496 / 541
15章
攻略するママ
しおりを挟む
大変お待たせしました。
ストーリーの続きになります。
感想にて「待っている」と言って下さった方々、ありがとうございます!
むちゃくちゃ励みになります。
--------キリトリ線--------
朝ご飯を食べてから全員揃ってお城へ向かうと、応接間には王妃にロンヌ君、アーロンさんやブラン団長達、さらにカリダの街の領主であるレスリーさんまで集合していた。
相変わらずのアーロンさんには開口一番におやつを求められた。
「これは?」
「キャロットケーキ。キャロの甘い焼き菓子だよ」
「ほう! キャロも菓子になるのか!」
「ありがとうございます。ガルド殿方も普段通りで大丈夫です。早速で申し訳ないですが、本題に入らせてもらいます。今日来ていただいたのはセナ殿への報告のためです。あの土地を浄化してもらいましたが……」
ドヴァレーさんが説明している横で、キャロットケーキを食べる手を止めないアーロンさんは自分の分を食べ終わった瞬間、ススッとまだ手が付けられていないドヴァレーさんのお皿と自分のお皿を交換した。
当人は話すことに夢中で気が付いていないけど、それを見ていた他のメンバーはアイコンタクトを取り合い、説明が終わるのを待たずに食べ始めた。
説明は端的に言うと、自由が好きな私がキアーロ国に属していると思われないように、行動しやすいように……ここ王都の土地とは別に、シュグタイルハン国の王城で使っていた部屋、ジィジの国のお城の部屋、プラスしてカリダの街の家……と、私の家を増やしたらしい。
ドヴァレーさんの言い方から、他国に対しての言い訳的な面もありそう。
カリダの街は宿舎だと気を遣うだろうし、ジィジ達やガルドさん達のことを考えて、新しく造ってくれたんだって。
この説明のためにレスリーさんは来てくれたみたい。
「カリダの街はブランたっての希望で、第二騎士団の宿舎にほど近い場所になりました。留守時の安全性は高いと思います」
「えっと……うん。それは大丈夫」
「そうですか。では、何か疑問点はありますか?」
疑問ねぇ……シュグタイルハン国はアーロンさんのお城より、イペラーさんの宿〝憩い亭〟の方が好きだったりするんだけど、これは普通に泊まっちゃえばいい話だもんね。
別にここの土地を返還したところで私自身は全くもって困らないんだけど……せっかくインプが私好みの沖縄民家を作ってくれたから、それは言わない方がよさそうだし……
「ん~、特にないかな? ジルはある?」
「そうですね……セナ様の家を狙っている貴族がいると聞きましたが、ドヴァレー陛下はご存知でしょうか?」
「それは問題ないわ。ね、デラちゃん?」
ジルはまっすぐドヴァレーさんを見つめて問い掛けたのに、反応したのはニキーダだった。
同意を求められた王妃はフォークを置き、口元をナプキンで拭いてから頷いた。
「はい。ニキーダ様からお聞きしたのでお茶会を開き、私の友人の方々に伝えて手を打ちました。ニキーダ様はセナ様の母ですもの。えぇ、私達が手出しなどさせませんわ」
(え……ドヴァレーさんじゃなくて王妃なの?)
「もし手を出してきたら、遠慮なくやっつけていいらしいわよ」
「えぇ、えぇ。もちろんです。ニキーダ様の敵は私共の敵ですわ」
「わーぉ……」
「……まぁ、そういうことなので安心してください」
ドヴァレーさんはそう言って乾いた笑いを浮かべた。
なんかいつの間にか王妃、ニキーダに心酔してない? ニキーダも洗脳スキル持ってるの? 安心できる要素はどこにあるの?
ニキーダに顔を向けたけど、微笑まれただけだった。
「さて、私も……え? 私のは?」
「終わったようだから聞いてもいいか?」
問いかけたドヴァレーさんをスルーして、待ち構えていたアーロンさんが話しかけてきた。
「ん? なーに?」
「私のケーキは? 誰が食べたんですか?」
「あの黒や赤の建物はなんだ? 見たことがないぞ」
「あぁ、あれね……」
「え……無視ですか? アーロンですよね?」
「旦那様うるさいです。今はアーロン陛下がセナ様と話していますのよ」
ケーキがなくなっていることに気が付いたドヴァレーさんに王妃がピシャリと言い放つ。
しかも「大体あなたはセナ様に幾度となく助けられているのに、感謝の気持ちが足りません!」なんてお説教が始まってしまった。
これは触れたら巻き添えをくらいそうだから放っておこう……
他のメンバーも思うことは同じなのか意図的にそちらに目線を向けていない。
触らぬ神に祟りなしってね!
「あれは私の故郷の建物だよ。インプが職人さんに依頼したらしいから、細かいことはわからない」
「インプ……あの男か。中はどうなっている?」
「どう……? 木造建築だけど……説明は難しいな。見に来る?」
「おお! 明日でもいいか?」
「別にいいよ~。来客用のホテルっていうか宿だし」
「セナの家じゃないのか? 黒じゃなくて赤い方か?」
「それとも別だよ。赤い建物は……集会所みたいな感じ?」
パパ達のことは言えなくて適当に言ったけど、アーロンさんは気にしてなさそう。
