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メイランの古い洋館

Hシーン(二穴レ◯プ/アナ・スピカ)

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「フタアナ……レーパー?」

 確かによく考えればタチバックウルフとは毛色が違う。タチバックウルフは普通の狼の如く青みがかったグレーだったのに対し、こいつはオレンジがかっている。

 上位種ってことはあれか……スラ◯ムとスラ◯ムベスとかド◯キーとド◯キーマみたいなことか。通りで身のこなしが違うわけだ。

「またくるぞ!」

 高速で突っ込んでくる両手の爪を必死に剣で受け止める。素早さも攻撃力も今までのウルフの比にならねえ……。

「どうらぁ!!!」

 無理矢理長い爪を押し返して胴体を切り付ける。予想はしていたが、ワンパンときうわけにはいかないみてぇだ。

「チッ……二人とも! ここは協力して……」

 と声をかけようとしたが、その時には既に後ろから二匹のフタアナレーパーが迫っていた。これじゃあ一人一匹相手にするしかねえな……。

「アナ! スピカ! とりあえず持ち堪えてくれ!」

 俺も目の前の個体だけで手一杯だ。とても二人に加勢できない。

「もちろん! いくよ、スピカちゃん」

「は、はい! たまには役に立たないと……」

 二人して炎の玉を生成してフタアナレーパーに仕掛ける。だが二匹ともサイドステップで当然のように交わして、回転しながら二人へ斬りかかった。

「きゃぁ!」

 二人の悲鳴と共に衣服が粉々に切り刻まれる。どちらも腰から下だけ綺麗に裸にされていて、アナに至ってはハイソックスすら傷一つつかない状態で、スカートとパンツだけを綺麗に脱がされていた。

「こ、こいつ……攻撃力も攻撃の精度も今までの比じゃないぞ!」

 あの巨大な爪で狙った場所だけ攻撃できるなんて、余裕が有り余っている証拠だ。平原では何も感じていなかったが、ここにきて敵のレベルが高いことを痛感させられる。

「こうなったら……バインd……」

 アナは咄嗟に相手の行動を封じようと手を構えるが、その時には既にフタアナレーパーは背後に回り込んでいた。

(しまった……!)

 そう思った時にはもう遅い。フタアナレーパーは異常に発達した両腕でアナを羽交い締めにして、そそり立つソレを秘所に這わせた。

「アナさん!」

 スピカもアナを心配するその一瞬のうちにレーパーに身体を拘束される。俺以外の二人が動けなくなった今、俺が目の前のレーパーを倒せなければ負けが確定する。

「ちょこまかと逃げやがって!」

 何度斬りかかっても俺の剣は空を切り、たまに当たってもツメに弾かれてしまう。難易度バグってんじゃねーかこのゲーム!?

 そうこうしている間に背後から二人の悲鳴が聞こえてくる。この30秒という間に挿入まで至ったってのか……!?

「おしり……おしりが壊れちゃう!!」

 アナは苦痛に悶えながらそう叫ぶ。尻……? わざわざマ◯コではなくア◯ルに挿れる必要あるのか……?

 と一瞬考えてすぐに気付いた。というか最初に気付かなきゃいけなかった。「フタアナレーパー」ってつまり二穴レイプ魔ってこと……つまり……。

「うっわきもちわり!!どうなってんだそれ!?」

 フタアナレーパーの股下には15cmもあるような巨大なブツが上下に二つも垂れ下がっていた。こんなのをねじ込まれたのではアナも悲鳴を上げるわけだ。

「いやぁ!!!痛い痛い痛い!!!」

「やめてぇ!!助けて勇者様ぁ!!!」

 喘ぎ声、というよりは叫び声が増してくる。そりゃああの太さで前後に挿入されたら痛いに決まってる……。

 普段手を抜いてるというわけではないが今回ばかりは急がないと二人が可哀想だ。剣に再度力を込める。

 しかしブツが2本、勃起した状態で垂れ下がっているのに気付けたのは大きな成果だ。あれだけでかけりゃ動きの邪魔になっているに違いない。

「うおらあぁぁ!!」

 まずは正面から切り掛かる。これが避けられるのは織り込み済み……問題はこのあとだ。

 動いているものは急に止まると慣性が働き動き続けようとする……つまりレーパーがピタッと動きを止めた時、ブツはその15cmもの長さを横に大きく揺らすのだ。

「そこだ!!!」

 振り下ろした剣をそのままの勢いで後ろに回し、下から振り上げる。それは本体には当たらずとも体を掠め……急所の先端を切断した。

「グウォオオゥウウウ!!!」

 竿を切断されりゃさぞかし痛いことだろう。同情しながらも本体に向けて剣を振るった。

 ……あとは二人に取り付いた二匹だな。

「お゛……お゛ごっ……」

 二人はハイライトのなくなった瞳をして突かれる度に濁音を吐いた。泣いているのか涙の筋もある。

「お前ら……犯す時にも犯し方ってもんがあんだろうが!!」

 自分でもよく分からないキレ方をしながら、レーパー二匹に切り掛かる。二匹とも挿入したあとで逃げられず死んでいったが、それでも何回かは全力の攻撃を耐えられた。やはりレベル差は明確らしい……。

「大丈夫か二人とも!!」

 体力も削られ全裸になった二人に駆け寄る。まだ射精されてはいなかったらしく、そういった汚れは見受けられなかった。

「ひゅー……ひゅー……ヒロキ……様……」

 アナが目を薄くだけ開いて俺の名を呼ぶ。どうやら快楽堕ちまではいかなかったらしい。不幸中の幸いだ。

「アナ、スピカ、早くどこかで休もう。このままいたんじゃ危ない」

 二人を抱えて避難しようとしたその時。街の奥の方から人の声が聞こえた。

「皆さん!こっちです!早く!早く!」
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