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クロス村編
エロ同人常連モンスターさん
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「やっと形になってきたね」
「ふわぁ~~疲れた~~」
クララと二人して地べたに座り込む。特訓をしてからはや一週間……ジータのスパルタ指導のお陰か俺とクララはやっとワラでできた的を綺麗に切れる程度に上達した。
「二人ともお疲れ様。あったかいミルクを持ってきましたよ」
剣術とは無縁のアナは部活のマネージャーみたいにサポートをしてくれていた。相変わらず細かいところに気が利くのでとても助かる。
「ぷはぁ! ……それでだな、そろそろ実戦練習をしてもいいかと思ってるんだが……ジータはどう思う?」
アナから受け取ったホットミルクを飲みながら提案をした。確かに修行も大事だが多少はモンスターを倒さないとモチベーションもあまり起きない。
「ふむ。まあ確かに実践あるのみってところもあるしね。いいんじゃない?」
ジータ師匠のお許しが出た。よっし、久しぶりに稽古以外のことができる!
「まあこの前ゴブリンがいたわけだしゆうわくの森だから安全ってわけじゃないだろうから……みんな気を引き締めてよね」
「はーい!」
「はい! 師匠!」
一行は師匠について村の入り口の方へ歩いていくのだった。ちなみにまだ朝8時である。
※ ※ ※
「とりゃー!」
すっかり見慣れたタチバックウルフに対して、クララが閃光のような連撃を加える。最初はアナの魔法でかろうじて倒していたウルフも今じゃワンターンキルだ。
「俺もいくぞ!」
今回、タチバックウルフは4匹の群れを成していた。一匹はクララが撃破したから残り3匹。
ジータに教わった通り腰の軸を意識して身体を回転させるように剣を振り下ろす。攻撃は効いているようで、タチバックウルフは後ろによろけた。そこへ続けざまに攻撃を加えると、ウルフは反撃する余裕もないまま倒れて消滅した。
「おりゃあ!」
横を見ればジータがハンマーを一振りしてウルフを一発でぶっ飛ばしていた。あれは痛そうだ。
残るはアナが相手している一匹だけとなった。アナの魔法は確実にダメージを与えられる一方でダメージ量はそんなでもない。
「あっ、逃げた!」
そんな隙をついてか、最後の一匹は東の山の方へと逃げ出した。別に追いかける必要もないのだが、どうせ見つけたのだから、ということで俺らはそいつを追いかけることにした。
「山に逃げ込んでどうするつもりなんだろ」
山には大きい木が密集しているものの背の高い草などはなく、正直追いかけるのはかなり容易い。
そうやってウルフを追いかけて、山の中腹に差し掛かったところだった。
「見てあれ!」
ウルフが逃げていく方に何か見える。それはどうやらゼリー状の物体だった。
「スライムか!?」
「そう。ちょっと厄介な相手よ」
「厄介?」
スライムって言うと雑魚モンスターのイメージが強いけど。ジータが苦い顔をするんなら実際面倒な敵なんだろう。
「スライムは基本的に魔法が効かないの。物理攻撃だけで倒すしかない」
「……まあ、俺らは基本物理攻撃しかしないし大丈夫じゃないか?」
「それだけじゃなくて……」
「スライムだってズタズタに切ってやるんだからー!」
ジータが最後まで話す前にクララが先陣を切ってスライムに突っ込んだ。流石の速さでスライムを切りつけ、次々と倒していく。
「おお、いけるんじゃないか!?」
……と、その時だった。クララの動きが突然に止まった。
「あ、足がっ!」
クララの足にはスライムの破片がくっつき、完全に足を固定していた。それだけではない。スライムは自らの身体を伸ばしたかと思うとクララの両手に鎖みたいに絡みつき、動きを拘束した。
「魔法が効かないだけじゃない。スライムは相手に張り付いて動きを妨害するのよ……!」
ジータがさっき言おうとしてたのはこれかっ……。早くクララを助けに行かねえと……って、足が動かねぇ!?
「な、なんだこれ!? 地面からスライムが湧き出てきてやがる!?」
「こっちもよ!」
「私もです!」
まずい……揃いも揃ってスライムのトラップに引っかかったってわけか……。なんとなくこうなるんじゃないかと予想はしてたけども!
