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第26話
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シアンを引きずり出し、無事になんの被害もなく救出することができたのだが……。
「い、いや~、なんとかなってよかったな!」
『…………』
「魔王もこんなダンジョン作るとはなかなかやるなぁ……」
『…………』
沈黙。さっきから何を話しかけともずっとうつむきながら僕についてくる人形のようになってしまったのだ。
流石に尻を叩くのはまずかったか? 女の子だし、僕の配慮が足りていなかったのかもしれない。
そうこうしているうちに、どんどんとダンジョンの奥深くまで行き、とうとうラストの層まで来ていた。
「中々歯ごたえのあるダンジョンだったな。途中、即死トラップがあって少し焦ったが」
ダンジョンの最下層には決まってダンジョンボスというのが存在する。そいつを倒せばダンジョンコアを破壊できるし、お宝も隠し持っていたりする。
ここでもシアンに戦わせたいのだが……今はそれどころじゃあないのかもしれないな。
「あの……ごめん、シアン。ついついお尻叩いたりしちゃって。言い訳がましいかもしれないけど、お前の無事が確認できて安心したらさ……。怒らせちゃってほんとごめん」
『……! ち、違うんですっ!!』
瞬間、シアンが勢いよく否定をしてきた。
そして僕の前に立ち、耳を疑うような告白をしてきたのだ。
『先ほどお尻を叩かれて、自分の気持ちに気がついたんです……。
ボクは褒めると伸びるタイプです。けど師匠には、褒めてもらうより逆のことをされる方が嬉しかったんです!』
「……ん?」
『ボクはどうやら――師匠に虐められる方が好きみたいです!!!』
何を、言っているんだ? シアンはさっきから何を口走っている??
思考が追いつかず、頭の上でぐるぐるとロードのアイコンが回っていた。何にも理解できないまま、シアンはさらに言葉を連ねる。
『最初はビリビリさせられるがキツかったですが、次第に気持ちよくなって下半身がなぜかいつもよりぐちょぐちょになりました。あと舌打ちされた時もお腹がキュンとしてとても良かったです! 極め付けにさっきのは……ほんとに、良かったです♡』
「え、と……え……?」
なんとも純粋無垢な様子でツラツラと思い出を振り返っているが、次第に目がハートになってはぁはぁと荒い息を漏らし始めていた。
僕は事の大きさに気づき始め、ダラダラと汗が垂れ始める。
(ま、まずい……。人々の期待を背負い、世界を救うために魔王討伐を心掛ける勇者を僕は……――ドMにしてしまったっ!!!)
もう綺麗なシアンは姿を消してしまった……というか、僕が排除してしまった!
これどうしよう。幸いにも勇者パーティーはまだ一人もいないらしいが、様子が変わった街の人々はどう思うのだろうか。
……ダメだ、胃がキリキリしてきた。
魔術で記憶を改竄するか? いや、体が覚えてそうだからダメだ。体からも作り変えるとか思っても、スライムの体は単純そうで複雑だからな……。
あれ? 詰んでないか?
『えへ、えへへ♡ こんなにも気分を良くしてくれる師匠は流石です♡ ですが師匠~、ボクって悪い子ですよね? お仕置き欲しいなぁとか思っちゃったり……♡♡』
「ちょ、シアン! 待つんだ!」
シアンの不定形なドロドロの体は僕に纏わり付いてきて、『絶対に逃さない』という強い意志を感じる。
思いっきり力を込めて離れようとしても、とてつもない締め付けと弾力が邪魔をして無理だった。
並大抵の締め付けや拘束なんかは、例え物理だろうが魔術であろうが七割の力を出せば脱出できた。
しかし、抜け出せない。昨日よりも明らかに異常だ。シアンの体が何かおかしい。
『師匠……♡』
次の瞬間、「ドンッ!」と奥から何かが落ちてくる音が聞こえてきた。するとそこには、黒くて歪な形をした、不可解な存在がそこにはいた。
『d#6なまjm@ぽぽ64@mp』
「なんだアレ。キモいな……」
なんか黒くてキモいやつが現れた。
僕だったら普通に勝てると思うが、今この状況で不意打ちされたら流石にまずいというくらいの強さと見た。
魔王が手を込めて作っただけのダンジョンゆえに、ダンジョンボスもかなり強い個体のようだ。
「ほ、ほらシアン! ダンジョンボスが現れたからなんとかしないといけないぞ!」
『……そうですね。……ボクたちの邪魔、しないでください』
――キンッ。
『ァ――』
「えっ」
黒い存在は、一瞬だけ耳に響く斬撃音がした数秒後に真っ二つに裂かれて地に伏した。それだけではなく、奥のダンジョンの壁に深い傷跡が残っている。
シアンを見ると、少し苛ついた顔をしており、片腕が巨大な鉈の形になっていた。
(シアンが一瞬で倒した……!? つい昨日、弱体化された邪竜をやっと倒せるくらいになったシアンだ。今の黒いやつは邪竜の数十倍くらいの強さはあったと思うんだが……)
明らかに異常なシアンについて、一つの説が僕の頭に浮かんできた。
今の今までシアンは勇者として人間らしく、理性的に生きてきた。魔物の部分を抑え、力を抑えて……。だが僕が本能的な喜びを教えたことによって魔物の部分も覚醒。力も覚醒……と言った具合だろうか。
兎にも角にも、強くなってくれてよかったよかった……ってなるわけがない!
イアや僕に並ぶ力を持つシアンに迫られたら、全力で抵抗しなければいけなくなったということだ!
『はぁ♡ はぁ♡ えへへ、邪魔者はいなくなりましたね、師匠♡♡』
いやー、あっはっは!
