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「まあまあっ、ミーシャちゃん元気そうで良かったわっ!!心配したのよ!?フレッドったらミーシャちゃんの居場所を把握してたのに教えてくれなかったのよ!?酷いと思わない!?」
「母上はいつ聞いたのです?」
「今よ、今っ!!ガイナから昨日の夜、あら早朝の話し?を聞いてね。ミーシャちゃんが無事に帰って来たのと、誘拐犯と命令してた親玉を捕まえたって!!何でミーシャちゃんが無事に男爵家に匿われてたって教えてくれないの!!」
朝から王妃様はプリプリと怒っている。
「『敵を欺くにはまず味方から』と言うでしょう?母上」
「味方にも程があるでしょう!!それよりお披露目は予定通り行うわ。ミーシャちゃん、後1週間程になってしまったけど、頑張るわよ」
「はい、よろしくお願いします」
フレッドの膝の上だったが、ペコリと頭を下げた。
その日の午後から婚約発表の礼儀作法を復習しながら新たに覚えていく。誘拐前に覚えていた事はノートにまとめてあり、実はこっそりガイナード様に男爵家に持ってきてもらったので復習はバッチリだ。講師にも褒められた。
日々忙しく覚えながらも、フレッドとは必ず朝食と夕食は一緒にとり、会えなかった時間を埋めて行く。
「そういえばフレッド、お手紙の署名に必ずキスをしてくれていたのね」
「ミーシャもだろ?まさか愛の花が降って来るとは思わなかった」
「私もよ。でも、2度目にキスをしても愛の花は出なくて少し寂しかったわ」
「そうだな、でも1度目に出た時は目を疑ったよ。ああ、ミーシャがちゃんと生きているって涙が出そうになった」
「うふふっ、私もフレッドと繋がってると思うととても嬉しかったわ」
2人は夕食後、ティールームで紅茶を飲みながら微笑み合い、語る。話しの合間には甘い甘いキスを交わし、愛の花が舞い散る。侍女達は邪魔にならない様に薔薇を片付けていく。
時はアッと言う間に過ぎ、とうとう明日は王太子の婚約発表になった。
「母上はいつ聞いたのです?」
「今よ、今っ!!ガイナから昨日の夜、あら早朝の話し?を聞いてね。ミーシャちゃんが無事に帰って来たのと、誘拐犯と命令してた親玉を捕まえたって!!何でミーシャちゃんが無事に男爵家に匿われてたって教えてくれないの!!」
朝から王妃様はプリプリと怒っている。
「『敵を欺くにはまず味方から』と言うでしょう?母上」
「味方にも程があるでしょう!!それよりお披露目は予定通り行うわ。ミーシャちゃん、後1週間程になってしまったけど、頑張るわよ」
「はい、よろしくお願いします」
フレッドの膝の上だったが、ペコリと頭を下げた。
その日の午後から婚約発表の礼儀作法を復習しながら新たに覚えていく。誘拐前に覚えていた事はノートにまとめてあり、実はこっそりガイナード様に男爵家に持ってきてもらったので復習はバッチリだ。講師にも褒められた。
日々忙しく覚えながらも、フレッドとは必ず朝食と夕食は一緒にとり、会えなかった時間を埋めて行く。
「そういえばフレッド、お手紙の署名に必ずキスをしてくれていたのね」
「ミーシャもだろ?まさか愛の花が降って来るとは思わなかった」
「私もよ。でも、2度目にキスをしても愛の花は出なくて少し寂しかったわ」
「そうだな、でも1度目に出た時は目を疑ったよ。ああ、ミーシャがちゃんと生きているって涙が出そうになった」
「うふふっ、私もフレッドと繋がってると思うととても嬉しかったわ」
2人は夕食後、ティールームで紅茶を飲みながら微笑み合い、語る。話しの合間には甘い甘いキスを交わし、愛の花が舞い散る。侍女達は邪魔にならない様に薔薇を片付けていく。
時はアッと言う間に過ぎ、とうとう明日は王太子の婚約発表になった。
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