婚約者の罠で親殺しにされてしまった悪役令嬢。国外追放は受け入れますが、あなたは殺します。

エイル・プラロッサは、婚約者のエスメリア・セバーリの罠により、国外追放されてしまった。

目の前で両親が死んだトラウマから、常に歌い続けていないと、映像がフラッシュバックするようになってしまったエイルは、奴隷としての価値もつかず、ついに森へ捨てられてしまう。

しかしその森の奥地で、光る石に触れたエイルは……。神の力を授かった。

国に戻りたいとは思わない。しかし、元婚約者のエスメリアのことだけは許せなかった。

「こんにちは~!ふふんふ~ん。あなたを殺しにきました!」

これはやがて、歌うたいの悪魔という名をつけられ、後世語り継がれることになった悪役令嬢の物語である。
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