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偉人たち
しおりを挟むある偉大な宗教家、そして偉大な科学者、偉大な芸術家、偉大な政治家、
過去、生きた天才的な彼らが、現代に復活した。
「・・っ!あなたは・・!!」
「いかにも。私が●●だ」
「そして後ろの方も・・!!」
「そう、私は●●」
「うぉおおお!!すげぇえええ!!」
民は彼らを見て、人類の救世主だと思った。祭り上げ、そして偉人本人たちもまんざらではなかった。
ナンカコウ、、ふわっとした何か奇跡みたいなのが起こり起きたこの復活。
人格ができた性格のいい善人の彼らは、もう一度人類を救おうと全員が思ったのだ。
「さて、とりあえず、今は何が問題なのか・・それから教えてもらおうか」
「はい!!今は●●が問題で・・、あと●●も社会問題になっています!!」
人々は現在、問題となっている社会問題を上げた。
病魔、科学的な問題、エネルギー問題、政治問題、犯罪、、
それらは解決が困難となっているものだったが、彼らの知能とカリスマ性、そして精神性ならば十分解決できる問題だった。
だが、ある時である。
一つの問題を一人の宗教家が驚いて尋ねた。
「ん?いや待て?!●●教が問題になっているだと?!」
「は、はい」
その宗教は、現在でかなりの信者が大量にいたが、しかし、その教義を逆手に取り、犯罪が多発しているのである。
そしてその尋ねた宗教家は、その宗教の始祖だったのだ。
そして、またある科学者も驚いた。
「●●が兵器に利用されているだと・・?!」
そう、それは画期的なエネルギー開発のための技術のはずだったが、使い方も間違えれば毒となる。
それによって何億人もの犠牲者を出したことさえある悪魔の兵器だった。
「・・・・」
それぞれの偉人がかつて世界に残してきたものが、今この世界を苦しめていた。
底知れぬ人の闇に、偉人たちは重く受け止めた。
「・・分かった責任を持って、これらの問題は私たちが解決しよう」
「あ、ありがとうございます!!」
そして、数十年後、この世界は、少数の偉人による圧倒的な暴力によって統治されることとなった。
解決するためにどんな素晴らしい科学や教えを残したとしても、それを悪用されるという懸念が彼らにはあった。
話しても分からないならば、、殴って分からせるしかない。
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