その後も続いた王妃からのお小言をくらったドヴァレーさんは大人しく、明日希望者は見学することに決まった。
◇
家に戻ってきた私は、早速ニキーダに王妃が言っていた件について聞いてみた。
「ふふっ。元々デラちゃんの相談に乗ってあげてたのもあるんだけど、これよコレ」
ニキーダが取り出したのは見覚えのある直径五センチほどの丸型の容器だった。
「これって……しもやけ用の軟膏だよね?」
「そうよ。手足の指先が冷えて眠りにくいって言ってたから、温まるコレを試させたの。あと、もう一つ。フローラルウォーターのおかげもあるわね」
「フローラルウォーターって前にニキーダに渡したやつ?」
「そうそう。あれを少しわけてあげたの」
精霊達が作ってくれた卓上蒸留器を試したときのやつか。
お試しだったから、そんなに量はなかったハズなんだけど……
「それがなんで王妃のお茶会の話になるの?」
「ふふふっ。女には女の情報網があるのよ。王妃であるデラちゃんや自分の妻のお気に入りに手を出したりしないでしょ? それぞれの貴族にも繋がりがあるから、あることないこと噂されたり、物が手に入らなくなったり、行動が制限されたり……最悪、報復……なんてことになったら困っちゃうじゃない?」
「あぁ……なるほど」
「話題になったら手に入りにくくなるだろうから、お友達のよしみってことで優先的に売ることにしたの」
つまり、私に害を及ぼしたら、しもやけ用の軟膏やフローラルウォーターが手に入らなくなるってことか。
(この世界にも冷え性はあるのね。それより…………完全に掌握してるじゃんか……ママん……)
さらにニキーダは「こんな安上がりで済むなんて、世の中何が役に立つかわからないものよねぇ」なんて笑っている。
うん。現地で買えば、しもやけ軟膏は一つ銅貨五枚で買えるもんね……
ただ、輸出用に温まる効果を特化させ、〝ジャレッド・ジュラル認可のニキーダ印〟を付けて金貨二枚で売るらしい。
ぼったくり過ぎじゃない!? って思ったけど、一般的なものより効能が高いことと、雪族のおばあちゃん達が儲かるシステムみたいだから何も言うまい。
ニキーダいわく、「わざわざ配合変えるし、セナちゃんを利用しようとした前科があるドヴァレーだからいいのよ」だって。
表面上は仲いい感じだけど、信用しきってはいない感じかな?
そしてタルゴーさんにも送ったそうで、「カルちゃんの興奮具合が面白かったわ」とのこと。
お礼の手紙が分厚かったらしい。
それは容易に想像ができてしまった。
きっと〝ですわ〟のオンパレードだったに違いない。
ストーリーの続きになります。
感想にて「待っている」と言って下さった方々、ありがとうございます!
むちゃくちゃ励みになります。
--------キリトリ線--------
朝ご飯を食べてから全員揃ってお城へ向かうと、応接間には王妃にロンヌ君、アーロンさんやブラン団長達、さらにカリダの街の領主であるレスリーさんまで集合していた。
相変わらずのアーロンさんには開口一番におやつを求められた。
「これは?」
「キャロットケーキ。キャロの甘い焼き菓子だよ」
「ほう! キャロも菓子になるのか!」
「ありがとうございます。ガルド殿方も普段通りで大丈夫です。早速で申し訳ないですが、本題に入らせてもらいます。今日来ていただいたのはセナ殿への報告のためです。あの土地を浄化してもらいましたが……」
ドヴァレーさんが説明している横で、キャロットケーキを食べる手を止めないアーロンさんは自分の分を食べ終わった瞬間、ススッとまだ手が付けられていないドヴァレーさんのお皿と自分のお皿を交換した。
当人は話すことに夢中で気が付いていないけど、それを見ていた他のメンバーはアイコンタクトを取り合い、説明が終わるのを待たずに食べ始めた。
説明は端的に言うと、自由が好きな私がキアーロ国に属していると思われないように、行動しやすいように……ここ王都の土地とは別に、シュグタイルハン国の王城で使っていた部屋、ジィジの国のお城の部屋、プラスしてカリダの街の家……と、私の家を増やしたらしい。
ドヴァレーさんの言い方から、他国に対しての言い訳的な面もありそう。
カリダの街は宿舎だと気を遣うだろうし、ジィジ達やガルドさん達のことを考えて、新しく造ってくれたんだって。
この説明のためにレスリーさんは来てくれたみたい。
「カリダの街はブランたっての希望で、第二騎士団の宿舎にほど近い場所になりました。留守時の安全性は高いと思います」
「えっと……うん。それは大丈夫」
「そうですか。では、何か疑問点はありますか?」
疑問ねぇ……シュグタイルハン国はアーロンさんのお城より、イペラーさんの宿〝憩い亭〟の方が好きだったりするんだけど、これは普通に泊まっちゃえばいい話だもんね。
別にここの土地を返還したところで私自身は全くもって困らないんだけど……せっかくインプが私好みの沖縄民家を作ってくれたから、それは言わない方がよさそうだし……
「ん~、特にないかな? ジルはある?」
「そうですね……セナ様の家を狙っている貴族がいると聞きましたが、ドヴァレー陛下はご存知でしょうか?」
