36 / 44
正人の話 其の肆
しおりを挟む「きゃあぁぁ~~///」
リンが大声で悲鳴を上げる!
「スズヤ!///」
「ドホラミン!!///」
「死なないで!!//////(泣)」
『キラーン☆』
『ガツッ!』
リンはパニック状態に成りながらも、俺に『ドホラミン』を掛けてくれるが、俺が回復する中、フウゴルは俺の頭を掴み上げる!
そして、呆れた表情と疲れた口調で言い始める。
「お前……本当にうっとしいな!」
「これで死んだと思ったら、また回復ですか……正義のおっさんよ!!」
「面倒くさいからよ。もうお前の首を刎ねるわ!!」
「首を刎ねれば、あの白魔法使い女の魔法も効かないだろう……」
その言葉の後。
フウゴルは急に笑みを含ませながら、俺に言葉を続ける。
「しかし。お前のお陰で、とても良い収穫に成りそうだわ!」
「黒魔法使いと成ったアスと再会出来るわ、瀕死状態でも全快させる白魔法使い女!!」
「あの蛇は後で、皮を剥いで丸焼きにして喰うわ!♪」
「あの大きさだから、食い出が有りそうだ!♪♪」
「あっ、後、当然。お前の死亡確認後! 二人の女は孕ますまで犯すからよ!!」
「てめえは地獄から指を咥えて、羨ましやがっていろ♪」
フウゴルは言い終えると、俺の首を切り落とす体勢を作る……コハルもフウゴルの言葉を聞いていた筈なのに行動を起こさない!?
俺の体はリンの魔法で回復したが、この状態ではどうする事も出来ない……
フウゴルはにやけた表情で俺に言い始める。
「じゃあな、正義のおっさんよ!」
「来世は、変な正義感は捨てて産まれて来いよ……!!」
「その方が長生き出来るし、何も考えなくて良いからな!」
「…………」
(あぁ、俺もう死ぬんだな……)
(異世界は無能でもヒーローに為れて、地位や名誉が待っているのでは無かったの!///)
(……でも、俺の本来は異世界で、子ども食堂を開きたかっただけのに……)
俺は死を覚悟した直後……遠くから、何かの音が聞こえてきた?
『ゴオォォォーーー』
「!?///」←フウゴルの驚き
『ゴオォォォーーー、ドカーン!』
「わあぁぁーー」←スズヤの悲鳴
何かの音が聞こえた直後。
フウゴルに大火球が当り、大火球が爆発を起こして……フウゴルが大火へ一気に包まれる!
アスが魔法を唱えたのは分かるが、これは『ブランド』では無く『ストッレアエルツ』で有った……その時に俺は、爆発の衝撃で吹き飛ばされる!!
『バタン!』
「もぅ!///」
「ドホラミン///(汗)」
『キラーン☆』
俺はフウゴルに頭を掴まれていたので、火球の貰い火してを吹き飛んで、そのまま地面に強く叩き付けられるが、リンが呆れ表情で直ぐに『ドホラミン』を掛けてくれる!←リンの魔力は案外有るが、スズヤが馬鹿すぎて……で有る///
俺の体は燃えているが『ドホラミン』が効き始めると、勝手に火が鎮火して火傷や骨折等を回復させて行く。
「…………//////(大泣)」
俺は魔法で回復していく中。アスの方向に体を向けると……アスは涙ぐちゃぐちゃの泣き顔で有った。
魔王に魂を売った人間とはいえ、アスはフウゴルを殺したくは無かったのだろう……
「ぐああぁぁあーーー」
「クソヤロウ~~(怒)」
フウゴルは喚きながら、アスの魔法攻撃に耐えているが……プレートアーマーの隙間から炎が入り込んで、フウゴルを蒸し焼き始める。
『ストッレアエルツ』は『ブランド』より大火力の上、燃焼温度が高いからプレートアーマーが赤みを帯び始める……
幾らフウゴルが強靱でも、所詮は人間だ。
フウゴルは苦痛の表情で、アスの方を見ながら言い始める。
「……あっ、アス……まさか、この俺に魔法を放つとは……」
「お前は……優しいだけが取り柄なのに……ぐおぉぉーーー」
燃えさかるフウゴルを見ながら、泣き顔のアスは悲痛の口調で言い始める。
「……フウゴル。私だって……こうしたく無かった///(泣)」
「でもっ、でもっ……こうしないとスズヤさんが死んでしまう!!///(泣)」
「私はフウゴルとスズヤさん!///」
「どちらが大事かと言われれば、私はスズヤさんが大事です!///」
「だから許して!///(泣)」
「フウゴル~~!!//////(大泣)」
最後二桁の文章は、アスは号泣でフウゴルに言っていた……
俺は立ち上がるが、大火に包まれたフウゴルを……ジッと見る事しか出来なかった。
「…………」←フウゴルの亡骸
アスの言葉に、フウゴルは何も反応せずに焼死した……ご丁寧に、直立不動のまま絶命した。
有る意味、悪役らしい死に方だ。
最後は絶望を感じて、フウゴル燃え死んだのだろうか?
