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室内には2人が唇を合わせる音が響いている。そして合間には2人の吐息。
「ホントは大聖女に戻りたく無かったの」
「ああ、マリアには俺の奥さんになって、辺境伯領で穏やかに過ごして欲しかった」
「クロイツ、ごめんなさい」
「ふっ。マリアのせいじゃないだろ?例え忙しくなってもマリアを愛しているのに変わりはないよ。でも、そうだな。俺と2人の時にはいっぱい甘えてくれ」
「ありがとう、クロイツ。大好き」
2人は領地に戻り、すぐに婚姻の手続きをした。式は後回しにしたが、婚姻は急ぎたかったのだ。主にクロイツが。
「ふっ。今日から俺の妻になったね、マリア。この時をどんなに待ちわびたか」
「クロイツ我慢したもんね?」
いつもキスだけで、それ以上は決して手を出さなかったのだ。しかし、今日からはクロイツは我慢しなくて良いのだ。
「ああ、マリア隅々まで愛させて」
クロイツは空が白みはじめるまでマリアを愛したのだった。
そして3年後、2人には可愛い女の子が産まれた。その子にはマリアの力が受け継がれていた。
「未来の大聖女様?健やかに育ってね?」
マリアは柔らかいほっぺたにキスしながら微笑んだ。
「ホントは大聖女に戻りたく無かったの」
「ああ、マリアには俺の奥さんになって、辺境伯領で穏やかに過ごして欲しかった」
「クロイツ、ごめんなさい」
「ふっ。マリアのせいじゃないだろ?例え忙しくなってもマリアを愛しているのに変わりはないよ。でも、そうだな。俺と2人の時にはいっぱい甘えてくれ」
「ありがとう、クロイツ。大好き」
2人は領地に戻り、すぐに婚姻の手続きをした。式は後回しにしたが、婚姻は急ぎたかったのだ。主にクロイツが。
「ふっ。今日から俺の妻になったね、マリア。この時をどんなに待ちわびたか」
「クロイツ我慢したもんね?」
いつもキスだけで、それ以上は決して手を出さなかったのだ。しかし、今日からはクロイツは我慢しなくて良いのだ。
「ああ、マリア隅々まで愛させて」
クロイツは空が白みはじめるまでマリアを愛したのだった。
そして3年後、2人には可愛い女の子が産まれた。その子にはマリアの力が受け継がれていた。
「未来の大聖女様?健やかに育ってね?」
マリアは柔らかいほっぺたにキスしながら微笑んだ。
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