴンよ。逆にサリオスを踏み潰すのだ!」
竜神様に命令されたドラゴンは、足を高く上げてサリオスを踏み潰す勢いだ。
サリオスはそこは軽くかわしていく。
足が地面を踏んだ。
踏んだ時にはサリオスはいない。
速い!
サリオスはするっと足を抜けていたのは、百戦錬磨の勇者だ。
今のでわかる。
サリオスは口だけじゃない。
本気で竜神様を切りに行った。
本気サリオスの強さは異常なのは、俺は体で知っている。
人の強さを超えた強さだ。
「ドラゴン足を切ったわ!!」
「凄い剣。これがサリオスなの!」
パピアナが珍しく相手を褒める。
普段は決して褒めることはないから、サリオスの剣術には驚いたのだろう。
ドラゴンは足を切られ、悲鳴を上げる。
太い足もブレードソードの切れ味には勝てない。
続けてブレードソードが襲う。
ドラゴンは防ぎたくても、速すぎて追えない。
凄まじい速度の剣。
何度となく剣を切る。
ドラゴンが激痛から叫ぶと、
「あはははは、どうだ竜神様よ。お気に入りのドラゴンはもう危ないぜ」
もの凄い音の方にサリオスの姿が。
確か竜神様はサリオスに勝ったと言っていたから、サリオスから来るという発想が俺に無かった。
竜神様に向かっているところか
ら、俺に攻撃しているのではなくて良かった。
竜神様とサリオスを両方を相手するのは無理だよな。
ひとりでも危険なので。
それにムジカとジェンティルまでお揃いだったのは最悪か。
サリオスひとりでもヤバいのに、二人も。
町に現れたサリオスは、
「トレイル。お前は竜神様に会っても意味ないんだよ。なぜなら俺のために竜人の剣はある」
「バカかっ! まだバカなこと言っている!」
「勇者に対してバカとは失礼な。エルフの女よ、訂正しろ」
「うるせーバカっ!」
パピアナはサリオスに暴言を履いた。
訂正など考えてもいないのがパピアナらしい。
「なぜここに来た。竜神様とは戦って負けたのだろ?」
俺は確認したくて聞いたら、
「負けただと……嘘嘘、そんなわけないだろ。勇者のオレは決して負けない。竜神様が言ったのなら何かの間違いだ。神殿での戦いなら逃げたのでなくて、神殿を守るために移動したのだ」
「移動?」
まるで意味がわからない理由だな。
もう少し詳しく聞くか、無視する方が良いか。
「移動だ。あのまま理由なく神様と戦い続けてみろ、神殿は壊されてしまい、竜人族が悲しむのは明白だ。そこで俺は勇者らしく、竜人族のために神殿から移動したのだ。全ては竜人族のためにな」
「サリオスが竜神様を寝ていたのを起こしたのだろ。それが原因なんだろ。起こさなければ良かったんだよ」
サリオスの意味不明な理由を聞いて正直にがっかりした。
これがあの勇者なのかと。
勇者らしい負けを認めるのかと思ったら違った。
だから俺はサリオスに自分の考えを、ぶつけてみたところ、
「あははは、トレイルは俺から学んでいないな。勇者パーティーにいたのだろ、僅かな期間にしろ。森の王にいたのにわからないのか?」
わからないよ。
全くサリオスが何を言っているかが。
たぶん誰もわからないと思う。
シシリエンヌもポカンとしているし。
ミヤマは怪しんでいるようにも見える。
「わからない。教えてくれ」
「森の王は俺こと勇者がいるパーティーだ。それは魔王、魔族から
世界を救うのが使命つけられているのはトレイルも知っているだろう。勇者ゆえに俺は世界を守り救うために必要なのが竜人の剣なのさ。そのためなら全ては犠牲になる。許されるのだよ。竜神様を剣にする。今日は必ず剣にする」
「どうやって剣にするんだよ。勝てないぞサリオスでも、そうだろ?」
常に自信満々であるのは相変わらず。
ある意味うらやましいな。
「バカを言うな。オレに勝てないわけないだろ。選ばれた勇者だ」
「私も忘れないでよねトレイル。サリオスだけじゃなくてよ」
