53 / 90
クワリとくまの娘、負けたらエロ展開というお約束!
しおりを挟むその日、ヤミー、クワリ、ジウの三人組冒険者は、師匠のリドリーと別れるとリーダーのヤミーが言ったのだった。
「今日はダンジョンへの道を挑戦したいと思う。」
「なん、、ですって、、?」
「いいですともぞー!」
「そろそろ良いと思うんだ。あれからようやくマンドラゴラの捕獲確率も上がってきたし」
そう、彼らのスターテスは徐々に上昇していたのだった。その理由は体幹を知らずに鍛えるようなトレーニング性、入眠前の半分リラックスした状態での訓練、そして彼らのリビドーによるものが主な原因ではあるが、ともかく強くなっていたのだ。
そして、スターテスの上がった彼らは当然マンドラゴラの動きにも徐々に慣れ始めていたのだ。
「そうよね!そろそろマンドラゴラや雑魚相手も飽きてきた頃だし!」
「それじゃあ決まりだな!」
「てすぞー!」
というわけで、行くことになった。
そして数時間後、彼らは件の場所を敵とエンカウントしつつ進んでいたのだが、、
「拍子抜けするほど弱いわね、、」
「そうだな。師匠のおかげで俺達はパワーアップした。さらにマンドラゴラのおかげでスピードまで」
「まさか、、私達のほうが強くなっているというの!?」
「ああ。だが気をつけろ!前回もほとんどの敵は倒せなくはなかった。だが初見殺し的な敵と遭遇したのが前回の失敗!」
「あのドリアードね!」
「あの時は油断してつるに拘束されたのが敗因!つまり素早さが上がった俺らが注意して進めば対応可能!」
「なるほどー!さえてる!さすがー!」
「クク、それほどでもない」
「つまりたまにえっちいボスとエンカウントするかもということてすな?ぐふふ」
「まあ、、、だいたいそういうことだな」
とまあ一人合わないメンバーとともに進んていく。
そしてついに、、
「あっけなくダンジョンまでたどり着いたな、、」
以前女オークの魔の手に掛かったドリアードたちが退散していたことにより、奇跡的にたどり着いたのであった。
「これがダンジョン、、!初めて見た、、!」
「ダンジョンは進むほど敵が強くなったり色々なギミックがあるらしいわよ!」
「ああ!ワクワクするぜ!」
「セックスハックもののエロゲーでお馴染みですな!吾輩も股間が熱くなってきましたぞー!」
「ああ、、うん、お前らしいな!」
とまあ、テンションが上がった三人組は中には入りワープ石を確認して進むのだった。
「早速分かれ道ですな!」
「こういうときは右手に手をつけばかならずゴールにつくって本に書いてあった!」
「さすがヤミー君!」
「いや。まて。違う本には右足が長いから左に曲がりやすい。つまり右が正解という話もある、、!」
「どっちなの?!」
「つまり両方右のシグナルが出てるから右の確率が高いというわけだ!だがゼッタイではないから注意しろ!」
「分かったわー!」
とそんな初心者にありがちな会話をしていた時だった。
ピタピタピタ。
「おや?」
なにやら足音が聞こえたのだった。最初に気がついたのは右手の通路に近かったクワリである。
「モンスターですか?!」
クワリは杖を構えたのだが、
「、、!」
彼は驚いた。
姿を表したのは頭に小さな耳を生やした何らかの獣人と思しき少女である。
それも美少女であり小柄。そのロリ身長に対して胸はアンバランスに豊満であり完全にストライクゾーンである。
そしてなにより重要なのが、、
「美しい、、!」
全裸なのだった。
美しい手足、そして恥部。おっぱい。獣人は大体が毛深いものだが、毛など見当たらないツルツルの肌。
完全に虜になっていたクワリであった。外見上しかし他二名は何かおかしいと感じた。
「なんだこいつ、、大丈夫なのか?!」
そう、彼女もこちらを見つめていた。それが妙なのだった。
「あの目つき、、!そして表情、、!まるでお腹を空かせた獣だ、、!」
彼女はヨダレをたらし口の中から八重歯を覗かせていたのだ。そしてその歩き方もなにやら生まれたての子鹿のようにふらふらしている。
「クワリ!この少女、到底迷い込んだやつとは思えん!」
だがその言葉は彼には届いてなかったのだ。
「おっぱい、、!おまんこ、、!」
ブツブツとつぶやくクワリ。彼はまだ心の何処かで甘えていたのかもしれない。それは過去にやったゲーム、そして先日のドリアードの件など要因があったのであろう。
つまりエロい目に合うだけなので、負けても平気。それが油断を招いたのだった。
少女は突如駆けた!
