不倫したい!

井上桃子

文字の大きさ
上 下
11 / 34

不倫したい!~優子サイドストーリー~大学編6

しおりを挟む
「誘ったのは、俺だから謝る必要はない。あそこで、凍死されても困るからな。で、とうとう遊ばれてたのが、わかったのか?」

優子は、目を見開いた

目の前の男は、何を言っているのだろう
この人は、確かに初対面なはずだ

なぜ、遊ばれたと?

「どういうことですか?なんでそんなこと知ってるんですか?」

「近所だからね、たまたま見かけることが、あったのと、いろんな女が変わる変わるくればまぁ、ろくな男じゃないのはわかるが、何年か同じ女をみたのは、あんただけだったから、本気かと思ったが、あんたは、いつも終電で帰ってるんだろ?」

「そんなことまで知ってるなんて、ス、ストーカー!?」

「は?!バカじゃないのおまえ、こっちは社会人だ、学生みたいに暇じゃないよ。愚痴ってるの聞いたことがあったんだよ。あの野郎の仲間と話してるのを、たまたま。だから、今日は察しがついたんだよ、なんかあったなって。助ける義理も何もないが、見てしまったから見過ごせなかったんだ」

「バカってなによ!私こう見えても優秀なのよ!」

「自分で優秀とかいうヤツは、大体バカだろ」

「は?なんではじめてあったあなたにバカバカ言われなきゃならないの?」

「バカだから、バカっていってんだろってか気づけよ、見ればわかるだろ?あの男はどう見ても遊んでる顔だろうが、何で今までわからなかったんだ?おかしなところは、長くいて1個もなかったのか?」

「、、、、、、、ちょっと変だなと思うことはあったわよ」

「やっぱりお前、バカだろ」

何をっと言い返そうと思ったが

この名前も知らない男の穏やかな笑みに言葉を飲み込んだ

「まぁなんだ、早めに気づけて良かったんじゃないの?
アイツとは、ヤってないんだろ?」

「!#%x‘:なななんで、、、」

ニヤリと笑い

「それもアイツが愚痴ってたぞ~お前バカだな」

今日何度目のバカと聞いただろう

でも不思議と優子は

さっきまでの、絶望的な悲しみを少し忘れることが
できていたのだった


最悪なクリスマスイブに出会った男が

人生の最高のパートナーになることは

この時の優子は、まだ知らない。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

隣の人妻としているいけないこと

ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。 そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。 しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。 彼女の夫がしかけたものと思われ…

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)

幻田恋人
恋愛
 夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。  でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。  親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。  童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。  許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…  僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…

【R18】もう一度セックスに溺れて

ちゅー
恋愛
-------------------------------------- 「んっ…くっ…♡前よりずっと…ふか、い…」 過分な潤滑液にヌラヌラと光る間口に亀頭が抵抗なく吸い込まれていく。久しぶりに男を受け入れる肉道は最初こそ僅かな狭さを示したものの、愛液にコーティングされ膨張した陰茎を容易く受け入れ、すぐに柔らかな圧力で応えた。 -------------------------------------- 結婚して五年目。互いにまだ若い夫婦は、愛情も、情熱も、熱欲も多分に持ち合わせているはずだった。仕事と家事に忙殺され、いつの間にかお互いが生活要員に成り果ててしまった二人の元へ”夫婦性活を豹変させる”と銘打たれた宝石が届く。

ずぶ濡れで帰ったら彼氏が浮気してました

宵闇 月
恋愛
突然の雨にずぶ濡れになって帰ったら彼氏が知らない女の子とお風呂に入ってました。 ーーそれではお幸せに。 以前書いていたお話です。 投稿するか悩んでそのままにしていたお話ですが、折角書いたのでやはり投稿しようかと… 十話完結で既に書き終えてます。

車の中で会社の後輩を喘がせている

ヘロディア
恋愛
会社の後輩と”そういう”関係にある主人公。 彼らはどこでも交わっていく…

最近様子のおかしい夫と女の密会現場をおさえてやった

家紋武範
恋愛
 最近夫の行動が怪しく見える。ひょっとしたら浮気ではないかと、出掛ける後をつけてみると、そこには女がいた──。

彼氏の前でどんどんスカートがめくれていく

ヘロディア
恋愛
初めて彼氏をデートに誘った主人公。衣装もバッチリ、メイクもバッチリとしたところだったが、彼女を屈辱的な出来事が襲うー

処理中です...