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「美緒さん、葉月さんから『起きたら連絡して欲しい』って、伝言です」
宮田さんが伝えてくれる。
丁度、文句言いたいしっ!!
スマホを取りに行き、すぐに葉月さんに電話をかける。ワンコールで葉月さんは出る。
「葉月さんっ!何この鎖っ!病院行けないしっ、仕事も行けないじゃないのっ!」
「お前が病院に行くなんて言うからだろう?病院に行くって言う限りは、繋いだままだな。それと、仕事は退職手続きしたから」
「はぁ!?」
「だから、大人しく俺の帰りを待て。夜にまた、抱いてやる」
言うだけ言って、葉月さんは電話を切ってしまう。帰ってきたら、また抱かれる!?逃げたいっ!!
「宮田さんっ!ハサミありませんか?」
宮田さんにかけ寄り、思わず肩をユサユサして聞いてしまうが。
「無いですよ?包丁以外の刃物は葉月さんが持って行きましたから」
うっ、何でそんなに用意周到なのっ。
「じゃあ、私はこれで・・・」
夕食の支度をし、部屋の掃除をした宮田さんは業務終了で帰っていく。
うっ、私も連れて帰って。
宮田さんが帰った後、包丁と足首をにらめっこする。包丁で革のベルト切れるかな?でも、足首刺してしまいそう・・・。どうしよう、何か他のもの無いのかな?でも、ハサミとか持って行ったらしいし・・・。
「何で監禁ばっかされなきゃいけないのっ」
思わず叫んでしまう。おばあちゃんのブローチでとんでも無い事になってしまったよ。ソファにもたれながら、ウトウトと昼寝をしてしまった。
そして、夢を見た。
宮田さんが伝えてくれる。
丁度、文句言いたいしっ!!
スマホを取りに行き、すぐに葉月さんに電話をかける。ワンコールで葉月さんは出る。
「葉月さんっ!何この鎖っ!病院行けないしっ、仕事も行けないじゃないのっ!」
「お前が病院に行くなんて言うからだろう?病院に行くって言う限りは、繋いだままだな。それと、仕事は退職手続きしたから」
「はぁ!?」
「だから、大人しく俺の帰りを待て。夜にまた、抱いてやる」
言うだけ言って、葉月さんは電話を切ってしまう。帰ってきたら、また抱かれる!?逃げたいっ!!
「宮田さんっ!ハサミありませんか?」
宮田さんにかけ寄り、思わず肩をユサユサして聞いてしまうが。
「無いですよ?包丁以外の刃物は葉月さんが持って行きましたから」
うっ、何でそんなに用意周到なのっ。
「じゃあ、私はこれで・・・」
夕食の支度をし、部屋の掃除をした宮田さんは業務終了で帰っていく。
うっ、私も連れて帰って。
宮田さんが帰った後、包丁と足首をにらめっこする。包丁で革のベルト切れるかな?でも、足首刺してしまいそう・・・。どうしよう、何か他のもの無いのかな?でも、ハサミとか持って行ったらしいし・・・。
「何で監禁ばっかされなきゃいけないのっ」
思わず叫んでしまう。おばあちゃんのブローチでとんでも無い事になってしまったよ。ソファにもたれながら、ウトウトと昼寝をしてしまった。
そして、夢を見た。
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