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 翌朝も目覚ましのお陰で、バッチリ起きられた。ユーバに会ったらちゃんとお礼えわなきゃな。けど、仕事中は会いにいけないし。ま、そのうちでいっかぁ。

 昨日散々酷使した指もだいぶ治っているように思う。お風呂上がりに湿布を貼り直そうと思い、湿布の袋をマジマジ見たらかなり笑えたのだが効き目はバッチリだった。

 『騎士が最もおススメする湿布!!貼った次の日は、あ~らびっくり痛くな~い!!」

 と、デカデカ袋に書いてあって『まじか?』とベッドで笑い転げたのだが。まあ、効き目はあった。仕事中は湿布出来ないけど。パタさんには感謝だ。

 調理場に行き、まずはパタさんにお礼を言ってから、朝食を食べ始めた。職場には昨日1日でかなり慣れた。やる事はいっぱいあるけど、働いている人がみんな優しいし、ご飯が美味しいのはやる気が出る。ただし、食べ過ぎて太らないようにしなきゃね。

 騎士の人が朝食にやって来る時間になり、ジュリアは作業する場所を少し移動して、騎士達に挨拶しながら作業する。

 「おはようございまぁす!!」

 「ああ」

 「おはようございまぁす!!」

 「(無言)」

 「おはようございまぁす!!」

 「よっす」

 「おはようございまぁす!!」

 「あ~」

 などなど、昨日よりも皆さん挨拶を返してくれた。返事は皆さんそれぞれだ。

 「ジュリアちゃんがいると明るくなった気がするな~」

 「あ~、女子がいると癒されるなぁ」

 褒めて(?)貰えると、頑張れる。いつの間にやら名前も広まっているようだ。

 昨日は昼食時は無言だったから、お昼にも何か声がけしようかな?う~ん、何て言おうかな?

 「お疲れ様とか?」

 朝食が終わり、お茶の時間シャリルに聞いてみると、そんな答えが返ってきた。

 「後は?」

 「いいお天気ですね~とか?」

 「いや、それはちょっと違う気がする」

 近所のおじいちゃんじゃ無いんだから。

 「じゃあやっぱり、お疲れ様しかないだろ」

 「ソレが無難だね。そうする」



 
 で、早速昼食から実践してみた。

 「お疲れ様です~!」

 「おう」

 「お疲れ様です~、あ、野菜も食べてくださいね~」

 「そうだな」

 「お疲れ様です~!」

 「ああ」

 「お疲れ様です~、あ、もうすぐお魚来ますよ~」

 「今日は肉がいいから」

 「お疲れ様です~!」

 「おっ!元気いいね。頑張ってね」

 「はいっ!」

 あっ、イケメン・ラルク様に話しかけられたよっ!

 「お疲れ様です~!」

 「・・・」

 ジオン様は無言だよ~。

 そんなこんなで、昼食も楽しく声がけすることが出来た。うふっ、ラルク様の声はバリトンボイスだ。結構声好きかも。ジオン様はどんな声かなぁ?よっし!!近々何か付け加えて話してみようっ!!





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