それとも、フウゴルの中では『アスは絶対に俺を殺さない!』と、思いながら燃え死んだのだろうか??
今までは魔物を退治してきたが、俺たち三人で人間を退治したのは、これが初めてで有った。
タングステン鉱石はこれで採取出来るが……今の俺たちはとても複雑な気分で有った。
……
「~~~///」
「~~~///」
「…………///(泣)」
リンは、アスの側に付いて心のケアをしている。
リンとアスから俺は距離が離れているので、何を言っているかは聞き取れない。
アスは敵とは言え、身近な人物を殺したのだから、罪悪感に苦しめられているのだろう。
俺の衣類はボロボロで有ったが、コハルの不思議な力で衣類は新品同様に修復されている。
俺は手で拾える、タングステン鉱石を拾って、有る場所に集めている。
手で拾える分は全て拾って、後はコハルの力でタングステン鉱石を王国城に瞬間移動させる。
「…………」
コハルの方は、焼け死んだフウゴルの現場検証をしている。
立っていたフウゴルを尻尾で弾き倒してから、コハルは現場検証を始めていた。
蛇らしく舌を出して、澄ました表情でフウゴルの亡骸を見たり、尻尾で触ったりしている。
「ちょっと、スズヤ~~!」
「こっち来てくれる~~」
コハルが俺を呼ぶので、俺は鉱石採取を中断してコハルの方に向う。
フウゴルの亡骸から、何かお宝でも出て来たのかな?
リンが大声で悲鳴を上げる!
「スズヤ!///」
「ドホラミン!!///」
「死なないで!!//////(泣)」
『キラーン☆』
『ガツッ!』
リンはパニック状態に成りながらも、俺に『ドホラミン』を掛けてくれるが、俺が回復する中、フウゴルは俺の頭を掴み上げる!
そして、呆れた表情と疲れた口調で言い始める。
「お前……本当にうっとしいな!」
「これで死んだと思ったら、また回復ですか……正義のおっさんよ!!」
「面倒くさいからよ。もうお前の首を刎ねるわ!!」
「首を刎ねれば、あの白魔法使い女の魔法も効かないだろう……」
その言葉の後。
フウゴルは急に笑みを含ませながら、俺に言葉を続ける。
「しかし。お前のお陰で、とても良い収穫に成りそうだわ!」
「黒魔法使いと成ったアスと再会出来るわ、瀕死状態でも全快させる白魔法使い女!!」
「あの蛇は後で、皮を剥いで丸焼きにして喰うわ!♪」
「あの大きさだから、食い出が有りそうだ!♪♪」
「あっ、後、当然。お前の死亡確認後! 二人の女は孕ますまで犯すからよ!!」
「てめえは地獄から指を咥えて、羨ましやがっていろ♪」
フウゴルは言い終えると、俺の首を切り落とす体勢を作る……コハルもフウゴルの言葉を聞いていた筈なのに行動を起こさない!?
俺の体はリンの魔法で回復したが、この状態ではどうする事も出来ない……
フウゴルはにやけた表情で俺に言い始める。
「じゃあな、正義のおっさんよ!」
「来世は、変な正義感は捨てて産まれて来いよ……!!」
「その方が長生き出来るし、何も考えなくて良いからな!」
「…………」
(あぁ、俺もう死ぬんだな……)
(異世界は無能でもヒーローに為れて、地位や名誉が待っているのでは無かったの!///)
(……でも、俺の本来は異世界で、子ども食堂を開きたかっただけのに……)
俺は死を覚悟した直後……遠くから、何かの音が聞こえてきた?
『ゴオォォォーーー』
「!?///」←フウゴルの驚き
『ゴオォォォーーー、ドカーン!』
「わあぁぁーー」←スズヤの悲鳴
何かの音が聞こえた直後。
フウゴルに大火球が当り、大火球が爆発を起こして……フウゴルが大火へ一気に包まれる!
アスが魔法を唱えたのは分かるが、これは『ブランド』では無く『ストッレアエルツ』で有った……その時に俺は、爆発の衝撃で吹き飛ばされる!!