「それは問題ないわ。ね、デラちゃん?」
ジルはまっすぐドヴァレーさんを見つめて問い掛けたのに、反応したのはニキーダだった。
同意を求められた王妃はフォークを置き、口元をナプキンで拭いてから頷いた。
「はい。ニキーダ様からお聞きしたのでお茶会を開き、私の友人の方々に伝えて手を打ちました。ニキーダ様はセナ様の母ですもの。えぇ、私達が手出しなどさせませんわ」
(え……ドヴァレーさんじゃなくて王妃なの?)
「もし手を出してきたら、遠慮なくやっつけていいらしいわよ」
「えぇ、えぇ。もちろんです。ニキーダ様の敵は私共の敵ですわ」
「わーぉ……」
「……まぁ、そういうことなので安心してください」
ドヴァレーさんはそう言って乾いた笑いを浮かべた。
なんかいつの間にか王妃、ニキーダに心酔してない? ニキーダも洗脳スキル持ってるの? 安心できる要素はどこにあるの?
ニキーダに顔を向けたけど、微笑まれただけだった。
「さて、私も……え? 私のは?」
「終わったようだから聞いてもいいか?」
問いかけたドヴァレーさんをスルーして、待ち構えていたアーロンさんが話しかけてきた。
「ん? なーに?」
「私のケーキは? 誰が食べたんですか?」
「あの黒や赤の建物はなんだ? 見たことがないぞ」
「あぁ、あれね……」
「え……無視ですか? アーロンですよね?」
「旦那様うるさいです。今はアーロン陛下がセナ様と話していますのよ」
ケーキがなくなっていることに気が付いたドヴァレーさんに王妃がピシャリと言い放つ。
しかも「大体あなたはセナ様に幾度となく助けられているのに、感謝の気持ちが足りません!」なんてお説教が始まってしまった。
これは触れたら巻き添えをくらいそうだから放っておこう……
他のメンバーも思うことは同じなのか意図的にそちらに目線を向けていない。
触らぬ神に祟りなしってね!
「あれは私の故郷の建物だよ。インプが職人さんに依頼したらしいから、細かいことはわからない」
「インプ……あの男か。中はどうなっている?」
「どう……? 木造建築だけど……説明は難しいな。見に来る?」
「おお! 明日でもいいか?」
「別にいいよ~。来客用のホテルっていうか宿だし」
「セナの家じゃないのか? 黒じゃなくて赤い方か?」
「それとも別だよ。赤い建物は……集会所みたいな感じ?」
パパ達のことは言えなくて適当に言ったけど、アーロンさんは気にしてなさそう。
その後も続いた王妃からのお小言をくらったドヴァレーさんは大人しく、明日希望者は見学することに決まった。
◇
家に戻ってきた私は、早速ニキーダに王妃が言っていた件について聞いてみた。
「ふふっ。元々デラちゃんの相談に乗ってあげてたのもあるんだけど、これよコレ」
ニキーダが取り出したのは見覚えのある直径五センチほどの丸型の容器だった。
「これって……しもやけ用の軟膏だよね?」
「そうよ。手足の指先が冷えて眠りにくいって言ってたから、温まるコレを試させたの。あと、もう一つ。フローラルウォーターのおかげもあるわね」
「フローラルウォーターって前にニキーダに渡したやつ?」
「そうそう。あれを少しわけてあげたの」
精霊達が作ってくれた卓上蒸留器を試したときのやつか。
お試しだったから、そんなに量はなかったハズなんだけど……
「それがなんで王妃のお茶会の話になるの?」
「ふふふっ。女には女の情報網があるのよ。王妃であるデラちゃんや自分の妻のお気に入りに手を出したりしないでしょ? それぞれの貴族にも繋がりがあるから、あることないこと噂されたり、物が手に入らなくなったり、行動が制限されたり……最悪、報復……なんてことになったら困っちゃうじゃない?」
「あぁ……なるほど」
「話題になったら手に入りにくくなるだろうから、お友達のよしみってことで優先的に売ることにしたの」
つまり、私に害を及ぼしたら、しもやけ用の軟膏やフローラルウォーターが手に入らなくなるってことか。
(この世界にも冷え性はあるのね。それより…………完全に掌握してるじゃんか……ママん……)
さらにニキーダは「こんな安上がりで済むなんて、世の中何が役に立つかわからないものよねぇ」なんて笑っている。
うん。現地で買えば、しもやけ軟膏は一つ銅貨五枚で買えるもんね……
ただ、輸出用に温まる効果を特化させ、〝ジャレッド・ジュラル認可のニキーダ印〟を付けて金貨二枚で売るらしい。
ぼったくり過ぎじゃない!? って思ったけど、一般的なものより効能が高いことと、雪族のおばあちゃん達が儲かるシステムみたいだから何も言うまい。
ニキーダいわく、「わざわざ配合変えるし、セナちゃんを利用しようとした前科があるドヴァレーだからいいのよ」だって。
表面上は仲いい感じだけど、信用しきってはいない感じかな?
そしてタルゴーさんにも送ったそうで、「カルちゃんの興奮具合が面白かったわ」とのこと。
お礼の手紙が分厚かったらしい。
それは容易に想像ができてしまった。
きっと〝ですわ〟のオンパレードだったに違いない。
638
お気に入りに追加
24,956
あなたにおすすめの小説

