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あなたはここにいる《中》2

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 世界は大きく三つに分かれていて、それぞれ第五世界、第七世界、第十世界と呼ばれている。
 第五世界には一から五までの階級の衆生が属している。第七世界は六と七、そして第十世界には八から十までの衆生。俺がいるのは第五世界、つまり最下層の世界だ。上位世界のことがわからない法則はどこでも通用し、第七世界の衆生たちは第十世界をうっすらとしか知らないらしい。
 第七世界は第五世界に基本的に無関心だが、第十世界は第五世界に可能な限りの働きかけを行っている。優秀な人材を選んで派遣し、第五世界の人間を教化するのだ。
「第五世界なんて誰も行きたいと思いませんよ。あそこで人型の生き物が何とか住めるのも、第十世界のおかげですからね。何しろどうしようもない連中ですよ、ホント」
 第七世界の住人であるモグラ男の口調は厳しい。階級が下の俺に対する配慮はないようだ。
「第十世界は何で第五世界におせっかい焼いてんだ? 第七世界を先に引き上げたほうが効率いいだろう。レベル的にも近いんだろうし」
「まあ、第七世界は今さら育てなきゃならないような下等な世界じゃありませんからね。それにあの方たちって変わってるんですよ。第七世界をえらく嫌っておられまして」
「何でだ」
「『第七世界の者たちは自分たちのみで満足し、それ以上何も求めようとしない。他に分け与えることもしない』とか言って。まあその通りなんですけど。
 ……あれ? 生島さま、左腕どうしたんですか?」
 モグラ男が驚いて覗き込んできた。第五世界を完全に離れ、俺の左肘から先が消えたからだろう。これが現在の俺の本当の姿だ。
「さっきはありましたよね? おかしいな、何でだろう……」
「昔、情報を得る代償に疫神にくれてやったんだ。そのせいだろう」
「ええっ……! そりゃまた、まずいことしましたね。こりゃ、あと十回は生まれ変わらないと元に戻りませんよ。人間に生まれてもずっと左腕がないか、ついてても動かないんじゃ不便ですよ」
「しょうがないだろ、他に方法がなかったんだから。――それはいいけど、本当にこの道歩いて行かなきゃなんないのか? もっとパーッと行ける方法ないのか」
「ありますよ。ありますけど、いきなり移動したらあなたが死ぬからじゃないですか。徐々に体を慣らさないと」
「どれくらいで着く」
「そうですね。本当なら三日はかけるとこですけど、時間もありませんし、あなたなら半日あれば大丈夫でしょう。かなり無理してもらいますけど。ちょっと失礼」
 モグラ男がふところからさっきの帳面を出し、一枚破って何かを書きつけた。それを宙に投げて「ほら、行け」と言うと、紙は回転しながら犬のようなウサギのような白い小型の生き物に変化し、着地するなり結構なスピードで走っていった。
「何だあれ」
「何でもないです。ちょっとした連絡を」
 ……まさか危険人物が今から行くから、腕の立つ奴を集団で寄こせとかいう連絡じゃねえだろうな? しかしそうでなかったとしてもあちらに行けばどの道揉めるわけで、遅かろうが早かろうが大差はない。
 それにしても半日。たどり着くだけで半年が経過するのか。知らず喉がゴクッと鳴る。それも最短で、ということだから、実際はもっとかかるのかもしれない。行って帰るだけで、何もしなくても第五世界では一年が過ぎる。
 第七世界へ至る道は平坦で、幅は狭い。両側には奇妙なほど尖った山脈があり、前にも後ろにも果てしなく続いていた。しかしそれは筆かマジックで手荒く書きなぐったような山で、書き割りのようなものらしい。白と黒でのみ描かれた単調な世界。
 俺の脳が実際の風景に対処しきれていないのだ。だから脳内で情報を変換し、近いものに置き換えている。荒涼として寒々しく、まるで宇宙の果ての生物がいない惑星に来たようだった。
「どうせ歩く以外やることないんだし、お前から情報収集させてもらうよ。そもそもあの子は、なんで第五世界に生まれることになったんだ?」
「まあ、あなたに隠しても意味ないからしゃべっちゃいますけど、簡単に言うと罪障消滅のためです。エミさまは以前、大変な罪を犯されました。その罪を償うために第五世界にくだされたんです。そちらで一日過ごすと、こちらで一年罪を償ったことになりますので」
 そういう理由だったのか。改源が何故十七歳になるまで待っていたのかずっと不可解だったが、罪障消滅のためだったとは。単純に計算すると、六千三百年程度の刑期を十七日弱で一気に消化出来たことになる。年季が明けるまではいかに奴といえど手出しが出来なかったわけだ。
 天界で罪を犯した者が下界に降される例は珍しくない。世界各地にそういった伝説や昔話は残っている。罪がゆるされると元の世界に帰っていくわけだが。
「本当はもっと早く戻るはずだったんです。でもエミさまの体をつくった娘が、なかなか腹から出そうとしなかったんですよ」
「へえー」
「第七世界の人間の血を引いていても、第五世界の血が入ると、ものの価値がわからなくなるんですかねえ。普通は自分の眷族の境涯が上がるなら喜ぶもんですけど。
 その娘が父親と一緒に母親に会いにこちらへ来たとき、案内したのも私なんです。だから私、エミさまのお気に入りなんですよ」
 モグラ男は自慢そうに言った。……今さら言ってもしょうがないが、こいつはいったい何歳なんだ?