まっ……ずい……ッ!!
「い、いや~、なんとかなってよかったな!」
『…………』
「魔王もこんなダンジョン作るとはなかなかやるなぁ……」
『…………』
沈黙。さっきから何を話しかけともずっとうつむきながら僕についてくる人形のようになってしまったのだ。
流石に尻を叩くのはまずかったか? 女の子だし、僕の配慮が足りていなかったのかもしれない。
そうこうしているうちに、どんどんとダンジョンの奥深くまで行き、とうとうラストの層まで来ていた。
「中々歯ごたえのあるダンジョンだったな。途中、即死トラップがあって少し焦ったが」
ダンジョンの最下層には決まってダンジョンボスというのが存在する。そいつを倒せばダンジョンコアを破壊できるし、お宝も隠し持っていたりする。
ここでもシアンに戦わせたいのだが……今はそれどころじゃあないのかもしれないな。
「あの……ごめん、シアン。ついついお尻叩いたりしちゃって。言い訳がましいかもしれないけど、お前の無事が確認できて安心したらさ……。怒らせちゃってほんとごめん」
『……! ち、違うんですっ!!』
瞬間、シアンが勢いよく否定をしてきた。
そして僕の前に立ち、耳を疑うような告白をしてきたのだ。
『先ほどお尻を叩かれて、自分の気持ちに気がついたんです……。
ボクは褒めると伸びるタイプです。けど師匠には、褒めてもらうより逆のことをされる方が嬉しかったんです!』
「……ん?」
『ボクはどうやら――師匠に虐められる方が好きみたいです!!!』
何を、言っているんだ? シアンはさっきから何を口走っている??
思考が追いつかず、頭の上でぐるぐるとロードのアイコンが回っていた。何にも理解できないまま、シアンはさらに言葉を連ねる。
『最初はビリビリさせられるがキツかったですが、次第に気持ちよくなって下半身がなぜかいつもよりぐちょぐちょになりました。あと舌打ちされた時もお腹がキュンとしてとても良かったです! 極め付けにさっきのは……ほんとに、良かったです♡』
「え、と……え……?」
なんとも純粋無垢な様子でツラツラと思い出を振り返っているが、次第に目がハートになってはぁはぁと荒い息を漏らし始めていた。
僕は事の大きさに気づき始め、ダラダラと汗が垂れ始める。
(ま、まずい……。人々の期待を背負い、世界を救うために魔王討伐を心掛ける勇者を僕は……――ドMにしてしまったっ!!!)
もう綺麗なシアンは姿を消してしまった……というか、僕が排除してしまった!
これどうしよう。幸いにも勇者パーティーはまだ一人もいないらしいが、様子が変わった街の人々はどう思うのだろうか。
……ダメだ、胃がキリキリしてきた。
魔術で記憶を改竄するか? いや、体が覚えてそうだからダメだ。体からも作り変えるとか思っても、スライムの体は単純そうで複雑だからな……。
あれ? 詰んでないか?
『えへ、えへへ♡ こんなにも気分を良くしてくれる師匠は流石です♡ ですが師匠~、ボクって悪い子ですよね? お仕置き欲しいなぁとか思っちゃったり……♡♡』
「ちょ、シアン! 待つんだ!」
シアンの不定形なドロドロの体は僕に纏わり付いてきて、『絶対に逃さない』という強い意志を感じる。
思いっきり力を込めて離れようとしても、とてつもない締め付けと弾力が邪魔をして無理だった。
並大抵の締め付けや拘束なんかは、例え物理だろうが魔術であろうが七割の力を出せば脱出できた。
しかし、抜け出せない。昨日よりも明らかに異常だ。シアンの体が何かおかしい。
『師匠……♡』
次の瞬間、「ドンッ!」と奥から何かが落ちてくる音が聞こえてきた。するとそこには、黒くて歪な形をした、不可解な存在がそこにはいた。
『d#6なまjm@ぽぽ64@mp』
「なんだアレ。キモいな……」
なんか黒くてキモいやつが現れた。
僕だったら普通に勝てると思うが、今この状況で不意打ちされたら流石にまずいというくらいの強さと見た。
魔王が手を込めて作っただけのダンジョンゆえに、ダンジョンボスもかなり強い個体のようだ。
「ほ、ほらシアン! ダンジョンボスが現れたからなんとかしないといけないぞ!」
『……そうですね。……ボクたちの邪魔、しないでください』
――キンッ。
『ァ――』
「えっ」
黒い存在は、一瞬だけ耳に響く斬撃音がした数秒後に真っ二つに裂かれて地に伏した。それだけではなく、奥のダンジョンの壁に深い傷跡が残っている。
シアンを見ると、少し苛ついた顔をしており、片腕が巨大な鉈の形になっていた。
(シアンが一瞬で倒した……!? つい昨日、弱体化された邪竜をやっと倒せるくらいになったシアンだ。今の黒いやつは邪竜の数十倍くらいの強さはあったと思うんだが……)
明らかに異常なシアンについて、一つの説が僕の頭に浮かんできた。
今の今までシアンは勇者として人間らしく、理性的に生きてきた。魔物の部分を抑え、力を抑えて……。だが僕が本能的な喜びを教えたことによって魔物の部分も覚醒。力も覚醒……と言った具合だろうか。
兎にも角にも、強くなってくれてよかったよかった……ってなるわけがない!
イアや僕に並ぶ力を持つシアンに迫られたら、全力で抵抗しなければいけなくなったということだ!
『はぁ♡ はぁ♡ えへへ、邪魔者はいなくなりましたね、師匠♡♡』
いやー、あっはっは!
まっ……ずい……ッ!!
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