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再生数のばす
しおりを挟むゲーム実況しようZE
「じゃーゲームしまーす」
「はーい!!」
俺たちはチームでゲーム実況している。
それによって広告収入を得ようという算段だ。
この時代の社会は割と人でなしだ。人の命をお金としてみている節がある。
まあ、昔はそうでもなかったらしいから、この時代の流れも一時的なものなのだろう。しかし今に生きる僕らにとっては切実な問題だ。
ゆえにそうやって今から学生のうちに知名度を上げておこうという算なのである。まあ、俗にいうYouTubeみたいなものだ。
しかし、問題に直面していた。
「全然再生数上がらないな・」
売り手が飽和しているのか、昔ならばランキング入りしていたであろう実況も、あまり再生数が伸びないのである。
やばい、やるきが・・・チームの雰囲気も徐々に不安になっていく。
それも、力を入れて取った動画が伸びず、手抜きをした動画が一番伸びているのだ。まあそれも1000再生か、二桁再生かの違いであるが。
そんな時、メンバーの一人、チームのブレイン、ヤスがあることに気が付いたのだ。
「もしかして・・」
「なにか気が付いたのか?!ヤス!!」
「みんあ、僕の言う通りに次の動画を上げてほしい」
「わかったぜ!」
そして彼の言う通りにした動画が予測通り、1000再生をいともたやすく到達していたのだ。
「これはいったい・・」
「こんなことだけで・・」
そう、僕は先日、彼らにこういったのだ。
「BLだ」
「びーえる?」
「同性愛のことだ。そう、今BLが来ているんだよ!!」
一般的に見て複数人動画実況が再生数が伸びやすいのは、つまりはそういうことだったのである。
優秀な視聴者層である腐女子を連れるということなのだ。見てみると過去の動画もやたらホモホモしい動画が軒並み再生数を伸ばしているのである。
それも当然だろう。ホモとは古き良き文化、なんか戦国時代とかの武将はほぼすべてホモだと言ってよいのだ。そのくらい根付いた文化を踏襲することができるというのは、やはりアドバンテージになろう。
「なるほど、やはりお前の言う通りだ」
「ホモってすげぇ!!」
というわけで僕たちの動画はそんな風になったのだった。
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