 彼女の母親が落女の娘、つまり下界へ降りてきた飛天の娘だということは知っている。どのくらい昔なのか、たぶん平安時代かそのぐらいに降りてきた飛天は、こちらの男と五人の子供をもうけた。しかし例によって元の世界へ帰りたくなり、子供たちを抱えて飛んで地上を去ろうとした。その際父親に足をつかまれ、母親の腕の中から引っぱり出されたのがエミちゃんの母親、落女の娘だったのだ。
 しかし俺に言わせると、引っぱり出されたからというより、空を飛ぶ力に乏しかったから落ちたのだろう。いくら飛天でも五人の子供を抱えて飛んでいられるものではない。他の子供たちは自力で浮ける程度には力を持っていたと考えるべきだ。
「七歳って言ってましたかねえ。この道に入った直後に父親がぶっ倒れましたんで、しかたなく私が娘だけ母親のところへ連れて行きました。年長者が情けない話ですが、まあ第五世界の出じゃいたしかたありません。
 娘と再会した母親の喜んだこと。涙流してましたよ。母親は第七世界で暮らすようかなり娘を説得したんですが、娘が首を縦に振ることはありませんでした」
 何故だ? 第七世界にいれば苦しみも悩みもなく、死ぬまで楽しくいられるんじゃないのか? 母親や兄や姉たちもそちらにいるのに? 父親を一人にするのがかわいそうだったからか。落女の娘の決定は、俺にとっても理解不能だった。
 それだけじゃない。俺という赤の他人を使って、生まれてくる娘を第五世界に引きとめようとした。様々なリスクを顧みず、俺と契約させてまで第五世界に縛り付けようとしたのは何故だ? そこまでして天界(第七世界)へ行かせたくなかった理由は何だろう。 
「……まあいいや。それより飛天にせよ何にせよ、そっちの奴らがたまにこっちの世界に遊びに来てたみたいなんだが、あれはどうしてだ? 汚くてどうしようもない世界だって蔑んでるわりには、意外と足を運んでるよな」
「第七世界はとにかく平和で平穏なんです。病も飢えもなく、争いもありません。ですのでごくたまに、煩悩と狂乱に憧れて第五世界へ足を踏み入れる者が出てきます」
「退屈のあまり刺激を求めるってわけか」
「そんな感じですね。男はすぐに戻れるんですが、女は運が悪いと戻れなくなります」
「何で」
「第五世界の人間はいったいに罪業重く体も重いので、第五世界の男と交わると、精が残っている限り体が地に落ちたままになるんです。もっと運が悪いとそのまま子供を孕んだりして、しばらく足止めされてしまいます。腹の中にいる子供も重いので飛べません」
「ああ、そういうことか」
「でも生まれてきた子供は第七世界の者の血を引いているので、こちらへ来ることも出来るわけです。私たちほど長く生きられるわけじゃありませんし、力も劣ってますけど」
「なるほどねえ。――ところで、そっちの男が年に一回、エミちゃんに会いに来てたんだ。あいつは何者だ?」
「まあその……偉い人ですよ。もうメッチャ偉い人」
「王ぐらい? 」
「わかってんじゃないですか。何か話すの怖くなってきたな……何かあったら私から聞いたんじゃないって、ちゃんと言ってもらえます? 」
「その辺はわかってるって。で、奴はあの子の何なんだ? まさか父親じゃねえよな」
「夫……? 夫っていうんですかね。少し違うような気も……まあ夫みたいなもんです」
 覚悟はしていたが、事実として第三者に聞かされると、なかなか計り知れないショックがあった。
「何だよ、その『夫みたいなもん』って! そんな宙ぶらりんな立場ってあるか」
「そんなこと言ったってしょうがないでしょう。種族も違うし。でも生島さまだって何だかんだ言って、まだエミさまと男女の仲ではないわけなんでしょう? こんなところまで追いかけてきたわりには」
「な、何だそれは。何を根拠に言ってんだ」
「だってもし二人がそういう仲なら、エミさまが空を飛べるわけないからですよ。さっき教えてさしあげたでしょ? 第五世界の人間の精は重いから、空を飛べる力をなくすって。妙齢のお二人の間には何もなかったと推察しますけどね」
「…………!」
 じゃ、契約よりもっと手っ取り早い引きとめ手段が他にあったわけか……! とはいえそれまでの状況を考えてみても、彼女とそういう状態に持っていけたとはとても思えない。
 いや、それでも方法がまったくないわけじゃなかった。虫カゴいっぱいにゴキブリを捕まえ、「これを家の中にバラまかれたくなかったら、おとなしく言うことをきけ」と脅せばどうにか出来たかもしれない。しかしそんなことをしたが最後、カゴから手を離したとたん十万億土の彼方まで蹴り飛ばされたかもしれず、そうならないために俺は生涯ゴキブリの詰まった虫カゴを持ってウロウロしなければならかったわけで、当然いろんな意味で危険過ぎる人物として社会的に大切な何かを失うことになったろう。そもそもそんなやり方は人としてどうなんだ。