我が家に子犬がやって来た!
もも野はち助(旧ハチ助)
ファンタジー
【あらすじ】ラテール伯爵家の令嬢フィリアナは、仕事で帰宅できない父の状況に不満を抱きながら、自身の6歳の誕生日を迎えていた。すると、遅くに帰宅した父が白黒でフワフワな毛をした足の太い子犬を連れ帰る。子犬の飼い主はある高貴な人物らしいが、訳あってラテール家で面倒を見る事になったそうだ。その子犬を自身の誕生日プレゼントだと勘違いしたフィリアナは、兄ロアルドと取り合いながら、可愛がり始める。子犬はすでに名前が決まっており『アルス』といった。
アルスは当初かなり周囲の人間を警戒していたのだが、フィリアナとロアルドが甲斐甲斐しく世話をする事で、すぐに二人と打ち解ける。
だがそんな子犬のアルスには、ある重大な秘密があって……。
この話は、子犬と戯れながら巻き込まれ成長をしていく兄妹の物語。
※全102話で完結済。
★『小説家になろう』でも読めます★

悪役令嬢らしいのですが、務まらないので途中退場を望みます
水姫
ファンタジー
ある日突然、「悪役令嬢!」って言われたらどうしますか?
私は、逃げます!
えっ?途中退場はなし?
無理です!私には務まりません!
悪役令嬢と言われた少女は虚弱過ぎて途中退場をお望みのようです。
一話一話は短めにして、毎日投稿を目指します。お付き合い頂けると嬉しいです。

【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。

メインをはれない私は、普通に令嬢やってます
かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール
けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・
だから、この世界での普通の令嬢になります!
↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・

聖女の私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
重田いの
ファンタジー
聖女である私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
あのお、私はともかくお父さんがいなくなるのは国としてマズイと思うのですが……。
よくある聖女追放ものです。

私は、忠告を致しましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私マリエスは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢ロマーヌ様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
ロマーヌ様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は常に最愛の方に護っていただいているので、貴方様には悪意があると気付けるのですよ。
ロマーヌ様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?

山に捨てられた令嬢! 私のスキルは結界なのに、王都がどうなっても、もう知りません!
甘い秋空
恋愛
婚約を破棄されて、山に捨てられました! 私のスキルは結界なので、私を王都の外に出せば、王都は結界が無くなりますよ? もう、どうなっても知りませんから! え? 助けに来たのは・・・

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。