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王妃様が目の前のソファーに座る。私もフレッド様の膝の上から降りようとしたのだが、下ろして貰えない。思わずジタバタしてしまう。
「あら、ミーシャちゃん。私は気にしないからそのままでもいいわよ。で、フレッド!!ライムちゃんから、もしかしたら番かも知れない女性がライムちゃんの部屋に来るって聞いてたから、私、報告を待っていたのよ?なのに報告がないから、番じゃなかったのかしら?とは思ったけど。でも気になるじゃない?ライムちゃんの部屋に行こうと思ったら見慣れない薔薇がたっぷり落ちていて、後を辿ったらフレッドの部屋でしょ?しかもこんな夜遅く!とりあえず、今日の所はミーシャちゃんを解放なさい」
そして王妃様はメイドに客室の手配をした。
「ミーシャちゃん、あなた男爵令嬢なのにメイドをしているのね?」
「はい、家の都合で働かなければならなくて」
「そう・・・。どうするの?フレッド?」
「明日にでもミーシャの家、ラクリマ男爵家に話しに行きます」
「そうね~、じゃあミーシャちゃんは明日は私とお茶会をしましょうね?楽しみだわ。あなた達の、愛の花はピンクなのね。可愛いわ」
王妃様は手を振り去って行った。
「ふうっ。じゃあミー、部屋に送るよ」
そう言って歩き始めたのは、メイドの部屋がある方とは違う方向だ。
「あの、フレッド様。私の部屋は」
「ミー、違うでしょ?フレッド、ね?」
人差し指でオデコを突かれる。
「フレッド」
「ミーは俺の番だからね。メイドは今日まで。明日からは母上から指示がくると思う。今日はゆっくり休んでくれ」
客室に入り、チュッとオデコにキスされ、軽く抱きしめられた後フレッドはすぐに部屋から出て行った。その部屋にはミーシャとは違うお仕着せを着たメイドがおり、ミーシャの身の回りを担当すると言う。とりあえずは今日は1人だけだが、明日以降は何人か増える予定だと言う。
ひいっ!
下級メイドが上級のメイドにお世話されるなんてっ!
誰か助けてっ!!
「あら、ミーシャちゃん。私は気にしないからそのままでもいいわよ。で、フレッド!!ライムちゃんから、もしかしたら番かも知れない女性がライムちゃんの部屋に来るって聞いてたから、私、報告を待っていたのよ?なのに報告がないから、番じゃなかったのかしら?とは思ったけど。でも気になるじゃない?ライムちゃんの部屋に行こうと思ったら見慣れない薔薇がたっぷり落ちていて、後を辿ったらフレッドの部屋でしょ?しかもこんな夜遅く!とりあえず、今日の所はミーシャちゃんを解放なさい」
そして王妃様はメイドに客室の手配をした。
「ミーシャちゃん、あなた男爵令嬢なのにメイドをしているのね?」
「はい、家の都合で働かなければならなくて」
「そう・・・。どうするの?フレッド?」
「明日にでもミーシャの家、ラクリマ男爵家に話しに行きます」
「そうね~、じゃあミーシャちゃんは明日は私とお茶会をしましょうね?楽しみだわ。あなた達の、愛の花はピンクなのね。可愛いわ」
王妃様は手を振り去って行った。
「ふうっ。じゃあミー、部屋に送るよ」
そう言って歩き始めたのは、メイドの部屋がある方とは違う方向だ。
「あの、フレッド様。私の部屋は」
「ミー、違うでしょ?フレッド、ね?」
人差し指でオデコを突かれる。
「フレッド」
「ミーは俺の番だからね。メイドは今日まで。明日からは母上から指示がくると思う。今日はゆっくり休んでくれ」
客室に入り、チュッとオデコにキスされ、軽く抱きしめられた後フレッドはすぐに部屋から出て行った。その部屋にはミーシャとは違うお仕着せを着たメイドがおり、ミーシャの身の回りを担当すると言う。とりあえずは今日は1人だけだが、明日以降は何人か増える予定だと言う。
ひいっ!
下級メイドが上級のメイドにお世話されるなんてっ!
誰か助けてっ!!
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