「忘れるかよ。俺は殺されかけたのだ。忘れたいくらいだ」
ジェンティルを忘れる方法を誰か教えて欲しいものだ。
「あはははは。忘れさせやしないわよ」
「トレイル、大剣士もいるんだぜ」
「デブだろ。森の王のデブ」
「誰がデブだ、黙れエルフ」
ムジカにデブと言えるパピアナ。
俺にはとても言えない言葉である。
聞いていても、身震いする。
すでに剣を持っているし、俺は一度戦っているので、余計に拒否したい。
俺の心配とは関係なくサリオスは戦いする気だ。
敵は竜神様と決めているのは、この城がある町に来ているのを知ったのだろう。
または俺が馬車に乗るのを見て、後ろから来たのかもしれないな。
それなら気づくべきだったかな。
サリオスは俺の知っているサリオスのモードになっている。
明らかに魔力もびんびんに出しているし、近寄りがたい。
竜神様はと言うとサリオスに負けずに魔力を出していて、とんでもない所になりつつある。
神様と森の王が戦いを始めるのは、最悪の場所だな。
できるだけならこの場から消えたいが、俺も竜神様には神殿に帰って欲しいので、無視は出来ないのが辛い。
ほんと最悪だな。
「サリオスが戦い出すの。私達は見てる?」
「一緒に戦うとか嫌だよ」
ローズはサリオスと一緒に戦うのは嫌な顔をした。
俺も嫌だし、シシリエンヌとミヤマも同じだった。
みんなから嫌われるサリオスだな。
逆にこのサリオスを知って、好きな人がいるのかと聞きたい。
このサリオスが好きな人は、異常だろうよ。
「竜神様もサリオスの方に振り返った。城を攻撃するのをやめたわ」
「竜神様とサリオスが接近してるよ、もう止めるのは無理」
竜神様に向かっているサリオス。
俺が竜神様と接する前に、サリオスが行った。
「おい竜神様、降りてこいよ。それともドラゴンがないと戦えないか?」
「ふふふ、偉そうなのは変わらないのだな。前回神殿で私から逃げたのに、よく言えるな?」
「オレは勇者だ。逃げたのでなく、神殿を守ったのだ。あのまま戦い続けていたら、神殿が壊れていた。理由があってのこと。オレの剣は受け切れるかな。竜神様!」
「魔法でなく剣か。どうぞ来なさい!」
ついにサリオスが剣を向けて始まる。
もう俺には止めるすべはない。
ここはサリオスが戦うのを見てるしかないな。
サリオスの剣はドラゴンに向かう。
ジェンティルとムジカは、まだ静観してる。
サリオスが先に戦い、後から参戦するのかな?
「ブレードソード!」
サリオスのブレードソードだ。
恐ろしく切れる剣術。
ダンジョンでも強い魔物を切って切って切りまくるのが鮮烈だった。
ドラゴンの足に剣が当たる。
「ドラゴンよ。逆にサリオスを踏み潰すのだ!」
竜神様に命令されたドラゴンは、足を高く上げてサリオスを踏み潰す勢いだ。
サリオスはそこは軽くかわしていく。
足が地面を踏んだ。
踏んだ時にはサリオスはいない。
速い!
サリオスはするっと足を抜けていたのは、百戦錬磨の勇者だ。
今のでわかる。
サリオスは口だけじゃない。
本気で竜神様を切りに行った。
本気サリオスの強さは異常なのは、俺は体で知っている。
人の強さを超えた強さだ。
「ドラゴン足を切ったわ!!」
「凄い剣。これがサリオスなの!」
パピアナが珍しく相手を褒める。
普段は決して褒めることはないから、サリオスの剣術には驚いたのだろう。
ドラゴンは足を切られ、悲鳴を上げる。
太い足もブレードソードの切れ味には勝てない。
続けてブレードソードが襲う。
ドラゴンは防ぎたくても、速すぎて追えない。
凄まじい速度の剣。
何度となく剣を切る。
ドラゴンが激痛から叫ぶと、
「あはははは、どうだ竜神様よ。お気に入りのドラゴンはもう危ないぜ」
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