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翌日は予定を変更し、街の中も一応見てみる事にした。鶏問題は残るが、空き店舗・市場調査もしてみたいと思っていたので、
「今日は街をブラブラしてみませんか?」
と言うデュークの誘いは嬉しかった。
ウサギとタヌキはカバンのポケットに入れて行く事にした。さすがに肩だと目立ちそうだ。
宿屋と飲食店が集まっている街で、通りには美味しそうな匂いが漂っている。セイラとデュークは店の外にあるメニュー看板を見ながら歩く。
「オムレツ系のお店は無いわね~」
何軒か見て回るが、見当たらない。
「そうですね。卵を大量に確保するのは難しいですから。通常家庭で食べる数個ならまだしも、常に大量には用意出来ないでしょう。それを考えると鶏をそれなりの数飼育してオムレツを出すお店は話題になりそうですね」
「そうね。でも、あまり混まなくていいから程々に売り上げがあればいいかしら?」
「もし繁盛し過ぎたら1日限定○食にするとかもいいですね。オムレツもパンケーキも。『もう卵ありません』とかも有りですよ」
「まあ、そこまで繁盛するかは分からないけれど。とりあえず被るお店が無くて安心したわ。早くお店の返事来ないかしら?あ、採卵用の鶏も買うルート調べなければね」
鶏小屋はデュークが建ててくれるって言ってくれたけど、肝心の鶏自体を買わなければ。
「差し出がましいようですが、既に調べてあり、後は数と値段交渉の段階です。店舗が決まり次第お話しするつもりでしたが」
「まあ、デュークっ!!何から何まで、本当にありがとうっ!!」
おんぶに抱っこ状態の準備のよさだ。
宿に戻り少し早いが夕食をとることにした。2人で『ゴロゴロお肉のタンシチュー』に舌鼓を打ちながら食べていると、ケミュさんがやってきた。
「今日、兄から連絡来ました。是非、お譲りしたいとの事で、金額は1200万ルビー希望なんですが。兄も向こうで家を買いたいらしく、その値段は譲れないみたいです」
「予算ぴったりだわっ!是非お願いっ!」
実際は予算夜は安いんだけどね。
「では、銀行で兄の口座に振り込んでもらえますか?振込の控えを見せてもらえれば鍵を渡します。近日中に譲渡の書類も兄から送らせます」
「わかったわ、明日振り込むわね」
振込先が書かれた紙をケミュさんからもらい、振込の約束をした。
その日の夜、ご機嫌で温泉に浸かっていると、3人目の精霊が浴槽に降ってきた。
「え~っと、精霊が降る温泉だっけ?」
3度目になると思わずボケを呟きたくなるみたいだ。
「今日は街をブラブラしてみませんか?」
と言うデュークの誘いは嬉しかった。
ウサギとタヌキはカバンのポケットに入れて行く事にした。さすがに肩だと目立ちそうだ。
宿屋と飲食店が集まっている街で、通りには美味しそうな匂いが漂っている。セイラとデュークは店の外にあるメニュー看板を見ながら歩く。
「オムレツ系のお店は無いわね~」
何軒か見て回るが、見当たらない。
「そうですね。卵を大量に確保するのは難しいですから。通常家庭で食べる数個ならまだしも、常に大量には用意出来ないでしょう。それを考えると鶏をそれなりの数飼育してオムレツを出すお店は話題になりそうですね」
「そうね。でも、あまり混まなくていいから程々に売り上げがあればいいかしら?」
「もし繁盛し過ぎたら1日限定○食にするとかもいいですね。オムレツもパンケーキも。『もう卵ありません』とかも有りですよ」
「まあ、そこまで繁盛するかは分からないけれど。とりあえず被るお店が無くて安心したわ。早くお店の返事来ないかしら?あ、採卵用の鶏も買うルート調べなければね」
鶏小屋はデュークが建ててくれるって言ってくれたけど、肝心の鶏自体を買わなければ。
「差し出がましいようですが、既に調べてあり、後は数と値段交渉の段階です。店舗が決まり次第お話しするつもりでしたが」
「まあ、デュークっ!!何から何まで、本当にありがとうっ!!」
おんぶに抱っこ状態の準備のよさだ。
宿に戻り少し早いが夕食をとることにした。2人で『ゴロゴロお肉のタンシチュー』に舌鼓を打ちながら食べていると、ケミュさんがやってきた。
「今日、兄から連絡来ました。是非、お譲りしたいとの事で、金額は1200万ルビー希望なんですが。兄も向こうで家を買いたいらしく、その値段は譲れないみたいです」
「予算ぴったりだわっ!是非お願いっ!」
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「わかったわ、明日振り込むわね」
振込先が書かれた紙をケミュさんからもらい、振込の約束をした。
その日の夜、ご機嫌で温泉に浸かっていると、3人目の精霊が浴槽に降ってきた。
「え~っと、精霊が降る温泉だっけ?」
3度目になると思わずボケを呟きたくなるみたいだ。
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