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第85話
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結局レストランでは手軽なランチを食べて食レポをし、お寿司を食べることはなかった。
気絶してしまった人も目覚めることなく、時間の都合上もうこの場を立ち去ることとなる。
そして、配信しながら水族館をくまなく散策したら「この配信を見ればいい」と思う人がいるかもしれないということで、そろそろ配信は終わりとなった。
「それじゃあお疲れ様でした! みんなもぜひぜひ、この水族館に遊びに来てね~!」
「詳細は概要欄にリンクを貼ってあるから、そこから見ればわかると思うわ」
:もう終わりですかぁ!?
:早すぎる……ッ!
:乙サクやでぃ
:今回の配信もおもろかったわ
:【¥50000】案件配信おつ!
:【¥25000】俺ともデートしてくれぇえ!!
:やらかしなくて良かったねw
:【¥40000】これでお寿司食べな☆
:次の配信も楽しみだねぇ
:不安因子のシャドウファングも消えたし良かったぜ
配信用カメラを切り、それを自分の影にいるウオカゲに収納してもらう。
「ふぅ、案件配信成功でしたね!」
「えぇ。けど、咲太君の影響力はすごいし、明日から混みそうね」
「そうなんですね……。じゃあ、もう少し回っていきませんか?」
「ふふっ、いいわよ。それじゃあ行きましょ」
館長さんも自由に回っていいと言ってくれたので、配信無しの状態で僕らは二人で水族館を回り始めた。
光るクラゲの大群のイルミネーションや人魚さんらの大合唱。他にも、ウォータードラゴンのショーや、イルカに乗ってレースをしたりなど、それはそれは楽しいひと時を過ごせた。
「水族館ってすごいですね」
「初めての水族館、楽しんでもらえたかしら?」
「はい! またいつか行きたいです」
「……そう。あのね、咲太君。一つ謝らなきゃいけないの」
天宮城さんは少しうつむき、元気がなさげな声でポツポツと話し始める。
「凛理ちゃんと仲良くなって、あなたのことについて話してたことがあったの。その時、動物園とか水族館に行かない理由を聞いちゃって」
「あー……」
僕が動物園や水族館などに行かない理由。それは、昔あったことが原因だ。
家の近くの広場でふれあい動物園という、動物園から連れてきた動物たちで子供達に楽しんでもらうという催しがあった。
その際、体質が原因で動物たちを引き寄せまくってしまい、他に来ていた子供達が『つまんない』や『あの子だけずるい』と言われたことがあったのだ。
それから、動物園や水族館に行けば同じようになってしまうのではないかと思うようになった。あの時の言葉や視線がまた向けられるのが怖くなり、行けなくなったのだ。
「今回の案件配信、本当は私一人の予定だったのだけど、あなたのことをと思って二人の配信をお願いしたわ。けど、あなたにとってはいい迷惑になるかもっていう配慮が欠けてた。だから、本当にごめんなさい」
天宮城さんの顔は翳り、少し前の楽しそうだった表情は完全に消え失せている。
たしかに僕は動物園や水族館に行けなくとも楽しく暮らせていた。けど、今日この日で水族館を楽しむことができた。だから天宮城さんが謝る必要なんて微塵もないんだ。
「まず、天宮城さんが僕のことをすご~く思ってくれてて嬉しかったです! 二つ目に、水族館がすごい楽しくて嬉しかったです! 三つ目に、思ってること全部言ってくれて嬉しかったです!!」
「さ、咲太君……?」
「だから謝らないでください。いい迷惑なんかじゃありません」
天宮城さんの手をぎゅっと握り、真っ直ぐに青い瞳を見つめながら喋った。
「もう一回言いますよ? すっっごい嬉しかったんです!! だから、気にしないでください。真剣に思って行動したんですし、いい迷惑なんかじゃありません。しかも、天宮城さんは大事なお友達ですからっ!」
「っ! そ、そう……。えっと、その、ありがとう……?」
「あー! 天宮城さん照れてる! 顔真っ赤で可愛いすね!」
「う、うるさいわよっ! もう……」
天宮城さんの目尻にはジワリと涙が浮かんでいたが、顔に笑顔が戻ってきている。
とても不器用だけれど、僕のことを大切に思ってくれている天宮城さん。今回のこの案件配信で新たな一面を見ることができた気がするなぁ。
その後、元気を取り戻した天宮城さんと水族館を楽しんで出口に向かったのだが、最後まで繋いだ手は離してくれなかった。
# # #
咲太らの案件配信をめちゃくちゃにしようと試みたシャドウファングら一同。
結果はことごとく失敗に終わり、現在は魚たちに囲まれてピンチな状況である。
「クソッ! ここまでか……!?」
「全部失敗するなんて……」
「いや、ここから出たらまだチャンスがあるぞ!」
「もうおしまいだろ……」
拠点を失い、一矢報いることすらできなかった一同は絶望に打ちひしがれていた。
そんな時、ゆっくりと杖をつきながら歩いてくる人影が見え、この水族館の館長だと確認できる。
「か、館長じゃねぇかあれ?」
「バレたらヤベェよ!」
「いや、でもボケてそうじゃね?」
「ヨボヨボじじいだし簡単に騙せるって」
「目もほぼ開いてないしいけるな!」
騙してなんとか脱出を試みようとい企てた。しかし、そんな企ては一瞬にして消え失せる。
「ワシを騙そうって目つきだなぁ……気づいてないとでも思うたか間抜けども……。ワシの水族館に勝手に上がり込んでは荒らそうとし、あの二人……若人の青春を邪魔しようなんざ……。許す道理がありゃしねぇ」
クズだがそれなりに力はあるシャドウファングの構成員ら。そんな彼らでさえ、動くことがままならないほどの殺意が館長からは漏れ出ていた。
そして館長はしゃがみ、杖を刀のように持つ。だが次の瞬間、館長は構成員一同の後ろで仕込み刀を抜刀していた。
「〝螺旋壱式・花曇〟」
――チャキンッ。
抜刀した獲物を鞘に収めた途端、構成員は一人残らず地面に平伏す。
「水族館を楽しむ笑顔を消そうなんざ思っとる輩は許しちゃおけねぇ。……だがまぁ、更生したらまたここに来やがれ。ワシが案内したるわ」
――そしてこの日の夕方、シャドウファングの構成員が全員逮捕されたニュースが報道されたとか……。
気絶してしまった人も目覚めることなく、時間の都合上もうこの場を立ち去ることとなる。
そして、配信しながら水族館をくまなく散策したら「この配信を見ればいい」と思う人がいるかもしれないということで、そろそろ配信は終わりとなった。
「それじゃあお疲れ様でした! みんなもぜひぜひ、この水族館に遊びに来てね~!」
「詳細は概要欄にリンクを貼ってあるから、そこから見ればわかると思うわ」
:もう終わりですかぁ!?
:早すぎる……ッ!
:乙サクやでぃ
:今回の配信もおもろかったわ
:【¥50000】案件配信おつ!
:【¥25000】俺ともデートしてくれぇえ!!
:やらかしなくて良かったねw
:【¥40000】これでお寿司食べな☆
:次の配信も楽しみだねぇ
:不安因子のシャドウファングも消えたし良かったぜ
配信用カメラを切り、それを自分の影にいるウオカゲに収納してもらう。
「ふぅ、案件配信成功でしたね!」
「えぇ。けど、咲太君の影響力はすごいし、明日から混みそうね」
「そうなんですね……。じゃあ、もう少し回っていきませんか?」
「ふふっ、いいわよ。それじゃあ行きましょ」
館長さんも自由に回っていいと言ってくれたので、配信無しの状態で僕らは二人で水族館を回り始めた。
光るクラゲの大群のイルミネーションや人魚さんらの大合唱。他にも、ウォータードラゴンのショーや、イルカに乗ってレースをしたりなど、それはそれは楽しいひと時を過ごせた。
「水族館ってすごいですね」
「初めての水族館、楽しんでもらえたかしら?」
「はい! またいつか行きたいです」
「……そう。あのね、咲太君。一つ謝らなきゃいけないの」
天宮城さんは少しうつむき、元気がなさげな声でポツポツと話し始める。
「凛理ちゃんと仲良くなって、あなたのことについて話してたことがあったの。その時、動物園とか水族館に行かない理由を聞いちゃって」
「あー……」
僕が動物園や水族館などに行かない理由。それは、昔あったことが原因だ。
家の近くの広場でふれあい動物園という、動物園から連れてきた動物たちで子供達に楽しんでもらうという催しがあった。
その際、体質が原因で動物たちを引き寄せまくってしまい、他に来ていた子供達が『つまんない』や『あの子だけずるい』と言われたことがあったのだ。
それから、動物園や水族館に行けば同じようになってしまうのではないかと思うようになった。あの時の言葉や視線がまた向けられるのが怖くなり、行けなくなったのだ。
「今回の案件配信、本当は私一人の予定だったのだけど、あなたのことをと思って二人の配信をお願いしたわ。けど、あなたにとってはいい迷惑になるかもっていう配慮が欠けてた。だから、本当にごめんなさい」
天宮城さんの顔は翳り、少し前の楽しそうだった表情は完全に消え失せている。
たしかに僕は動物園や水族館に行けなくとも楽しく暮らせていた。けど、今日この日で水族館を楽しむことができた。だから天宮城さんが謝る必要なんて微塵もないんだ。
「まず、天宮城さんが僕のことをすご~く思ってくれてて嬉しかったです! 二つ目に、水族館がすごい楽しくて嬉しかったです! 三つ目に、思ってること全部言ってくれて嬉しかったです!!」
「さ、咲太君……?」
「だから謝らないでください。いい迷惑なんかじゃありません」
天宮城さんの手をぎゅっと握り、真っ直ぐに青い瞳を見つめながら喋った。
「もう一回言いますよ? すっっごい嬉しかったんです!! だから、気にしないでください。真剣に思って行動したんですし、いい迷惑なんかじゃありません。しかも、天宮城さんは大事なお友達ですからっ!」
「っ! そ、そう……。えっと、その、ありがとう……?」
「あー! 天宮城さん照れてる! 顔真っ赤で可愛いすね!」
「う、うるさいわよっ! もう……」
天宮城さんの目尻にはジワリと涙が浮かんでいたが、顔に笑顔が戻ってきている。
とても不器用だけれど、僕のことを大切に思ってくれている天宮城さん。今回のこの案件配信で新たな一面を見ることができた気がするなぁ。
その後、元気を取り戻した天宮城さんと水族館を楽しんで出口に向かったのだが、最後まで繋いだ手は離してくれなかった。
# # #
咲太らの案件配信をめちゃくちゃにしようと試みたシャドウファングら一同。
結果はことごとく失敗に終わり、現在は魚たちに囲まれてピンチな状況である。
「クソッ! ここまでか……!?」
「全部失敗するなんて……」
「いや、ここから出たらまだチャンスがあるぞ!」
「もうおしまいだろ……」
拠点を失い、一矢報いることすらできなかった一同は絶望に打ちひしがれていた。
そんな時、ゆっくりと杖をつきながら歩いてくる人影が見え、この水族館の館長だと確認できる。
「か、館長じゃねぇかあれ?」
「バレたらヤベェよ!」
「いや、でもボケてそうじゃね?」
「ヨボヨボじじいだし簡単に騙せるって」
「目もほぼ開いてないしいけるな!」
騙してなんとか脱出を試みようとい企てた。しかし、そんな企ては一瞬にして消え失せる。
「ワシを騙そうって目つきだなぁ……気づいてないとでも思うたか間抜けども……。ワシの水族館に勝手に上がり込んでは荒らそうとし、あの二人……若人の青春を邪魔しようなんざ……。許す道理がありゃしねぇ」
クズだがそれなりに力はあるシャドウファングの構成員ら。そんな彼らでさえ、動くことがままならないほどの殺意が館長からは漏れ出ていた。
そして館長はしゃがみ、杖を刀のように持つ。だが次の瞬間、館長は構成員一同の後ろで仕込み刀を抜刀していた。
「〝螺旋壱式・花曇〟」
――チャキンッ。
抜刀した獲物を鞘に収めた途端、構成員は一人残らず地面に平伏す。
「水族館を楽しむ笑顔を消そうなんざ思っとる輩は許しちゃおけねぇ。……だがまぁ、更生したらまたここに来やがれ。ワシが案内したるわ」
――そしてこの日の夕方、シャドウファングの構成員が全員逮捕されたニュースが報道されたとか……。
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