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『ヒール111』
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『ヒール111』
「ありがとうヒール。手の火傷が治ったみたい」
「良かった!」
俺がヒールをしたら相手のソロフレーズが見ていたらしく、
「あ~~ら、今のは回復魔法のヒール。情報通りに支援魔法の使い手だったわね。見たところ普通のヒールだった。これなら勝ちだわね」
「なぜだい。俺のヒールが弱いとなぜわかる?」
「エルフ族は魔法のスペシャリストよ。相手の魔法を見たら、どんな魔法で、どんだけ強い魔力持ちなのかさえも推定できます。トレイルの魔力は我らの半分にも満たないとわかった。手の火傷を治すのは褒めてあげます」
「俺のヒールが半分とは?」
確かに火傷を治したが、それで魔王竜ヒールの能力を全てわかったと。
それは早計でないかな?
「あ~~ら、言葉の通りよ。アンダーロットのヒールが上だ。わからないなら見せてあげなさいロット」
「はいよ、アモーレ、ケガしてるでしょ。はい、ヒールハイ!」
ミヤマのハンマー攻撃を受けていたらしく、アンダーロットにヒールを指示した。
俺のヒールよりも上なのか見ておきたいところ。
ヒールはヒールでもヒールハイ。
ヒールよりも上位のヒールとは聞いていたが、効果は。
「ハンマーは思ったよりも強え。こいつ強えぞ。けどな、うちのパーティーにはヒールハイ使いがいるのを忘れずにな。傷は癒えたぜ」
「ハンマーを受けたのに、元気になったか。また殴ってやるさ」
「ヒールハイはあなたのヒールよりも上の魔法。残念だけど効果はずっと上。長期戦になればなる程、支援者の差が出る」
支援回復魔法の差が出るなら、長期戦になるとはっきりとする。
体力の回復に差が出るからだ。
「トレイルよ、思い知ったかアンダーロットのヒールを見て。自分のヒールよりも格上の魔法を見て。さぁ、負けを認めなさいよ。エターナルシャイン」
「うるさいエルフなのは昔と変わらない。トレイルのヒールの方が上なんだから、ホーリーサークル」
以前としてパピアナとソロフレーズの魔法合戦となったが、パピアナが押されてしまい体に受けてしまった。
「あああっ!」
「パピアナ!」
ダメージを受けたので、しゃがみ込んで立てない。
「あ~~ら、もう終わりかしら。昔と今では大違い。私の方が成長したみたいだわね」
「この程度で、負けるわけにいかない」
「ヒールしておくからな、魔王竜ヒール」
体力を330回復しました。
経験値を330獲得しました。
パピアナの体力を回復しておく。
「助かるよトレイル」
「むむあれだけの私のエターナルシャインを食らったのに、全く元気になったな。もしかしてトレイルのヒールか、いや、そんなはずない。ヒールだけなら、体力回復は全回復とはいくわけないし、変だな」
俺のヒールに首を斜めにしたソロフレーズ。
やっと俺のヒールが異常なヒールなのに少しは気づいたのかな。
「ヒールしておきます、ヒールハイ!」
「よしよし回復。やっぱりヒール勝負なら勝ち。我らのパーティーは無敵になる。アンダーロットは優秀な後方支援なので、攻防に優れた形が取れるのだ。そろそろあきらめて負けを認めなさいパピアナ」
「誰が認めるもんかバカっ!」
「確かにアンダーロットのヒールハイは、優秀なのは認めよう。でも俺のヒールよりも果たして優秀かな?」
戦いはずっと続いていて、俺は後方からの支援に徹していた。
パピアナとミヤマが攻めに行く形だ。
俺も剣を使い攻めるのも出来るが、相手の形に合わせるとした。 それにアンダーロットのヒールハイと俺の魔王竜ヒールの勝負になるなら面白いからだ。
「ヒールハイ」
「魔王竜ヒール」
体力を350回復しました。
経験値を350獲得しました。
レベルが2073に上がりました。
「ヒールハイ」
「魔王竜ヒール」
体力を300回復しました。
経験値を300獲得しました。
戦いが続くほどに俺は魔王竜ヒールをかける。
その度に経験値をもらえて、レベルアップもし、レベル2073になった。
ミヤマのハンマーとアモーレの攻撃は熾烈となり、激戦化した。
「ありがとトレイル。まだまだハンマーを振れそうよ。トロールハンマーを食らいなさい!」
「こいつ、どんだけ俺のファイアボールを受けても立っていられるんだ。変だな。もう倒れてもおかしくないだろ!!」
長期戦になりアモーレは戦いの異変に気づいたらしい。
ミヤマがファイアボールを受けても、回復する。
たとえヒール使いがいても相手のヒールハイが有利になり、体力勝負したら負けると考えていたのだろう。
ヒールとヒールハイなら負ける。
けども俺のヒールは普通のヒールじゃなくて特殊なヒール。
やっも気づいてきたのかな。
「なんだか変だ。普通のヒールでは体力全回復はないはずだ。しかしドワーフとパピアナの体力はしっかりと回復しているぞ」
「どうしてだ、普通のヒールだろ」
「トレイルのヒールは普通のヒールじゃないと言ったでしょ。むしろアンダーロットのヒールハイが下なのよ!」
「私が下? バカにするなパピアナ。エルフ族がそこらの冒険者にヒールで負けるわけない」
「バカって言ったな、バカっ! ホーリーサークル!」
アンダーロットは自分のヒールハイが下なのは許せないらしい。
エルフ族のプライドみたいで、俺には負けられないと感じられる。
逆に俺にはそこまでのプライドはないけどな。
お互いに攻撃を繰り返して、広場は激戦地となっていたため、人々が集まり出した。
まずいな、これじゃギルドとかに怒られそうだな。
「ありがとうヒール。手の火傷が治ったみたい」
「良かった!」
俺がヒールをしたら相手のソロフレーズが見ていたらしく、
「あ~~ら、今のは回復魔法のヒール。情報通りに支援魔法の使い手だったわね。見たところ普通のヒールだった。これなら勝ちだわね」
「なぜだい。俺のヒールが弱いとなぜわかる?」
「エルフ族は魔法のスペシャリストよ。相手の魔法を見たら、どんな魔法で、どんだけ強い魔力持ちなのかさえも推定できます。トレイルの魔力は我らの半分にも満たないとわかった。手の火傷を治すのは褒めてあげます」
「俺のヒールが半分とは?」
確かに火傷を治したが、それで魔王竜ヒールの能力を全てわかったと。
それは早計でないかな?
「あ~~ら、言葉の通りよ。アンダーロットのヒールが上だ。わからないなら見せてあげなさいロット」
「はいよ、アモーレ、ケガしてるでしょ。はい、ヒールハイ!」
ミヤマのハンマー攻撃を受けていたらしく、アンダーロットにヒールを指示した。
俺のヒールよりも上なのか見ておきたいところ。
ヒールはヒールでもヒールハイ。
ヒールよりも上位のヒールとは聞いていたが、効果は。
「ハンマーは思ったよりも強え。こいつ強えぞ。けどな、うちのパーティーにはヒールハイ使いがいるのを忘れずにな。傷は癒えたぜ」
「ハンマーを受けたのに、元気になったか。また殴ってやるさ」
「ヒールハイはあなたのヒールよりも上の魔法。残念だけど効果はずっと上。長期戦になればなる程、支援者の差が出る」
支援回復魔法の差が出るなら、長期戦になるとはっきりとする。
体力の回復に差が出るからだ。
「トレイルよ、思い知ったかアンダーロットのヒールを見て。自分のヒールよりも格上の魔法を見て。さぁ、負けを認めなさいよ。エターナルシャイン」
「うるさいエルフなのは昔と変わらない。トレイルのヒールの方が上なんだから、ホーリーサークル」
以前としてパピアナとソロフレーズの魔法合戦となったが、パピアナが押されてしまい体に受けてしまった。
「あああっ!」
「パピアナ!」
ダメージを受けたので、しゃがみ込んで立てない。
「あ~~ら、もう終わりかしら。昔と今では大違い。私の方が成長したみたいだわね」
「この程度で、負けるわけにいかない」
「ヒールしておくからな、魔王竜ヒール」
体力を330回復しました。
経験値を330獲得しました。
パピアナの体力を回復しておく。
「助かるよトレイル」
「むむあれだけの私のエターナルシャインを食らったのに、全く元気になったな。もしかしてトレイルのヒールか、いや、そんなはずない。ヒールだけなら、体力回復は全回復とはいくわけないし、変だな」
俺のヒールに首を斜めにしたソロフレーズ。
やっと俺のヒールが異常なヒールなのに少しは気づいたのかな。
「ヒールしておきます、ヒールハイ!」
「よしよし回復。やっぱりヒール勝負なら勝ち。我らのパーティーは無敵になる。アンダーロットは優秀な後方支援なので、攻防に優れた形が取れるのだ。そろそろあきらめて負けを認めなさいパピアナ」
「誰が認めるもんかバカっ!」
「確かにアンダーロットのヒールハイは、優秀なのは認めよう。でも俺のヒールよりも果たして優秀かな?」
戦いはずっと続いていて、俺は後方からの支援に徹していた。
パピアナとミヤマが攻めに行く形だ。
俺も剣を使い攻めるのも出来るが、相手の形に合わせるとした。 それにアンダーロットのヒールハイと俺の魔王竜ヒールの勝負になるなら面白いからだ。
「ヒールハイ」
「魔王竜ヒール」
体力を350回復しました。
経験値を350獲得しました。
レベルが2073に上がりました。
「ヒールハイ」
「魔王竜ヒール」
体力を300回復しました。
経験値を300獲得しました。
戦いが続くほどに俺は魔王竜ヒールをかける。
その度に経験値をもらえて、レベルアップもし、レベル2073になった。
ミヤマのハンマーとアモーレの攻撃は熾烈となり、激戦化した。
「ありがとトレイル。まだまだハンマーを振れそうよ。トロールハンマーを食らいなさい!」
「こいつ、どんだけ俺のファイアボールを受けても立っていられるんだ。変だな。もう倒れてもおかしくないだろ!!」
長期戦になりアモーレは戦いの異変に気づいたらしい。
ミヤマがファイアボールを受けても、回復する。
たとえヒール使いがいても相手のヒールハイが有利になり、体力勝負したら負けると考えていたのだろう。
ヒールとヒールハイなら負ける。
けども俺のヒールは普通のヒールじゃなくて特殊なヒール。
やっも気づいてきたのかな。
「なんだか変だ。普通のヒールでは体力全回復はないはずだ。しかしドワーフとパピアナの体力はしっかりと回復しているぞ」
「どうしてだ、普通のヒールだろ」
「トレイルのヒールは普通のヒールじゃないと言ったでしょ。むしろアンダーロットのヒールハイが下なのよ!」
「私が下? バカにするなパピアナ。エルフ族がそこらの冒険者にヒールで負けるわけない」
「バカって言ったな、バカっ! ホーリーサークル!」
アンダーロットは自分のヒールハイが下なのは許せないらしい。
エルフ族のプライドみたいで、俺には負けられないと感じられる。
逆に俺にはそこまでのプライドはないけどな。
お互いに攻撃を繰り返して、広場は激戦地となっていたため、人々が集まり出した。
まずいな、これじゃギルドとかに怒られそうだな。
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