「どうすりゃよかったんだ、結局……!!」
「どうしました? 大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ! ちょっと昔のことを考えてただけだ! 」
「そんな深刻になることですかね。意外と奥手な人だったんだなあ。個人的にはそっちのほうにビックリですよ。
 誤解されると困るんですけど、あの方とエミさまはただの男女の仲というのではありません。それにエミさまはまだ成人しておられませんので、お二人のあいだには生島さま同様、まだ何もありませんよ」
「え、あ、そ、そうなの? よかった……元気出てきたよ、俺!!」
「王にとってエミさまは、『死を与える者』です」
 突然理解をこえるワードが出てきた。
「何だその『死を与える者』って」
「そのまんまですよ。死を与えてくれる運命の相手って意味です」
「ダメだろそれは。近付いてどうすんだ。急いで離れろよ」
「第五世界の方には理解出来ないでしょうね。そもそも生き物としての根本が違いますから。
 第七世界に生まれた者は、基本的に不老不死なんです。もちろん殺されれば死にますが、それは『非業の死』といいまして、いい死に方ではありません。一番望ましいのは、自分に死を与えてくれる者と巡り会うことです。
 誰もがそんな運命の相手と出会えるわけじゃありません。王にはかつて妃がいましたが、その方にとって王は『死を与える者』でしたので、妃の方は無事幸福な死を迎えることが出来ました。
 王は自分には死を与える者は現れないと考えておられたようですが、終わる間際でエミさまが現れましたんで、得られないと思っていた方を得られてとても喜んでおいででした」
「…………」
 わけがわからん。かなりのことも黙って受け入れるキャパの大きさを持つ俺でさえ理解に苦しむ。
「子供は?」
「は?」
「男と女がくっついたら、だいたい子供が出来るよな。そういうことが人生設計に入ってないように聞こえんだけど、何でだ?」
「子供なんて生まれないからですよ」
「何で?!」
「こちらには親とか子といったものが存在しないんです。横の広がりのみで、縦のつながりはありません。そうですねえ……そちらでいえば十四、五歳の姿で最初から出てきて、成人し、ずっと過ごします。もうずっとです。だから死を与えてくれる相手を得られることは、素晴らしい幸運なんです。
 誰もが死を得て、新しい体と命と心を持って生まれ直したいと願っています。非業の死だとそれが出来ませんからね。私だって何度夢見たことか。目の前に死を与えてくれる女性が現れて、一緒に死を育み、その人に見守られて眠るように死ねたらなって」
 何だ、その『死を育む』って……! 愛を育むみたいに言うんじゃねえよ! と言いたいことは山ほどあったが、これが神仙世界のことわり理(ことわり)なのだと納得するしかない。第五世界では性別は生を創り出すためにあるが、第七世界では死を得るために存在するのだと有無を言わさず受け入れよう。
「でも落女の娘がぐずぐずしていたために、エミさまは罪を償うのが遅れ、王に死を与える時間がなくなってしまいました。でも王にとっては他ならぬ『死を与える者』ですので、それはもう取り戻すのに必死だったと思いますよ。口には出しませんけど」
 なるほど、それが年に一度のあの訪問か。たしか中二のとき俺は奴の存在を知り、そのとき彼女が「十年前から自分に会いに来ている」と言っていた。ということは、うちに来た四歳の年から改源の訪問が始まったということになる。それ以前ははざまの空間にいたため、手が出せなかったのだろう。
 あそこへいったん入ると、中の生き物が出ようとあがくか(仮死状態なのでそういうことはめったにないが)、成長して体積が変化し、容量がオーバーになるかしないと吐き出されてこない。外から手を入れて引きずり出すのは事実上不可能、不用意に外壁を傷つけると空間が潰れて中にいる生物を死なせてしまうからだ。いかな上位世界の王といえど、出てくるのを待つしかなかったはずだ。
 たぶん落女の娘はそれを知っていて、はざまの空間に娘を封じたのだ。あの男に手を出させず、この世に出てきたらすぐ俺と契約させ、地に縛りつけるために。その限界を形代の効力が続く四年と設定し、最適な大きさのはざまの空間を選び出した。とても無力な者のしわざとは思えない。はざまの空間はたえず移動し、生まれては消えているので、場所を特定するのはよほど特殊な目と知識を持っていなければ難しい。あるいは神に助けを求めたか。やはり関わったのは例の疫神か。

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