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 「う、うむ。まあ、グレイよ。挨拶予定の日はとっくに過ぎておる。一度、キチンと筋を通せ」

 王は王妃をなだめながら、グレイ様を促す。

 「父上、母上。幼少の頃より婚約を願い出ておりましたハーベスト家長女、ソフィア・ハーベストとの婚約を受け入れて頂く事が出来ました事を、遅らばせながら報告いたします」

 「うむ。9年か、長かったの。しかし、王子としての責務を放棄して部屋にこもっておるのも、許しがたい。自重せよ。そして、ソフィア・ハーベストよ。愚息で少し変態じみておるかもしれぬが、頼むぞ」

 へ・変態。親が変態って言った!!

 驚いた顔をしたからだろうか。王妃が、

 「変態は血筋ですから、ソフィア諦めて下さいね」

 と、苦虫を噛み潰したような顔をした。

 親公認の変態・・・。

 「ソフィア・ハーベストです。不束者ですが、よろしくお願いします」

 ゆったりと礼をとる。

 「さて、ソフィア。コレを授ける。グレイを頼むぞ、余所見をする事は無いですあろうがの?」

 侍従の人が王から箱を受けとり、グレイ様に渡してくれる。それなりに大きかったから、ソフィアに持たせるのをためらったようだ。

 



 2人の寝室に戻り、箱の中身を確認する。

 「・・・、おもちゃですわね」

 「ああ、そうだな・・・。なんて親だ・・・」

 「王妃が変態っていてましたからね」

 「・・・、血筋か。所で、ソフィー。これで婚約が整った。愛してる、ソフィー」

 ゆっくりとソフィーの唇にキスを落とす。

 「はい、私も愛してます。グレイ様。これからも愛して頂きたいですが、変態はほどほどにでお願いします?」

 グレイ様の鼻をきゅっと摘む。

 「むっ?ほどほどの変態がどこまでかわからぬが・・・、まあ、ソフィーも変態だからな?ほら、もう濡れてる」

 グチュリとソフィーの蜜壺に舌をいれる。

 「んんっ、グレイ様っ、変態でも大好きっ」

 そしてまた2人はいつも通りのプレイも楽しみつつ、イキまくるのだった。



~完~


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みんなの感想(2件)

yuyuki
2020.09.27 yuyuki

第一王子とアシスタントのバージョンもかいていただけませんか?
とても面白いです!

ゆきりん(安室 雪)
2020.09.27 ゆきりん(安室 雪)

読んでいただいてありがとうございます。
ネタ的には考えてありますが、他にも書きたいお話も色々あり・・・。10月中には書き始めたいなぁとは思ってます。
是非また読んで頂けると嬉しいです。

解除
くろうさぎ
2020.07.31 くろうさぎ

グレイ様が、このあとどーソフィアを落とすのか楽しみです

ゆきりん(安室 雪)
2020.09.27 ゆきりん(安室 雪)

読んで頂いてありがとうございます。
是非他のお話も読んで頂けると嬉しいです。

解除

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