「!!」
その速度に油断していた彼は反応できない。
そしてむんずと常人ならざるパワーで抱えて走り去ったのだった。
「なぬー!?」
「なっ、、!」
「魔法を、、!」
ジウは魔法を放とうとしたが、彼女が使う魔法は詠唱魔法。一応初級なら普通のものも撃てるが使い慣れてなく到底間に合うわけもない。
故に一瞬遅れて彼らは走って追いつこうとするが、ダンジョンに出た時には茂みの一部が揺れているのを見るだけだった。
「くそっ、、!大事な仲間が、、!」
「どうするヤミー君、、!」
そう、痕跡は残っている。危険なモンスターとの遭遇さえしなければ追いつくことも可能かもしれない。
「もちろん行くしかない!仲間を見捨てていくなんてドラゴンスレイヤーのやることじゃない!」
「さすがヤミー君!あなたならそう言うと思ったわ!もし見つからなくても私がいるから大丈夫!慰めたげる!」
そんな下心が透けて見えることをいう彼女だったが、ともかく彼らは追跡を開始したのだった。
ーー
そしてクワリは連れ去られている途中、あっけにとられているものの次第に抵抗をやめたのだった。
そう、彼はこれがなんなのか理解していた。
一度場数を踏んだエロゲーマー。それも負けたらエロい目に合うゲームの愛好者なら肌感覚で分かるこの展開、、!そう。
「逆レイプですか、、大したものですね。理性を拔いたこの表情は、見たところ性欲が窮めて高いらしく、それだけで発情だと分かる玄人もいるくらいですぞ。それにこのあせばんだ肌。これも体がエロを求めて熱を帯びており、全裸と合わせて排熱効率もいい。それにしてもレイプ直前というのにこの運動は、驚異的な体力と言う他ないですぞ」
そんな読みは見事に当たっており、ある程度開けた場所に出た彼女は乱暴に彼のズボンをやぶき始めたのだった。
「フッ、やはりですか、、何やら乱暴そうな子なのでリジェネ魔法をかけておきますか!」
そしてされるがままになるクワリ。無抵抗であろうとなかろうとそれは常人には耐えられないプレイであった。しかしこの世界のリジェネは文字通り怪我が治っていくタイプのものなので耐えられたのだ。
そしてしばらくしてヤミーとジウが追いついた時、獣人と思しき彼女はある程度満足したのかクワリをおいて俊敏に去っていったのだった。
そして、、
「大丈夫か!?」
「ふふふ。なんとかですぞ、、!」
達成感とともに彼は答えたのだった。
ーー
リドリー視点
あれから俺達はギルドに行ってクエスト達成の報酬を受け取った。
「こんなに、、!?」
それはわずか数日のものにしては多すぎるものだった。
「ああ。これは元々一ヶ月くらいを想定していたし、危険が伴うかもしれないからな」
さすが公式依頼は旨味があるな。たんまり蓄えているだけはある。
まあその後、三人と約束をして解散しておっぱい→稽古→触手修行のルーチンワークして翌日また三人と合流した。
「さあ、今日は案内してもらいますよ!そして今日こそサキュバス型ドリアードの村で調査ですっ!」
「ああ、いいけど。その口ぶりだと位置はわかってるのか?」
「ええ。ですが結界のせいでアナタは入れて私は入れないのですっ!調べれば解除も可能でしょうがね!それよりもあなたについていけば時短かなと思いまして!」
「んー?」
何かこいつ、この口ぶり。もしかして俺が行き来してたのを追跡していたのか?なんでそんなことまでして、、まさか、、
「お前レズの気とかないよな?」
「え?なんのことですか?!」
「だって俺の実家に興味持つとか色々と怪しいぞ?」
「はぁ?だからそれは魔王を探す手がかりを少しでも増やすためで!」
しらばっくれる気か!!やはりレズは信用できぬ!!
まあそんな感じでシマに一抹の不安を覚えつつ、やはり仲良く出かけるのが楽しかったので俺たちは出発したのだった。
それについでにあの自称魔王が言っていたことが本当か試したいしな。
実家からダンジョンは近い方だ。実家で彼女たちがレズの被害にあっている間、ダンジョンの最下層に寄るつもりだ。
そして魔王のことはシマには言ってない。それをしたらもしかしたらシマがあいつを倒すとか言いそうだしな。多分違うだろうし。あっはっはっは。
それに期待しているのだ。修行とやらの効果に。やはりチートものにはこういう展開がつきものだしな。ふふふ。
0
お気に入りに追加
192
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~
トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。
こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる