悪役令嬢の妹の罠で、体を奪われました。だけど私は、諦めません……!

ダルマン王国の国王、ダウル・セラピーニャには、二人の娘がいた。

心優しく、また頭脳も明晰で、隣国の王子との婚約が決まっている、長女のナンナ。
心が醜く、いつも人の悪口ばかりを言って、一切努力をしようとしない、次女のレーン。

二人の娘はまさに対照的。しかし、レーンが努力をしないのは、大きな理由があった。

ナンナの婚約式の日。レーンは、ナンナを祝うフリをして部屋へ呼び出し、金で雇った魔女に、お互いの心を入れ替えさせたのだ……。

ナンナの体を手に入れたレーンは、イケメン王子との婚約生活を楽しむ。

一方、運動もせず、ろくに努力もしてこなかったレーンの体は、酷く肥えており、その醜さに、ナンナは涙を流すのだった。

「……諦めてたまるもんですか!」

ナンナは、レーンの体で、なんとか這い上がる決意をする。
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