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『ヒール35』

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『ヒール35』


 ミヤマはマジックメイジから距離を取り、ダンジョンのフロア探索に動いてもらう。
 相手の魔法攻撃であるダークレイはかなり強烈な魔法攻撃だった。
 俺もダメージを負うし、パピアナも怪我していた。


体力を850回復しました。
経験値を850獲得しました。
 
レベルが287にアップしました。
レベルが288にアップしました。
レベルが289にアップしました。
レベルが290にアップしました。
レベルが291にアップしました。
レベルが292にアップしました。
レベルが293にアップしました。
レベルが294にアップしました。
レベルが295にアップしました。
レベルが296にアップしました。


「ダークレイは受けると危険です!」
「負けてられない、魔法攻撃なら私も……」

 そうしている間にパピアナが魔法を詠唱していた。
 魔法攻撃には魔法攻撃でということだ。

「パピアナが詠唱している間は、俺達で時間を稼ごう!」
「わかりました、接近して私に気を向けます!」

 マジックメイジの注意をローズに向けておき、俺も参戦とした。
 作戦が上手くいったようで、マジックメイジはローズにダークレイを放っている。

「ありがとうローズ、魔法で私に戦うのは100年早いのよ、ホーリーサークル!」

 余計な言葉があるのは気になるがホーリーサークルが発動されて放たれる。
 マジックメイジはホーリーサークルにはまだ気づいていないのはチャンスである。

「あれっ……私のホーリーサークルが消えた!」
「なぜ?」

 マジックメイジの直ぐ手前でかき消されたかのように魔法が消えたのは俺にも見えた。
 防御魔法か?

「ふふふ、その程度の魔法など効かぬ!」
「パピアナ、もっとホーリーサークルを打ってみて!」
「もう詠唱中よ……」

 パピアナにもわからないみたいで、再び魔法をねる。
 マジックメイジは余裕そうにも見えて、怖がっていないのか。
 俺もローズと一緒に剣で接近した。

「今度こそ、ホーリーサークル!」

 さっきと同じくマジックメイジは、まるで防御する気はないのだが、ホーリーサークルが襲いかかった。

「まただ! 消えちゃってる!」
「結果は同じだ。エルフの魔法など怖くもないと言ったろ。無駄な抵抗はよせ、死んでもらおう、ダークレイ!」
「ああっ!」
「パピアナ!」

 ショックを受けていたからか、防御を全くしていなかったパピアナはダークレイを体に受けてしまう。


体力を990回復しました。
経験値を990獲得しました。
 
レベルが297にアップしました。
レベルが298にアップしました。
レベルが299にアップしました。
レベルが300にアップしました。
レベルが301にアップしました。
レベルが302にアップしました。
レベルが303にアップしました。
レベルが304にアップしました。
レベルが305にアップしました。
レベルが306にアップしました。
レベルが307にアップしました。
レベルが308にアップしました。



レベルが320にアップしました。
レベルが321にアップしました。
レベルが322にアップしました。




「魔法はマジックバリアーで全て防御している。無駄な攻撃だ。エルフは死んだろう。次は猫人だ!」
「そう簡単には死にません!」

 ローズが戦っている合間にパピアナの所に行き様子を見る。
 ダークレイを受けてかなりの深手を負っていた。
 苦しそうにしているので、直ぐにヒールの準備をする。

「大丈夫かい、今、ヒールをしてやるからな」
「うん……」
「魔王竜ヒール!」
「楽になってきた。ありがとう、トレイル」

 ついでに自分の体力も回復しておこう。
 ダークレイで怪我をしているし。



体力を910回復しました。
経験値を910獲得しました。
 
レベルが323にアップしました。
レベルが324にアップしました。
レベルが325にアップしました。
レベルが326にアップしました。
レベルが327にアップしました。
レベルが328にアップしました。
レベルが329にアップしました。
レベルが330にアップしました。
レベルが331にアップしました。
レベルが332にアップしました。
レベルが333にアップしました。
レベルが334にアップしました。
レベルが335にアップしました。
レベルが336にアップしました。
レベルが337にアップしました。




レベルが339にアップしました。
レベルが340にアップしました。
レベルが341にアップしました。

スキル、包容力を覚えました。




「魔法防御の魔法をしていたらしい。ホーリーサークルはしなくていい。逆にパピアナが疲労するだけだ」

 マジックバリアーが効果をしている限り、無駄になってしまうからだ。

「わかった。魔法でなく物理攻撃に切り替える。杖は魔法攻撃以外にも物理攻撃も出来るし。物理攻撃だって負けてないのよ」
「ええっ、物理攻撃出来るんだ。てっきり魔法つか使えないのかと思っていた」
「で、で、出来るわよ! でも魔法の方が得意かもね」

 強がって言ったのかも知れないのは、パピアナは正直に言わないからな。
 あまり無理をしなくてもいいかな。

「俺が剣で倒しに行くから、防御をしていてくれ」
「大丈夫よ! あっ、トレイルの魔法も効かないのかな。経験値を攻撃にしてダメージさせるの……マジックバリアーで防がれちゃうかも」
「たぶんな。だから俺も剣で戦う」

 パピアナには防御をなるべくしてもらい、物理攻撃は俺の出番としたい。

「ローズ、俺も剣で参戦する!」
「はい、ちょっと一人では厳しい!」

 ローズは一人で奮闘していてくれたか、大変だったろう。
 魔法と爪での戦いになっている。
 ローズとともにマジックメイジに接近して攻撃をした。
 
「二人来ようが同じ。死ぬ、ダークレイ!」
「きゃあっ!」
「ローズ!」

 今まで頑張ってくれていたローズがダークレイを受けてしまい、後方に飛ばされる。
 思った以上に戦いが上手いマジックメイジ。
 俺の経験不足が出たのもあり、ローズに迷惑がかかったっぽい。
 けど、見たところ、致命傷ではなさそうで、目は開いている。
 さらにマジックメイジは俺に目標をつけたらしい。

「最後はお前だが、お前からは強い魔力を感じる。我は魔力が好物だ、魔鉱石を食べるのは、魔力を帯びているからで、魔力を吸収して自分の物にしていた。このダンジョンは魔鉱石が豊富にあるからだ。お前はなぜか強力な魔力がある……」
「教える必要はない」

 マジックメイジは俺から魔力を感じるらしい。
 気持ち悪いが、俺に接近してくるのは止めて欲しいものだが、俺の魔力が欲しいのはあきらめないようだ。
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