73 / 128
クロス村編
神様からの助言
しおりを挟む
「殺す殺す殺す!! お前ら全員殺す!!」
アストロデューテは祭壇の前に仁王立ちして騒ぎ散らしているが、誰も歯牙にもかけていない。神様の扱いほんとひどくて笑う。
「アストロデューテ様、聖水の儀式は神様の重要なお仕事なんですから~」
「私はそんなもの承諾したことないと言っておるのだ!!!」
シェリーに笑って流されて、アストロデューテはさらに激昂する。まあ激昂しても特に何ができるわけでもないんだが。
さて、このまままったりしているのも悪くないんだが、実はさっきからアストロデューテに聞きたいことがあった。
「なあみんな、俺はちょっとアストロデューテさんと話がしたいから、ちょっと席を外しといてくれるか?」
「何!? 二人きりになって今度は何をする気だお前!!!」
「違う違う、そーゆーのじゃない」
まあさっきの今で過剰反応をするのも分かるけど。別にここでアストロデューテをどうにかしてやろうとかいうことではない。
「ヒロキ様がそういうなら……シェリーさんを連れて喫茶店にでも行っておきます」
「教会にも誰かが入れないようにしておきましょうか」
「いや、そこまではしなくていい。ありがとう」
アナが先頭に立ってシェリーやイルナを引き連れて教会を出て行った。やっぱり世界一使える俺の嫁だ。
「で、だ」
「ななななななな何をする気なんだ!? そっ、それ以上近付くなよ!?!?」
「だから違うっつーの」
俺が椅子から一切動かずにいるのを見て、アストロデューテはようやく静かになった。
「じゃあなんなのだ、我に用とは」
「単刀直入に言うが、アストロデューテさんは俺のこと知ってるだろ」
……だだっ広い教会の中は一瞬静寂に包まれた。正直アホっぽいとはいえ神様と相対していると思うと少し怖い。
「そう思う理由は?」
「さっき儀式の前に『お前なら分かってくれるだろ』って助けを求めにきたよな。この世界の住人は基本的に性的なことに対しての倫理観が狂ってる。だから俺に助けを求めたんじゃないのか?」
あの言動だけはどうにも心のどこかに引っかかっていたのだ。明らかにあの時、アストロデューテは「誰か」ではなく「俺」に助けを求めていた。
「……まあ隠すことでもないからな。そうだ、我はお前のことを知っている」
随分長い時間黙っていたが、遂にアストロデューテはそう回答した。アストロデューテは腕を組んで偉そうにしながら俺の周りを歩き回る。
「神は下界の民と不用意に触れ合ってはならない、と言われているからな。我から切り出すわけにはいかんかったのだ」
まあそりゃあ神様が好き勝手に地上のものを動かしたら世界が大変なことになりそうだ。過干渉しないというのは当たり前だろう。
「で、どこまで知ってる?」
「全部だ」
少しずつ探ろうと思ったのだが、アストロデューテは涼しい顔で即答した。
「……全部!?」
「当たり前だろう。我はこの世界の神だぞ。全知全能の存在だ」
そう聞くと突然目の前の幼女が神々しく見えてきた。想像以上にすげえ人(?)なんだな……。
「じゃあ、この世界がどういう世界なのかも、俺がどこから来たのかも、どうしてここに来たのかも知ってるんだな」
「質問が多い。順番に答えてやる」
なんだか急にすごく偉い人と話してる気分になってきた。いや、偉いというか神様なんだけど。今さら厳かさというか荘厳さみたいなのを感じる。
「まず、お前が知っている通りこの世界はもともとゲームの世界だ。プログラムの中にだけ存在していた架空の世界。一月前まではそうだった」
ゲームの話まで知っているのか……! 本当に全知全能なんだな……看板に偽り無しだ。
「異変が起こったのは一月前。淫魔どもを統べる存在である淫魔の女帝……淫魔王がこの世界を作り替えてしまった」
「作り替える……?」
「ゲームの世界から『別次元の本物の世界』へとな。我々がいる今この場所だ」
別次元の本物の世界……ゲームの世界が本当になっちまったってことか……?
「どうしてそんなことができるんだよ。ただのキャラクターだろそいつだって」
「このゲームはどうも売れすぎたらしい。常に世界中にプレイヤーがいて、当然『エロゲー』であるからほぼ全員が性的な気持ちでプレイしているわけだ。するとどうなるか分かるか?」
どうなるかと言われても、無駄に精子がティッシュ行きになるだけだと思うけども……。答えない俺を見てアストロデューテは続けた。
「実際に性のエネルギーが集まってしまったのだ。それも大量にな」
「なっ……?!」
むさい男どもの自慰行為のせいで本当に魔力みたいなものが生み出されたってのか!? そんな非科学的な!!