『バタン!』
「もぅ!///」
「ドホラミン///(汗)」
『キラーン☆』
俺はフウゴルに頭を掴まれていたので、火球の貰い火してを吹き飛んで、そのまま地面に強く叩き付けられるが、リンが呆れ表情で直ぐに『ドホラミン』を掛けてくれる!←リンの魔力は案外有るが、スズヤが馬鹿すぎて……で有る///
俺の体は燃えているが『ドホラミン』が効き始めると、勝手に火が鎮火して火傷や骨折等を回復させて行く。
「…………//////(大泣)」
俺は魔法で回復していく中。アスの方向に体を向けると……アスは涙ぐちゃぐちゃの泣き顔で有った。
魔王に魂を売った人間とはいえ、アスはフウゴルを殺したくは無かったのだろう……
「ぐああぁぁあーーー」
「クソヤロウ~~(怒)」
フウゴルは喚きながら、アスの魔法攻撃に耐えているが……プレートアーマーの隙間から炎が入り込んで、フウゴルを蒸し焼き始める。
『ストッレアエルツ』は『ブランド』より大火力の上、燃焼温度が高いからプレートアーマーが赤みを帯び始める……
幾らフウゴルが強靱でも、所詮は人間だ。
フウゴルは苦痛の表情で、アスの方を見ながら言い始める。
「……あっ、アス……まさか、この俺に魔法を放つとは……」
「お前は……優しいだけが取り柄なのに……ぐおぉぉーーー」
燃えさかるフウゴルを見ながら、泣き顔のアスは悲痛の口調で言い始める。
「……フウゴル。私だって……こうしたく無かった///(泣)」
「でもっ、でもっ……こうしないとスズヤさんが死んでしまう!!///(泣)」
「私はフウゴルとスズヤさん!///」
「どちらが大事かと言われれば、私はスズヤさんが大事です!///」
「だから許して!///(泣)」
「フウゴル~~!!//////(大泣)」
最後二桁の文章は、アスは号泣でフウゴルに言っていた……
俺は立ち上がるが、大火に包まれたフウゴルを……ジッと見る事しか出来なかった。
「…………」←フウゴルの亡骸
アスの言葉に、フウゴルは何も反応せずに焼死した……ご丁寧に、直立不動のまま絶命した。
有る意味、悪役らしい死に方だ。
最後は絶望を感じて、フウゴル燃え死んだのだろうか?
それとも、フウゴルの中では『アスは絶対に俺を殺さない!』と、思いながら燃え死んだのだろうか??
今までは魔物を退治してきたが、俺たち三人で人間を退治したのは、これが初めてで有った。
タングステン鉱石はこれで採取出来るが……今の俺たちはとても複雑な気分で有った。
……
「~~~///」
「~~~///」
「…………///(泣)」
リンは、アスの側に付いて心のケアをしている。
リンとアスから俺は距離が離れているので、何を言っているかは聞き取れない。
アスは敵とは言え、身近な人物を殺したのだから、罪悪感に苦しめられているのだろう。
俺の衣類はボロボロで有ったが、コハルの不思議な力で衣類は新品同様に修復されている。
俺は手で拾える、タングステン鉱石を拾って、有る場所に集めている。
手で拾える分は全て拾って、後はコハルの力でタングステン鉱石を王国城に瞬間移動させる。
「…………」
コハルの方は、焼け死んだフウゴルの現場検証をしている。
立っていたフウゴルを尻尾で弾き倒してから、コハルは現場検証を始めていた。
蛇らしく舌を出して、澄ました表情でフウゴルの亡骸を見たり、尻尾で触ったりしている。
「ちょっと、スズヤ~~!」
「こっち来てくれる~~」
コハルが俺を呼ぶので、俺は鉱石採取を中断してコハルの方に向う。
フウゴルの亡骸から、何かお宝でも出て来たのかな?
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説

収納大魔導士と呼ばれたい少年
カタナヅキ
ファンタジー
収納魔術師は異空間に繋がる出入口を作り出し、あらゆる物体を取り込むことができる。但し、他の魔術師と違って彼等が扱える魔法は一つに限られ、戦闘面での活躍は期待できない――それが一般常識だった。だが、一人の少年が収納魔法を極めた事で常識は覆される。
「収納魔術師だって戦えるんだよ」
戦闘には不向きと思われていた収納魔法を利用し、少年は世間の収納魔術師の常識を一変させる伝説を次々と作り出す――

悠久のクシナダヒメ 「日本最古の異世界物語」 第二部
Hiroko
ファンタジー
奈良時代の日本から戻った和也と芹那。
いつもと変わらぬ風景であるはずの日本。
けれどそこは、奈良時代に変えることのできなかった時の流れがそのまま受け継がれた世界だった。
悠久のクシナダヒメ 「日本最古の異世界物語」の第二部です。
写真はphotoACより、TonyG様の、「田村神社 龍神」を頂きました。
約束の子
月夜野 すみれ
ファンタジー
幼い頃から特別扱いをされていた神官の少年カイル。
カイルが上級神官になったとき、神の化身と言われていた少女ミラが上級神官として同じ神殿にやってきた。
真面目な性格のカイルとわがままなミラは反発しあう。
しかしミラとカイルは「約束の子」、「破壊神の使い」などと呼ばれ命を狙われていたと知る事になる。
攻撃魔法が一切使えないカイルと強力な魔法が使える代わりにバリエーションが少ないミラが「約束の子」/「破壊神の使い」が施行するとされる「契約」を阻む事になる。
カタカナの名前が沢山出てきますが主人公二人の名前以外は覚えなくていいです(特に人名は途中で入れ替わったりしますので)。
名無しだと混乱するから名前が付いてるだけで1度しか出てこない名前も多いので覚える必要はありません。
カクヨム、小説家になろう、ノベマにも同じものを投稿しています。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?

最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる