36 / 58
連載
第71話
しおりを挟む
電車から降りた後、二人を見た僕は一旦配信を一時停止にする設定にした。
リリーはあまりにも配信に映せないほどスプラッタな見た目をしていたし、ルハに関しては……映したら可哀相だと思ったからだ。
「お漏らししてしまうとは情けないですわ~! ワタクシのおさがりの服をあげますからこれを着てくださいまし」
「うぅぅ、うっ……あぃがと……」
普段の言動がアレなリリーだけれど、いざという時は面倒見がいいから信頼できる。
しばらくの間、スマホの中に移動したうなぴとしりとりしながら時間を潰していると、ルハの着替えが終わったようだ。
「えと、どんな感じ……?」
「おー! すごい似合ってるよルハ!」
「馬子にも衣装とはよく言ったものですわね」
「凛理、嫉妬してないで素直になりなよ」
『ポ……ポポ』
着替えた服は和風っぽいメイド服のようなもので、ルハのピンク色の髪と目に似合う桜色の模様が入っている。装備している小太刀やクナイ、巨大な手裏剣などとも似合ってるしとてもいい感じだ。
ちなみに凛理は口ではそう言っているが、ルハの頭を撫でて愛でていた。ルハも少しは落ち着いてきたようでよかったよかった。
「ルハ、大丈夫?」
「う、うん……。心配してくれてありがと……」
「どういたしまして。よ~っし! それじゃあちょっと休憩したら配信再開しよー!」
駅のホームにあるベンチに座りながら、僕たちは水分補給をしたりして休憩をすることに。
休憩がてら雑談を続けていたのだが、何やら足にチクッと刺さる痛みが走った気がした。
瞬間、自分がやらなきゃいけないことが流れ込んだ気がし、みんなにこう言い放つ。
「…………。ウオカゲ、うなぴ、ちょっとここで待ってて」
『『?』』
「どこに行きますの?」
「すぐ終わるから。みんな待ってて」
そう言い残し、この場から立ち去る。
――その後、何十分と皆が待とうが、咲太が帰ってくることはなかった……。
###
「……さくた、全然帰ってこないじゃん」
普段の言動からもかなり自由に動いている咲太だったが、明らかな異常事態なのではないかとルハは感じ取る。
残されたウオカゲやうなぴも、ピリピリと殺気立ち始めていた。
「仏の化身と呼ばれているワタクシですらそろそろ堪忍袋の尾がキレ散らかしますわ~!」
「(どちらかと言うと暴の化身でしょ……)」
「あ? テメェ今何思いましたの?」
「ナンデモナイ」
「ドスあそばせされたくなかったら言葉に気をつけてくださいまし」
「何、ドスあそばせって」
軽口を叩き合いながら待ち続けるが、やはり帰ってはこない。
「……もしかして、幻獣に連れ去られたとかは? さくたを好きすぎるがあまり独占したい……とか思ってたり」
「なるほど、たしかに気持ちはわかりますわね。ワタクシもマイダーリンを監禁しようとした経験はありまして」
「え、ヤバ……」
ドン引きするルハに対して凛理はベンチから立ち上がり、配信用カメラに手をかける。
「善は急げですわ。配信をスタートさせて救いに行きましょう」
「配信事故とかになんない……?」
「幻獣の情報を落としてくれるリスナーもいると思いますの。さぁレッツゴーですわ~!」
駅のホームから離れ、最奥へと進みながら配信をスタートさせる。
:再開きちゃ~~!
:待 っ て た
:ルハちゃんクソ可愛くなってね!?!?
:耳のひらひらと尻尾何アレ
:亜人じゃね? ダンジョン内で発見されたっつーエルフとか獣人系のやつ
:推します(迫真)
:チッ、もうビビり状態終わったか……
:ってかサクたんどこ?
:いなくなってる!?w
「単刀直入に言いますと、サクたんは迷子ですわ。多分幻獣に保護されてますの。ワタクシの推測ですが、おそらく幻獣はサクたんの独占を考えているかと」
「わたしが考えたんだけど……。まぁいーや」
:は?
:オイオイオイオイ
:幻獣はサクたんの独占をするなー!
:絶許
:動物に好かれまくる体質ってこういうデメリットもあんだねw
:これがサクたんの力ァ!!
:人の手柄を盗もうとするお嬢様草
:汚嬢様はさぁ……ww
怒りを露わにするサク民たち。
ズンズンと歩を進めていると、とうとうその元凶の姿が姿を現した。
巨大な空間が広がっており、そこは寂れた廃村のような場所。その頭上に発光する巨大なクラゲがいたのだ。
:でっっっっ
:幻獣キターー!
:クラゲの幻獣ですか
:サクたんがクラゲに捕まって触手で!?!? フゥ……
:↑リリー、コイツを現行犯処刑してくれ
:だれか氏ー。解説クレメンス
:今日あまみやちゃんおらんな
:案件配信してたおw
黒狐の幻獣解説ch:幽幻海月。不可侵の触手を動かし、触れた生命の思考を操る幻獣じゃ。
:九尾会の黒狐いるww
「うっ……い、いっぱい幽霊出てきてる……! 帰りたくなってきた……」
「不可侵の触手、ですか。面倒ですわねぇ。あ、サクたん居ましたわ~!」
リリーが指差す先にサクたんがいた。
クラゲの触手に捕まっており、もがき苦しんでいる……と言うわけではなかった。
「バナナが空から降ってくるしピーマンが撲滅してる世界だー! やったー! すご~~い!」
「…………。ありゃ簡単には戻りませんね」
触手によって思考が操られ、サクたんにとって最高の理想郷にいると思わされている。他にも、この階層にいた魔物たちは全て幻獣に操られていた。
やれやれと溜息を吐きながら、リリーはスカートの中からロケランとチェーンソーを取り出す。
「夕方五時からアニメのリアタイしなきゃいけないので、瞬殺しますわよ。ルハ、逃げようとすんじゃねぇですわ」
「うぇ……た、確かにさくたには恩があるけど、幽霊怖いもん……!」
「はぁ……仕方ありませんね。うなぴ、緊急事態ですので協力を」
ブーッとスマホが震えると同時にそこから電子鰻のうなぴが飛び出し、ルハの額から頭に侵入した。
うなぴが行ったのは二つ、ルハにある幽霊に対する恐怖心の払拭。そして、咲太への思いの増長だ。
「気分はいかがですの?」
「……わたしのさくたを返してもらう。アイツ殺す……!!!」
「その意気ですわ~! さぁさぁ、ウオカゲも協力してくださいまし!」
『ガァア……!!』
影の中を泳いでいた潜影鮫のウオカゲは影をリリーに纏わせ、鮮やかでキラキラとしていた服を漆黒のドレスへと変貌させる。
「わたしも……。力を貸して、〝心鳴憑異〟――【幻蒼焔】!」
腰に携えている小太刀を鞘から抜刀し、誰かに問いかける。
ルハの耳元にあるヒラヒラとしていた桃色の外鰓は青い炎が立ち上がり、小太刀にも炎が纏った。
:鬼カッケえええ! このまま逆らう奴ら全員ぶっ飛ばしてこーぜ!
:ダークネスお嬢様にジョブチェンジだw
:ルハちゃんこんなに成長して……
:愉快な戦闘の始まりだッ!
:サクたんは任せた
触ることのできない触手を動かす幻獣。他にもこの階層にいた危険度が高い魔物たちの大群。
一見多勢に無勢に見えるが、こちらは少数精鋭の高火力部隊であった。
「テメェら全員塵芥に帰して差し上げますわ~~!!」
「ターゲットを排除する……!」
『ポッ、ポ、ポポポ!!』
『『ヴ、ォ、オ゛オ゛オ゛……!!!』』
戦いの火蓋は、切って落とされた。
リリーはあまりにも配信に映せないほどスプラッタな見た目をしていたし、ルハに関しては……映したら可哀相だと思ったからだ。
「お漏らししてしまうとは情けないですわ~! ワタクシのおさがりの服をあげますからこれを着てくださいまし」
「うぅぅ、うっ……あぃがと……」
普段の言動がアレなリリーだけれど、いざという時は面倒見がいいから信頼できる。
しばらくの間、スマホの中に移動したうなぴとしりとりしながら時間を潰していると、ルハの着替えが終わったようだ。
「えと、どんな感じ……?」
「おー! すごい似合ってるよルハ!」
「馬子にも衣装とはよく言ったものですわね」
「凛理、嫉妬してないで素直になりなよ」
『ポ……ポポ』
着替えた服は和風っぽいメイド服のようなもので、ルハのピンク色の髪と目に似合う桜色の模様が入っている。装備している小太刀やクナイ、巨大な手裏剣などとも似合ってるしとてもいい感じだ。
ちなみに凛理は口ではそう言っているが、ルハの頭を撫でて愛でていた。ルハも少しは落ち着いてきたようでよかったよかった。
「ルハ、大丈夫?」
「う、うん……。心配してくれてありがと……」
「どういたしまして。よ~っし! それじゃあちょっと休憩したら配信再開しよー!」
駅のホームにあるベンチに座りながら、僕たちは水分補給をしたりして休憩をすることに。
休憩がてら雑談を続けていたのだが、何やら足にチクッと刺さる痛みが走った気がした。
瞬間、自分がやらなきゃいけないことが流れ込んだ気がし、みんなにこう言い放つ。
「…………。ウオカゲ、うなぴ、ちょっとここで待ってて」
『『?』』
「どこに行きますの?」
「すぐ終わるから。みんな待ってて」
そう言い残し、この場から立ち去る。
――その後、何十分と皆が待とうが、咲太が帰ってくることはなかった……。
###
「……さくた、全然帰ってこないじゃん」
普段の言動からもかなり自由に動いている咲太だったが、明らかな異常事態なのではないかとルハは感じ取る。
残されたウオカゲやうなぴも、ピリピリと殺気立ち始めていた。
「仏の化身と呼ばれているワタクシですらそろそろ堪忍袋の尾がキレ散らかしますわ~!」
「(どちらかと言うと暴の化身でしょ……)」
「あ? テメェ今何思いましたの?」
「ナンデモナイ」
「ドスあそばせされたくなかったら言葉に気をつけてくださいまし」
「何、ドスあそばせって」
軽口を叩き合いながら待ち続けるが、やはり帰ってはこない。
「……もしかして、幻獣に連れ去られたとかは? さくたを好きすぎるがあまり独占したい……とか思ってたり」
「なるほど、たしかに気持ちはわかりますわね。ワタクシもマイダーリンを監禁しようとした経験はありまして」
「え、ヤバ……」
ドン引きするルハに対して凛理はベンチから立ち上がり、配信用カメラに手をかける。
「善は急げですわ。配信をスタートさせて救いに行きましょう」
「配信事故とかになんない……?」
「幻獣の情報を落としてくれるリスナーもいると思いますの。さぁレッツゴーですわ~!」
駅のホームから離れ、最奥へと進みながら配信をスタートさせる。
:再開きちゃ~~!
:待 っ て た
:ルハちゃんクソ可愛くなってね!?!?
:耳のひらひらと尻尾何アレ
:亜人じゃね? ダンジョン内で発見されたっつーエルフとか獣人系のやつ
:推します(迫真)
:チッ、もうビビり状態終わったか……
:ってかサクたんどこ?
:いなくなってる!?w
「単刀直入に言いますと、サクたんは迷子ですわ。多分幻獣に保護されてますの。ワタクシの推測ですが、おそらく幻獣はサクたんの独占を考えているかと」
「わたしが考えたんだけど……。まぁいーや」
:は?
:オイオイオイオイ
:幻獣はサクたんの独占をするなー!
:絶許
:動物に好かれまくる体質ってこういうデメリットもあんだねw
:これがサクたんの力ァ!!
:人の手柄を盗もうとするお嬢様草
:汚嬢様はさぁ……ww
怒りを露わにするサク民たち。
ズンズンと歩を進めていると、とうとうその元凶の姿が姿を現した。
巨大な空間が広がっており、そこは寂れた廃村のような場所。その頭上に発光する巨大なクラゲがいたのだ。
:でっっっっ
:幻獣キターー!
:クラゲの幻獣ですか
:サクたんがクラゲに捕まって触手で!?!? フゥ……
:↑リリー、コイツを現行犯処刑してくれ
:だれか氏ー。解説クレメンス
:今日あまみやちゃんおらんな
:案件配信してたおw
黒狐の幻獣解説ch:幽幻海月。不可侵の触手を動かし、触れた生命の思考を操る幻獣じゃ。
:九尾会の黒狐いるww
「うっ……い、いっぱい幽霊出てきてる……! 帰りたくなってきた……」
「不可侵の触手、ですか。面倒ですわねぇ。あ、サクたん居ましたわ~!」
リリーが指差す先にサクたんがいた。
クラゲの触手に捕まっており、もがき苦しんでいる……と言うわけではなかった。
「バナナが空から降ってくるしピーマンが撲滅してる世界だー! やったー! すご~~い!」
「…………。ありゃ簡単には戻りませんね」
触手によって思考が操られ、サクたんにとって最高の理想郷にいると思わされている。他にも、この階層にいた魔物たちは全て幻獣に操られていた。
やれやれと溜息を吐きながら、リリーはスカートの中からロケランとチェーンソーを取り出す。
「夕方五時からアニメのリアタイしなきゃいけないので、瞬殺しますわよ。ルハ、逃げようとすんじゃねぇですわ」
「うぇ……た、確かにさくたには恩があるけど、幽霊怖いもん……!」
「はぁ……仕方ありませんね。うなぴ、緊急事態ですので協力を」
ブーッとスマホが震えると同時にそこから電子鰻のうなぴが飛び出し、ルハの額から頭に侵入した。
うなぴが行ったのは二つ、ルハにある幽霊に対する恐怖心の払拭。そして、咲太への思いの増長だ。
「気分はいかがですの?」
「……わたしのさくたを返してもらう。アイツ殺す……!!!」
「その意気ですわ~! さぁさぁ、ウオカゲも協力してくださいまし!」
『ガァア……!!』
影の中を泳いでいた潜影鮫のウオカゲは影をリリーに纏わせ、鮮やかでキラキラとしていた服を漆黒のドレスへと変貌させる。
「わたしも……。力を貸して、〝心鳴憑異〟――【幻蒼焔】!」
腰に携えている小太刀を鞘から抜刀し、誰かに問いかける。
ルハの耳元にあるヒラヒラとしていた桃色の外鰓は青い炎が立ち上がり、小太刀にも炎が纏った。
:鬼カッケえええ! このまま逆らう奴ら全員ぶっ飛ばしてこーぜ!
:ダークネスお嬢様にジョブチェンジだw
:ルハちゃんこんなに成長して……
:愉快な戦闘の始まりだッ!
:サクたんは任せた
触ることのできない触手を動かす幻獣。他にもこの階層にいた危険度が高い魔物たちの大群。
一見多勢に無勢に見えるが、こちらは少数精鋭の高火力部隊であった。
「テメェら全員塵芥に帰して差し上げますわ~~!!」
「ターゲットを排除する……!」
『ポッ、ポ、ポポポ!!』
『『ヴ、ォ、オ゛オ゛オ゛……!!!』』
戦いの火蓋は、切って落とされた。
621
お気に入りに追加
3,287
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
邪神だけど生贄の女の子が可哀想だったから一緒にスローライフしてみた
海夏世もみじ
ファンタジー
小さな村で凶作が起き、村人たちは「忌み子」として迫害している少女を邪神に差し出し、生贄にすることにした。
しかし邪神はなんと、その少女を食わずに共に最高のスローライフをすることを決意した。畑や牧場、理想のツリーハウスなど、生贄と一緒に楽しみまくる!
最強の邪神と生贄少女のまったりほのぼのスローライフ開幕ッ!
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」
授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。
途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。
ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。
駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。
しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。
毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。
翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。
使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった!
一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。
その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。
この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。
次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。
悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。
ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった!
<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
性欲排泄欲処理系メイド 〜三大欲求、全部満たします〜
mm
ファンタジー
私はメイドのさおり。今日からある男性のメイドをすることになったんだけど…業務内容は「全般のお世話」。トイレもお風呂も、性欲も!?
※スカトロ表現多数あり
※作者が描きたいことを書いてるだけなので同じような内容が続くことがあります
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
元探索者のおじいちゃん〜孫にせがまれてダンジョン配信を始めたんじゃが、軟弱な若造を叱りつけたらバズりおったわい〜
伊藤ほほほ
ファンタジー
夏休み。それは、最愛の孫『麻奈』がやって来る至福の期間。
麻奈は小学二年生。ダンジョン配信なるものがクラスで流行っているらしい。
探索者がモンスターを倒す様子を見て盛り上がるのだとか。
「おじいちゃん、元探索者なんでしょ? ダンジョン配信してよ!」
孫にせがまれては断れない。元探索者の『工藤源二』は、三十年ぶりにダンジョンへと向かう。
「これがスライムの倒し方じゃ!」
現在の常識とは異なる源二のダンジョン攻略が、探索者業界に革命を巻き起こす。
たまたま出会った迷惑系配信者への説教が注目を集め、
インターネット掲示板が源二の話題で持ちきりになる。
自由奔放なおじいちゃんらしい人柄もあってか、様々な要因が積み重なり、チャンネル登録者数が初日で七万人を超えるほどの人気配信者となってしまう。
世間を騒がせるほどにバズってしまうのだった。
今日も源二は愛車の軽トラックを走らせ、ダンジョンへと向かう。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。