「そしてその強大なエネルギーを手にした淫魔王は自我を持ち、この世界を新しい世界として独立させた。今は向こうの世界ではこのゲームはプレイできなくなっているだろう」
……つまりここはゲームの世界観だけどもゲームではない、ということか。なんつーことをしてくれたんだ淫魔王。
「そして、お前をこの世界に連れてきたのもその淫魔王の仕業だろう。外の世界に干渉できる力を持っているのは淫魔王だからな」
「何のために俺を連れてきたんだ?」
「淫魔王の考えまでは分からん。だが何か理由があるんだろう」
全知全能とはいえ分からないのか……。これは淫魔王に直接話を聞くしかなさそうだ。正直俺は元の世界に戻りたいとかそういうことはないんだが、どうして俺が選ばれたのかくらいは知りたい。
「それからお前が来たことと同時期にもう一つ変化があってな」
「変化?」
「各淫魔石が結界で封じられたのだ。これも淫魔王の仕業ではあろうが……さらに性のエネルギーを集めて何かをしようとしているのかもしれない」
「何か……」
「新しい世界まで創り出せるんだ、このままいけば宇宙や時空をも歪ませてしまうかもしれない。それは我々神々も恐れている」
そんなに力を持ってるのかよ淫魔王。オ○ニーしてるお前らのせいでこっちは大変なことになってんぞこの野郎。
「その結界は聖水で解くことができる……まあそれを知っているからお前は我のもとへきたのであろう?」
「ああ」
「同様にこの世界に散らばった淫魔石を探し出し、その土地の神から聖水を貰って淫魔石を破壊する。……そうしていけばいずれは淫魔王の力も弱まるはずだ」
「……あ、え? 俺に行けって言ってる? それ」
「当たり前だろう。お前以外にもう勇者がいないのだよ、この世界は」
や、やっぱりそうなのか。道理で男に一人も会わないはずだ。アナが勇者と昔会ったようなことを言ってたから、恐らくこの世界が独立したタイミングでプレイヤーという概念が消え失せたのだろう。
「世界はお前の手にかかっている」
「え~、困るなそれ~」
RPGではありがちなセリフだけどリアルにそれを言われると困る以外の何者でもない。
「あれ? でも聖水ならアストロデューテさんから貰ったのがあればいいんじゃないの?」
「残念だったな。聖水には使用期限がある」
「ええ、なんでだよ」
「元々はログインボーナスのアイテムだからな」
そうだった、この世界は元ゲームだった。確かにログインボーナスのアイテムって一か月くらいで消えるよな。
「じゃあ頼んだぞ」
「うへぇ……」
こうして勝手に世界の命運を肩に預けられたのだった。納得はいかない。
アストロデューテは祭壇の前に仁王立ちして騒ぎ散らしているが、誰も歯牙にもかけていない。神様の扱いほんとひどくて笑う。
「アストロデューテ様、聖水の儀式は神様の重要なお仕事なんですから~」
「私はそんなもの承諾したことないと言っておるのだ!!!」
シェリーに笑って流されて、アストロデューテはさらに激昂する。まあ激昂しても特に何ができるわけでもないんだが。
さて、このまままったりしているのも悪くないんだが、実はさっきからアストロデューテに聞きたいことがあった。
「なあみんな、俺はちょっとアストロデューテさんと話がしたいから、ちょっと席を外しといてくれるか?」
「何!? 二人きりになって今度は何をする気だお前!!!」
「違う違う、そーゆーのじゃない」
まあさっきの今で過剰反応をするのも分かるけど。別にここでアストロデューテをどうにかしてやろうとかいうことではない。
「ヒロキ様がそういうなら……シェリーさんを連れて喫茶店にでも行っておきます」
「教会にも誰かが入れないようにしておきましょうか」
「いや、そこまではしなくていい。ありがとう」
アナが先頭に立ってシェリーやイルナを引き連れて教会を出て行った。やっぱり世界一使える俺の嫁だ。
「で、だ」
「ななななななな何をする気なんだ!? そっ、それ以上近付くなよ!?!?」
「だから違うっつーの」
俺が椅子から一切動かずにいるのを見て、アストロデューテはようやく静かになった。
「じゃあなんなのだ、我に用とは」
「単刀直入に言うが、アストロデューテさんは俺のこと知ってるだろ」
……だだっ広い教会の中は一瞬静寂に包まれた。正直アホっぽいとはいえ神様と相対していると思うと少し怖い。
「そう思う理由は?」
「さっき儀式の前に『お前なら分かってくれるだろ』って助けを求めにきたよな。この世界の住人は基本的に性的なことに対しての倫理観が狂ってる。だから俺に助けを求めたんじゃないのか?」
あの言動だけはどうにも心のどこかに引っかかっていたのだ。明らかにあの時、アストロデューテは「誰か」ではなく「俺」に助けを求めていた。
「……まあ隠すことでもないからな。そうだ、我はお前のことを知っている」
随分長い時間黙っていたが、遂にアストロデューテはそう回答した。アストロデューテは腕を組んで偉そうにしながら俺の周りを歩き回る。
「神は下界の民と不用意に触れ合ってはならない、と言われているからな。我から切り出すわけにはいかんかったのだ」
まあそりゃあ神様が好き勝手に地上のものを動かしたら世界が大変なことになりそうだ。過干渉しないというのは当たり前だろう。
「で、どこまで知ってる?」
「全部だ」
少しずつ探ろうと思ったのだが、アストロデューテは涼しい顔で即答した。
「……全部!?」
「当たり前だろう。我はこの世界の神だぞ。全知全能の存在だ」
そう聞くと突然目の前の幼女が神々しく見えてきた。想像以上にすげえ人(?)なんだな……。
「じゃあ、この世界がどういう世界なのかも、俺がどこから来たのかも、どうしてここに来たのかも知ってるんだな」
「質問が多い。順番に答えてやる」
なんだか急にすごく偉い人と話してる気分になってきた。いや、偉いというか神様なんだけど。今さら厳かさというか荘厳さみたいなのを感じる。
「まず、お前が知っている通りこの世界はもともとゲームの世界だ。プログラムの中にだけ存在していた架空の世界。一月前まではそうだった」
ゲームの話まで知っているのか……! 本当に全知全能なんだな……看板に偽り無しだ。
「異変が起こったのは一月前。淫魔どもを統べる存在である淫魔の女帝……淫魔王がこの世界を作り替えてしまった」
「作り替える……?」
「ゲームの世界から『別次元の本物の世界』へとな。我々がいる今この場所だ」
別次元の本物の世界……ゲームの世界が本当になっちまったってことか……?