「う、うぇぇ……気持ち悪いよぉ」
クララを捕らえたスライムはじゅくじゅくと音を立てながらクララの身体にまとわりつく。そしてスクミズの中にも侵食を開始した。
エロゲやらエロ同人で百回は見た光景だな……。身体の自由がどんどん奪われる中で俺はそんなことを考えていた。
「ふわぁ~~疲れた~~」
クララと二人して地べたに座り込む。特訓をしてからはや一週間……ジータのスパルタ指導のお陰か俺とクララはやっとワラでできた的を綺麗に切れる程度に上達した。
「二人ともお疲れ様。あったかいミルクを持ってきましたよ」
剣術とは無縁のアナは部活のマネージャーみたいにサポートをしてくれていた。相変わらず細かいところに気が利くのでとても助かる。
「ぷはぁ! ……それでだな、そろそろ実戦練習をしてもいいかと思ってるんだが……ジータはどう思う?」
アナから受け取ったホットミルクを飲みながら提案をした。確かに修行も大事だが多少はモンスターを倒さないとモチベーションもあまり起きない。
「ふむ。まあ確かに実践あるのみってところもあるしね。いいんじゃない?」
ジータ師匠のお許しが出た。よっし、久しぶりに稽古以外のことができる!
「まあこの前ゴブリンがいたわけだしゆうわくの森だから安全ってわけじゃないだろうから……みんな気を引き締めてよね」
「はーい!」
「はい! 師匠!」
一行は師匠について村の入り口の方へ歩いていくのだった。ちなみにまだ朝8時である。
※ ※ ※
「とりゃー!」
すっかり見慣れたタチバックウルフに対して、クララが閃光のような連撃を加える。最初はアナの魔法でかろうじて倒していたウルフも今じゃワンターンキルだ。
「俺もいくぞ!」
今回、タチバックウルフは4匹の群れを成していた。一匹はクララが撃破したから残り3匹。
ジータに教わった通り腰の軸を意識して身体を回転させるように剣を振り下ろす。攻撃は効いているようで、タチバックウルフは後ろによろけた。そこへ続けざまに攻撃を加えると、ウルフは反撃する余裕もないまま倒れて消滅した。
「おりゃあ!」
横を見ればジータがハンマーを一振りしてウルフを一発でぶっ飛ばしていた。あれは痛そうだ。
残るはアナが相手している一匹だけとなった。アナの魔法は確実にダメージを与えられる一方でダメージ量はそんなでもない。
「あっ、逃げた!」
そんな隙をついてか、最後の一匹は東の山の方へと逃げ出した。別に追いかける必要もないのだが、どうせ見つけたのだから、ということで俺らはそいつを追いかけることにした。
「山に逃げ込んでどうするつもりなんだろ」
山には大きい木が密集しているものの背の高い草などはなく、正直追いかけるのはかなり容易い。
そうやってウルフを追いかけて、山の中腹に差し掛かったところだった。
「見てあれ!」
ウルフが逃げていく方に何か見える。それはどうやらゼリー状の物体だった。
「スライムか!?」
「そう。ちょっと厄介な相手よ」
「厄介?」
スライムって言うと雑魚モンスターのイメージが強いけど。ジータが苦い顔をするんなら実際面倒な敵なんだろう。
「スライムは基本的に魔法が効かないの。物理攻撃だけで倒すしかない」
「……まあ、俺らは基本物理攻撃しかしないし大丈夫じゃないか?」
「それだけじゃなくて……」
「スライムだってズタズタに切ってやるんだからー!」
ジータが最後まで話す前にクララが先陣を切ってスライムに突っ込んだ。流石の速さでスライムを切りつけ、次々と倒していく。
「おお、いけるんじゃないか!?」
……と、その時だった。クララの動きが突然に止まった。
「あ、足がっ!」
クララの足にはスライムの破片がくっつき、完全に足を固定していた。それだけではない。スライムは自らの身体を伸ばしたかと思うとクララの両手に鎖みたいに絡みつき、動きを拘束した。
「魔法が効かないだけじゃない。スライムは相手に張り付いて動きを妨害するのよ……!」
ジータがさっき言おうとしてたのはこれかっ……。早くクララを助けに行かねえと……って、足が動かねぇ!?
「な、なんだこれ!? 地面からスライムが湧き出てきてやがる!?」
「こっちもよ!」
「私もです!」
まずい……揃いも揃ってスライムのトラップに引っかかったってわけか……。なんとなくこうなるんじゃないかと予想はしてたけども!
「う、うぇぇ……気持ち悪いよぉ」
クララを捕らえたスライムはじゅくじゅくと音を立てながらクララの身体にまとわりつく。そしてスクミズの中にも侵食を開始した。
エロゲやらエロ同人で百回は見た光景だな……。身体の自由がどんどん奪われる中で俺はそんなことを考えていた。
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