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クロス村編

Hシーン(前戯/アナ)

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「きてください、ヒロキ様」

 アナに誘われ、俺は仰向けのアナに覆い被さり熱いキスをした。アナが手を俺の背中に回してくるので、柔らかい唇をむさぼったまま右手をゆっくりアナの花園へと伸ばした。

「んんっ! ……んちゅっ……んぅっ……」

 下着の上からそっと撫でただけで、アナは腰をビクンと震わす。お互いの唾液が絡まりあった口から切なげな喘ぎ声が漏れた。

 俺はさらに割れ目に沿って指を這わせた。下着は割れ目の部分が既に湿っていて、そこを撫でるとアナの足は反射的に閉じようとした。その足を俺の足で押さえ付けて、なおもアナの花園を優しくもてあそんだ。

「ん……んんんんっ!! ぷはっ! だ、駄目ですよぉヒロキ様ぁ!」

 呼吸が荒くなって苦しくなったのか、アナはやっと口付けをやめて言葉を発した。駄目という割には甘い嬌声を口から垂れ流している。

「駄目だと? 誘ったのはアナの方だろ」

「うぅ~……ヒロキ様のいじわるぅ……ふぅんっ!」

 充分にアナの反応を楽しんだところで、いよいよ下着に手をかける。アナはそれを察したのか、お尻を浮かして脱がしやすいようにしてくれた。

「やっぱりやる気満々じゃないか」

「わ、わざわざ言わないで下さい……抵抗しちゃいますよ!」

「悪い悪い」

 アナはかわいいからすぐにからかいたくなってしまう。そんなことを言いながらも、俺はアナの下着をお尻の方から少しずつ下ろしていく。

 お尻のお肉が出て、腰骨が出て、そしていよいよ花園とご対面となる。流石に恥ずかしいのか、アナはシーツを握り締めて目を瞑っていた。

 俺はお腹の下、パンツに隠れたユートピアを少しずつあらわにしていく。最初に現れたのは綺麗に揃えられた陰毛だった。俺なんかは陰毛を手入れしたことないし、現実世界でも今も生えたそのまんまの状態だが、アナの陰毛は緩やかな逆三角形になるようにきちんと手入れされていた。

 ……こういうところまで真面目なのか。

 変なところに感心しつつも、俺はさらに下着を下げていく。次に見えてきたのは花園へと続くなだらかな丘だった。花園の直前のこの丘は陰毛が生えていた形跡もなくツルツルで、その曲線が俺を花園へといざなっていく。

 そして遂に下着は完全に下ろされた。恥丘のすぐ下から入る割れ目の周りには既に蜜が溢れていて、その艶かしい光景が俺の欲情を駆り立てた。

「恥ずかしい、です……」

 アナは目を瞑りながら耳を真っ赤にする。俺はその恥ずかしそうな顔と誘っているような赤みを放つ熟れた果実を交互に見ながら、下着を足の先までどかした。

「これがアナのえっちなところ……」

「んーーー!!!! わざわざ口に出さないで下さい!!」

 アナがヘソを曲げないうちにと、俺はゆっくり中指を真っ赤な果実に這わせた。

「ひゃっっ!!」

 下着の上から撫でた時より数倍大きな嬌声がアナの口から飛び出した。やっぱり直接触れるとその分刺激が強いらしい。

「これ、気持ちいいの?」

「は、ぃ……きもちいぃ、ですぅ」

 消え入りそうな声でアナが答えるのがあまりにかわいいので、俺はさらに中指を細かく動かした。既に蜜があふれ出している果実はくちゅくちゅと卑猥な音を部屋に響かせる。

「んっ、んっ、んっ、んぅっ……」

 指の動きに合わせてアナは小さく喘ぐ。まさか俺の手で女の子をアンアン言わせる日が来るなんて、現実世界にいた頃じゃ絶対考えられなかったな。童貞だからじゃないぞ。断じて。

「んぁっ!! そこはっっ……」

 急にこれまでにないくらいアナが大きい声を出して腰を浮かす。そんな変な動きしたっけ……と自分の指が触れているところを遠目に見て、そこがいわゆるクリちゃんであることが分かった。女の子って本当にここが弱いんだ……! エロ同人だけかと思ってた……!

 そうと分かればクリっとしたお豆を集中して中指で撫でる。

「ふっ……んんっ! んんんんっっ!!!」

「ここ、イイの?」

「う、ん……びりびりって、きて、きもひいい……んんっっ」

 少し触れるたびに腰をビクビクと震わせるので、少しだけ俺の中の悪戯心がくすぐられた。心なしか蜜の量も増えてきている気がする。

「ら、らめ……これ以上されたら……っひゃうっ!!」

「されたら、どうなっちゃうの?」

 にやけを隠そうともせずに俺はひたすら中指で左右に擦り続けた。くちゅくちゅという卑猥な音がさっきよりも格段に大きくなる。

「だ、だめ……ほんとに、もうっ……!! んんっっっ!!!!」

 アナはシーツを強く握って身体をピンと伸ばしたかと思うと、腰をビクビク痙攣させながら息を止めた。そして数秒後に「ぷはぁっ!」と息を吸うと、脱力して荒く呼吸をした。

「はぁ……はぁ……」

「も、もしかして……イった……のか?」

 俺が童貞の極みみたいなことを聞くと、アナは目を瞑ったままゆっくり頷いた。女の子がイく時ってこんな感じなのか……初めて見たのと俺が女の子をイかせたというのが相まって、俺はまたとんでもない興奮に襲われていた。

 ぬらぬらと蜜が光る果実を、俺のはちきれんばかりの欲望は耽々と狙っていた。

「ヒロキ……様」

「どうした、アナ」

 イったばかりで疲れているであろうアナが、足元にいる俺に話しかけてきた。その顔はもう蕩けきっていて、そのままコーヒーにでも混ぜられそうだった。いや、今の喩えは違うな。うん、撤回。

「欲しい、です……」

「欲しい?」

「ヒロキ様のが……欲しい、です……」

 アナは甘えたような子猫が鳴くような声で言った。そうか、前戯を終えたら本番か……だからこその前戯だもんな……。それをわざわざアナに言わせるなんて俺ってヤツは本当に男らしさのカケラもないなあ。

 俺はアナの足の間に移動し、もう一度アナの顔を確認する。

「じゃあ、いくよ?」

「はい……挿れてください……」

 アナの最後の一押しに頷いてから、俺は自分のモノをゆっくりとアナの熟れた果実へと近付けた。
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