「どうしてそんなことができるんだよ。ただのキャラクターだろそいつだって」
「このゲームはどうも売れすぎたらしい。常に世界中にプレイヤーがいて、当然『エロゲー』であるからほぼ全員が性的な気持ちでプレイしているわけだ。するとどうなるか分かるか?」
どうなるかと言われても、無駄に精子がティッシュ行きになるだけだと思うけども……。答えない俺を見てアストロデューテは続けた。
「実際に性のエネルギーが集まってしまったのだ。それも大量にな」
「なっ……?!」
むさい男どもの自慰行為のせいで本当に魔力みたいなものが生み出されたってのか!? そんな非科学的な!!
「そしてその強大なエネルギーを手にした淫魔王は自我を持ち、この世界を新しい世界として独立させた。今は向こうの世界ではこのゲームはプレイできなくなっているだろう」
……つまりここはゲームの世界観だけどもゲームではない、ということか。なんつーことをしてくれたんだ淫魔王。
「そして、お前をこの世界に連れてきたのもその淫魔王の仕業だろう。外の世界に干渉できる力を持っているのは淫魔王だからな」
「何のために俺を連れてきたんだ?」
「淫魔王の考えまでは分からん。だが何か理由があるんだろう」
全知全能とはいえ分からないのか……。これは淫魔王に直接話を聞くしかなさそうだ。正直俺は元の世界に戻りたいとかそういうことはないんだが、どうして俺が選ばれたのかくらいは知りたい。
「それからお前が来たことと同時期にもう一つ変化があってな」
「変化?」
「各淫魔石が結界で封じられたのだ。これも淫魔王の仕業ではあろうが……さらに性のエネルギーを集めて何かをしようとしているのかもしれない」
「何か……」
「新しい世界まで創り出せるんだ、このままいけば宇宙や時空をも歪ませてしまうかもしれない。それは我々神々も恐れている」
そんなに力を持ってるのかよ淫魔王。オ○ニーしてるお前らのせいでこっちは大変なことになってんぞこの野郎。
「その結界は聖水で解くことができる……まあそれを知っているからお前は我のもとへきたのであろう?」
「ああ」
「同様にこの世界に散らばった淫魔石を探し出し、その土地の神から聖水を貰って淫魔石を破壊する。……そうしていけばいずれは淫魔王の力も弱まるはずだ」
「……あ、え? 俺に行けって言ってる? それ」
「当たり前だろう。お前以外にもう勇者がいないのだよ、この世界は」
や、やっぱりそうなのか。道理で男に一人も会わないはずだ。アナが勇者と昔会ったようなことを言ってたから、恐らくこの世界が独立したタイミングでプレイヤーという概念が消え失せたのだろう。
「世界はお前の手にかかっている」
「え~、困るなそれ~」
RPGではありがちなセリフだけどリアルにそれを言われると困る以外の何者でもない。
「あれ? でも聖水ならアストロデューテさんから貰ったのがあればいいんじゃないの?」
「残念だったな。聖水には使用期限がある」
「ええ、なんでだよ」
「元々はログインボーナスのアイテムだからな」
そうだった、この世界は元ゲームだった。確かにログインボーナスのアイテムって一か月くらいで消えるよな。
「じゃあ頼んだぞ」
「うへぇ……」
こうして勝手に世界の命運を肩に預けられたのだった。納得はいかない。
0
お気に入りに追加
679
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。

冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない
一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。
クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。
さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。
両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。
……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。
それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。
皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。
※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?
九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。
で、パンツを持っていくのを忘れる。
というのはよくある笑い話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる