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平原の遺跡編

Hシーン(ラブラブえっち/スピカ)

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 ご奉仕プレイを諦めてスピカを寝転ばさせた。これから俺が主導権を握るわけだが……どういうわけかスピカはよよとすすり泣き始めた。

「うう……やっぱり私は迷惑ばかり……何も役に立てないです……こんなのがパーティにいたら邪魔ですよね……ごめんなさい……」

「おいおい、泣くことはねえだろ……」

 スピカも一生懸命頑張っているんだろうが、結果がついてこなくて悔しい思いもしているんだろう。家族や前のパーティから色々言われたのかもそれない。

 年で言えばまだ女の子ってとこだ。そんなに思い詰めるには早すぎる。スピカの横に向き合うように寝転がって、頬に右手を当てた。

「別に邪魔なんてことはない。スピカがいた方が楽しいじゃんか」

「そんなこと……」

「ないことないぜ? スピカがいなかったらアナは俺としか喋れないんだから。夫婦とはいえずっと二人じゃ暇で仕方ないだろ」

 アナは俺に対して「主人」という認識が強いようだし、実際気軽に話せるスピカの存在は嬉しいだろう。

「ほんとですかぁ?」

「お前はそんなこと心配しなくていいんだよ。泣いてちゃセ◯クスできないからな」

「あ……そうでした」

 スピカはブンブンと顔を横に振って涙を飛ばすと、「いつでも来てください!」と鼻息を荒くした。

「そう身構えるなって。リラックスしててくれ」

「そんなこと言われて……む!」

 スピカの顎を引き寄せて気持ち強めに口付けをする。スピカならば暴れて俺の顎を叩き割ったりしかねない。

 ……ただスピカもやっと落ち着いたようで、俺の胸の方へ体を寄せて自らキスをせがんだ。お互いに舌を口の中に入れあい、唾液を交換する。長いことそうしてキスをし続けていた。

「……キス、気持ちいいです」

「そうか。じゃあもっと気持ちいいことをしたらどうなるかな」

「ひゃっ……」

 背中に手を回し抱き寄せて、反対の手を鎖骨のあたりから忍ばせる。鎖骨や首のあたりをまさぐってから、ゆっくりと小さな乳房へと触れた。

「勇者様……触り方、えっちです」

「そりゃ、えっちなことしてるからな」

「そうですけど……んっ……」

 人差し指で軽く弾くとスピカの肩が震える。人差し指と中指でつぼみを挟み込むようにして胸を揉み始めると、スピカは「んぁ……ん……」といつものスピカに似合わない妖艶な声で喘いだ。

「頭が……ふわふわしてきました……キス、もっとほしいです……んむ……」

 スピカが上目遣いでねだってくるので、要望通り熱く長いキスをお見舞いした。スピカも俺の背中に手を回しているが、少し激しく胸を揉む度に手がビクビクと震えているのが分かった。

「んちゅ……はぁっ……勇者様ぁ……もう欲しいです……勇者様のおち◯ちん……身体がもう、熱くて……」

 スピカは胸を弄る俺の手に自分の手を重ね、握っておねだりをし始めた。こいつ……緊張してないとこんなにエロかったんだな……。

「分かってるさ」

 片手だけ背中に回したまま、足を開かせ正常位へと位置を変える。蜜壺に竿を押し当てると、既に蜜がとめどなく溢れ出てシーツを濡らしていた。

「挿れるぞ」

 確認すると、スピカは黙ってこくりとしおらしく頷いた。スピカの手を握りながら、肉棒をゆっくりと蜜壺の中へ押し込んでいく。

 ゆっくり挿れることで手前が狭い膣の形が亀頭に伝わってくる。最近急ぎでヤらなきゃいけないことが多かったからな……やっぱり雰囲気作りは大事だ。

 スピカは初めてでもないのに俺の手をしっかり握って目を瞑っている。初々しさは同時にかわいげを感じさせる。

「全部入ったぞ」

 スピカの言う通り膣内はとても熱く、俺が話しかけるたびにビクビクと痙攣した。相当雰囲気に浸っているようだ。

「勇者様……もっとくっついて……近くにきてください……」

「こうか?」

 挿入したままで身体を前に倒し、お腹同士胸同士、身体が密着するようにした。お腹の大動脈からスピカの飛び跳ねる心臓の音がよく聞こえてくる。

「これ、すきです……勇者様いっぱい感じられるから……」

「……スピカ」

「はい……なんでしょう……?」

「緊張してない素直なお前、エロすぎる」

「へ?」

 スピカはただでさえ火照った顔を真っ赤にした。自覚なかったのか。それさえも初々しさの塊で欲望が疼いた。

 そして男はかわいいものエロいものを見ると興奮してしまうのだ。こんなの……抑えられるわけがない。

「すまんスピカ、もう抑えられねえ」

「えっと……はい! 私も勇者様の自由にしてほしい、です……」

 スピカはまたそう言って屈託のない笑みを浮かべる。ああもう、そういうこと言っちゃダメだってば調子に乗っちゃうから……。

「じゃあ遠慮なくいくからな」

 俺はのっけから肉棒をギリギリまで引き抜き、激しく高速でピストンさせた。まだ始めたばかりとは思えないほどの愛液が溢れ、ぐちゅぐちゅと激しい音を立てる。

「ひゃっ、あんっあんっはげしっ……気持ちいいっっ気持ちいいですぅぅっっ」

 突く度に膣がきゅうっと締まり、右手もスピカの熱い手にしっかり握られていた。スピカは高い猫撫で声で鳴き、呼吸が乱れて小さい胸を上下に動かした。

「きしゅ……きしゅ……」

 ピストンの快楽に揉まれる中でもスピカはキスを求めてくる。言い方は悪いがアナがいない分俺の愛を存分に味わいたいのかもしれない。

「んっんむっんん!! んん!!」

 濃厚なキスと激しいピストンが同時に行われる。上下どちらの口からもよだれを垂らし、両手を俺の背中に回して俺を離そうとしない。

 熱くて肉棒に絡みついてくる膣、ピストンでのカリへの刺激、全身に感じるスピカの体温、スピカの柔らかい唇、俺の身体を離そうとしないいじらしさ……俺の子種は今すぐにでもスピカの膣内に飛び込みたいと叫んでいた。

「スピカ……射精すぞ……」

「きてくらひゃい……私の子宮に勇者様のせーしいっぱい出してくだひゃいぃ……!!」

 俺もスピカの腰に両手を掛けて、抱きしめるような格好で一番奥に突き上げた。腫れ上がった亀頭がビュクビュクと激しく震え、白濁液を膣の一番深いところに解き放った。

「あ、あっっ、きてましゅ……勇者様のがまた、奥に……」

 スピカはとろんとした目で嬉しそうに言った。そんなに嬉しそうに言ってくれるなよ、お前は妻ではないんだからな……。

『ピンポーン、扉が開きました』

 後ろの方から何やら機械の声が聞こえたが、二人には今聞こえていなかった。大量の全ての精液を膣内に吐ききって、竿を引き抜く。スピカは息が切れて動けない様子だったから、軽くもう一度だけキスをした。

「はぁ……はぁ……そういえば早く戻らないと、ですね」

 スピカは事後だというのに案外すぐ正気に戻った。少し休ませてから、と思ったがスピカの方が言ってきたのなら早く戻ってもいいか。

「そうだな、三人も待ちくたびれてるだろうし」

 急いで服を着直し、扉を開けて外へ出る。出てすぐ階段になっていて、そこを登るとわりあい早く三人と合流した。

「遅かったですね! 探しに行こうにも暗がりの中なので、ヒロキ様がいれば大丈夫かと思い待っておりました」

「結果として戻ってこれたしOKよ。さ、早く出口目指そうぜ」

 気を取り直して一行は洞窟の出口を目指すのであった。
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